HOME > ニュース > <MWC>ソニー、ハイレゾ再生を強化した「Xperia Z4 Tablet」 ‐ LDACにも対応

USB/イヤホン両方で192kHz/24bit対応。DSD再生も

<MWC>ソニー、ハイレゾ再生を強化した「Xperia Z4 Tablet」 ‐ LDACにも対応

公開日 2015/03/02 17:26 山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
3月2日からスペイン・バルセロナで開幕した世界最大のモバイル関連の見本市「MWC(Mobile World Congress) 2015」に出展するソニーモバイルが、Android 5.0を搭載するタブレット「Xperia Z4 Tablet」を発表した。

「Xperia Z4 Tablet」のホワイトモデル

■世界最薄・最軽量の10.1型Androidタブレット

同社の新しいフラグシップモデルとなる本機は、LTE/3GモデルとWi-Fiモデルが、日本を含む世界各地域で6月から発売される予定だ。現時点で価格の発表は行われなかった。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。

カラバリにはブラックも登場

ソニーは昨年のMWC 2014で「Xperia Z2 Tablet」を発表したが、10インチ台のXperiaタブレットのフラグシップモデルが1年ぶりにリニューアルされることになる。発表するのは、昨年のMWCで発表された「Xperia Z2 Tablet」以来。10.1型のタブレットとして、世界最薄・最軽量を実現しており、質量はWi-Fiモデルが389g、LTE/3Gモデルが393gとZ2よりも軽量化されている。本体の厚さもZ2の6.4mmから、Z4では6.1mmへとさらに薄型化された。ベゼル幅が縮小されたため、Z2と同じ10.1型の画面サイズながら、本体がよりコンパクトになっている。フレームは現行のフラグシップスマートフォン「Xperia Z3」のように滑らかな曲線を活かしたフォルムとして持ちやすさを高めた。四つのコーナーにはステンレス製のパーツを配置して剛性も高められている。

Z2 Tablet(写真左)とのサイズ比較。ベゼルが峡額化され、本体サイズもよりコンパクトになった

フレームのデザインはZ2(写真左)と比べて柔らかなラウンドフォルムに変更された

OSはAndroid 5.0。CPUはクアルコム「Snapdragon 810」シリーズの64bitオクタコアプロセッサーが搭載されている。メインメモリーの容量はZ2から変更なしの3GB。内蔵する記憶媒体は32GBのeMMCで、側面にはmicroSDメモリーカードスロットを設けている。

6.1mmの薄型化を実現

側面にmicroSD、SIMカードスロットを搭載する

■液晶を高画質化。ハイレゾ対応も強化を図った

液晶ディスプレイのサイズは10.1型とZ2から変わっていないが、解像度がZ2のWUXGA(1,920×1,200)から、Z4ではWQXGA(2,560×1,600)に上がり、TFT方式からIPS方式に変更されるなど高画質化を図った。ソニーの超解像技術「X-Reality for mobile」や「トリルミナスディスプレイ for mobile」、バックライトLEDの改良によって明るく高精細な表示を実現する「LiveColour LED」を搭載した点はZ2以降の製品から継承している。パネルの色域はsRGB 130%をカバーして、色彩豊な表示を実現。画素密度は300ppiとなる。Xperiaタブレット史上で、最も明るく色彩感豊かな映像表示を実現したモデルとしてアピールする。

次ページUSB/イヤホン両方で192kHz/24bit対応。DSD再生も

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE