端末価格51,000円。通信料セットでの分割払いも
VAIOと日本通信、Android 5.0のSIMフリースマホ「VAIO Phone」
VAIOと日本通信(JCI)は、Android 5.0を搭載したSIMフリースマートフォン「VAIO Phone」を近日発売する。価格については、端末のみ一括の場合と、音声通話および通信料を合わせた下記の3通りを用意している。
■端末一括購入:51,000円(税抜)
■端末24回分割払い:
・音声通話+上限なし高速定額プランと合わせて月額3,980円(税抜)
・音声通話+1GBのライトプランと合わせて月額2,980円(税抜)
※いずれも日本通信が運営するbマーケットでの価格
ディスプレイは5インチのHD解像度で、カメラ画素数はメインカメラが13メガ、サブカメラが5メガ。CPUはクワッドコアの1.2GHzで、内蔵メモリは16GB、RAMが2GB、バッテリー容量は2,500mAh。SIMサイズはマイクロSIMで、テザリングにも対応している。
端末の製造元は日本通信で、VAIOがデザインを監修。黒を基調としたシンプルなデザインによって、ビジネスにもプライベートにもフィットするよう意識したという。
日本通信では、端末との同時申し込みでないと購入できないVAIO Phone専用SIMを用意。上記のように通信料金と端末本体代金をセットにした分割支払いプランを用意しており、音声通話がセットになった月額1,980円の定額接続し放題プラン、もしくは月額980円の1GB通信プランが利用できる。なお、VAIO専用SIMと銘打っているが、もちろん他社MVNOでのSIMでも端末を利用可能。また、VAIO専用SIMを他社製端末に挿して利用することもできる。
独自アプリなどはプリインストールされておらず、AV機能ではハイレゾなどにも非対応というシンプルな構成を採用。赤外線通信やワンセグなどのフィーチャーフォン機能も搭載していない。「通信との組み合わせなどトータルパッケージで考えた場合に、スマートフォンの本質機能に絞ったミニマルなデザインコンセプトを採用した」(VAIO 執行役員 花里隆志氏)という。
日本通信代表取締役社長の三田聖二氏は、VAIO Phoneを“プレミアムスマートフォン”だと表現。「iPhoneは世界ナンバーワンの通信機器という評価を集めている。しかし、十分アップルに対抗できるブランドがある。それがVAIOだ」と述べた。
また、日本通信代表取締役副社長の福田尚久氏は、現在のSIMフリースマートフォン市場について「ブランド力の低いメーカーの低スペックな端末か、高スペックのものも日本メーカーの型落ちモデルなど、仕方なく端末を選ぶしかないような状況にある」とコメント。「野球に例えれば、ストライクゾーンど真ん中がすっぽり開いているような状況だ。そこに向けて直球を投げて勝負しようという端末だ」と言葉を続けた。
なお、発表会に出席したメディアからは「SIMフリースマホの現在のストライクゾーンは3万円台だと思う。5万円という価格の付加価値をどこに見出しているのか」という質問も出た。この点については「通信費も含めたトータルコストを見てもらいたい」と述べ、「3万円台の端末と通信費をセットにして考えた場合、同等か割安なくらいのレベルだ」とコメントした。
福田氏はまた、「今年の5月にSIMロック解除が義務化されるが、実はMVNOとともに、総務省では3G携帯が登場した頃の2000年の時点で将来に向けた議論のテーマになっていた」ともコメント。「大手キャリアがネットワークも端末も販売も垂直統合型で提供するような状況だけでは、今でいうIOTのような世界を盛り上げていくことは難しい。様々なプレーヤーが参入してみんなで盛り上げていくために、当時からすでにSIMフリーとMVNOの概念が議論されていた」と続ける。
そして「SIMロック解除の義務化によって、端末とSIMそれぞれの市場で競争が起こる。SIM市場については我々が切り開いてきて、様々な選択肢が今は広がっている。しかし端末市場は実はまだ競争らしい競争になっていない」と、VAIO Phone投入の背景を説明した。
そのほか、ソニーブランドのXperiaが存在するスマートフォン市場にVAIOが参入することに対しては「ガチに戦う気は基本的にあまりない」(VAIO 代表取締役社長関取氏)とコメント。「ソニーとしてはキャリア向け端末が主戦場。そこで競合するというつもりはない。新たな部分で日本通信と協業していければと思っている」とした。
■端末一括購入:51,000円(税抜)
■端末24回分割払い:
・音声通話+上限なし高速定額プランと合わせて月額3,980円(税抜)
・音声通話+1GBのライトプランと合わせて月額2,980円(税抜)
※いずれも日本通信が運営するbマーケットでの価格
ディスプレイは5インチのHD解像度で、カメラ画素数はメインカメラが13メガ、サブカメラが5メガ。CPUはクワッドコアの1.2GHzで、内蔵メモリは16GB、RAMが2GB、バッテリー容量は2,500mAh。SIMサイズはマイクロSIMで、テザリングにも対応している。
端末の製造元は日本通信で、VAIOがデザインを監修。黒を基調としたシンプルなデザインによって、ビジネスにもプライベートにもフィットするよう意識したという。
日本通信では、端末との同時申し込みでないと購入できないVAIO Phone専用SIMを用意。上記のように通信料金と端末本体代金をセットにした分割支払いプランを用意しており、音声通話がセットになった月額1,980円の定額接続し放題プラン、もしくは月額980円の1GB通信プランが利用できる。なお、VAIO専用SIMと銘打っているが、もちろん他社MVNOでのSIMでも端末を利用可能。また、VAIO専用SIMを他社製端末に挿して利用することもできる。
独自アプリなどはプリインストールされておらず、AV機能ではハイレゾなどにも非対応というシンプルな構成を採用。赤外線通信やワンセグなどのフィーチャーフォン機能も搭載していない。「通信との組み合わせなどトータルパッケージで考えた場合に、スマートフォンの本質機能に絞ったミニマルなデザインコンセプトを採用した」(VAIO 執行役員 花里隆志氏)という。
日本通信代表取締役社長の三田聖二氏は、VAIO Phoneを“プレミアムスマートフォン”だと表現。「iPhoneは世界ナンバーワンの通信機器という評価を集めている。しかし、十分アップルに対抗できるブランドがある。それがVAIOだ」と述べた。
また、日本通信代表取締役副社長の福田尚久氏は、現在のSIMフリースマートフォン市場について「ブランド力の低いメーカーの低スペックな端末か、高スペックのものも日本メーカーの型落ちモデルなど、仕方なく端末を選ぶしかないような状況にある」とコメント。「野球に例えれば、ストライクゾーンど真ん中がすっぽり開いているような状況だ。そこに向けて直球を投げて勝負しようという端末だ」と言葉を続けた。
なお、発表会に出席したメディアからは「SIMフリースマホの現在のストライクゾーンは3万円台だと思う。5万円という価格の付加価値をどこに見出しているのか」という質問も出た。この点については「通信費も含めたトータルコストを見てもらいたい」と述べ、「3万円台の端末と通信費をセットにして考えた場合、同等か割安なくらいのレベルだ」とコメントした。
福田氏はまた、「今年の5月にSIMロック解除が義務化されるが、実はMVNOとともに、総務省では3G携帯が登場した頃の2000年の時点で将来に向けた議論のテーマになっていた」ともコメント。「大手キャリアがネットワークも端末も販売も垂直統合型で提供するような状況だけでは、今でいうIOTのような世界を盛り上げていくことは難しい。様々なプレーヤーが参入してみんなで盛り上げていくために、当時からすでにSIMフリーとMVNOの概念が議論されていた」と続ける。
そして「SIMロック解除の義務化によって、端末とSIMそれぞれの市場で競争が起こる。SIM市場については我々が切り開いてきて、様々な選択肢が今は広がっている。しかし端末市場は実はまだ競争らしい競争になっていない」と、VAIO Phone投入の背景を説明した。
そのほか、ソニーブランドのXperiaが存在するスマートフォン市場にVAIOが参入することに対しては「ガチに戦う気は基本的にあまりない」(VAIO 代表取締役社長関取氏)とコメント。「ソニーとしてはキャリア向け端末が主戦場。そこで競合するというつもりはない。新たな部分で日本通信と協業していければと思っている」とした。