ソニーグループの技術力を結集
ソニー、新旗艦スマホ「Xperia 1」。世界初の4K OLED搭載/カメラはトリプルレンズ
世界最大の携帯通信関連の展示会「MWC19 Barcelona」に出展するソニーモバイルコミュニケーションズが、最新のフラグシップスマホ「Xperia 1(エクスペリア ワン)」を発表した。本年初夏以降に日本を含む国・地域で導入を予定する。
カラーバリエーションにはブラック/ホワイト/グレー/パープルの4色が揃う。
本機にはスマホとして世界初となる解像度3,840×1,644画素の4K有機ELディスプレイが搭載された。サイズは約6.5インチ。質量は約180g、本体の厚みは約8.2mmとし、スムーズな片手持ち操作を実現する。
画面のアスペクト比は21対9。BT.2020の色域をカバーするHDR対応のディスプレイは10btiカラー相当の階調表現力も備える。ソニーが液晶テレビ“ブラビア”の開発から培った高画質化技術「X1 for mobile」により、SDRの映像コンテンツをHDR相当の画質にエンハンスして表示する「HDRリマスター」も搭載する。現行モデルのXperia XZ3にもHDRアップコンバートとして搭載されていた機能を、最新モデルの仕様に合わせてまた強化したものと思われる。詳細についてはMWC開催期間中に追加取材をしたい。
ディスプレイ関連の新機能としては、映像制作のリファレンスとして使用されるマスターモニターの色設定を再現する「クリエイターモード」を初搭載した。こちらのマスターモニターについても、おそらくはソニーのブラビアの開発チームも画づくりに使用するBVMシリーズのことを指しているはずだ。
フロントパネルは4K有機ELディスプレイがほぼ全域を占めるフル画面デザインをXperiaシリーズとして初めて実現している。ただ、フロントカメラとスピーカーユニットを配置するためのベゼル領域をトップの位置に残している。流行のフル画面デザインのスマホのようにカメラ部分のノッチ(切り欠き)を設けなかったところにXperiaシリーズならではのこだわりが感じられる。
同社はワイドなディスプレイを活かした没入感あふれるコンテンツ体験を実現する技術を「CinemaWide」と名付けている。構成要素についても後ほど取材したい。本体幅は約72mmとして手に馴染む操作感も合わせて追求した。内蔵スピーカーによる音声再生はXperiaシリーズとして初めてドルビーアトモス対応としている。
リアパネルには3つのカメラユニットを1列に並べて配置した。有効画素数は約1,200万画素。35mm換算で焦点距離26mm(F1.6)/52mm(F2.4)/16mm(F2.4)のスペックを持つレンズを自在に切り替えて撮影するトリプルレンズカメラとし、光学2倍ズームや背景にボケ味を加えたポートレート撮影、超広角撮影などが可能。
デュアルフォトダイオード(受光素子)を搭載するイメージセンサーにより、暗い場所でもフォーカスの精彩感と明るさ、自然な色合いを確保する新開発の画像処理エンジン「BIONZ X for mobile」を搭載。画像を圧縮記録する前にノイズ低減処理をかけることによって画質向上を図った。
さらに人物撮影の際には瞳を検出して自動的に合焦する「瞳AF」をスマホとして世界初搭載。AFと追従AE(自動露出)の追従機能を持つ10コマ/秒の高速連写機能によって、動く被写体に対する連写時のフォーカス合わせも精度を高めた。
動画は21対9の4K/HDR/24fps撮影を可能にする新機能「Cinema Pro」に要注目だ。プロフェッショナルが映像製作の現場に導入するソニーの業務用CineAltaカメラ「Venice」の担当部門が画づくり、およびユーザーインターフェースを監修している。新機能「Look」からプリセットの色相選択が設定できるようになった。
ワイド画面の特徴を活かすために2画面同時表示を搭載。動画を見ながらSNSのチェックなどができるマルチウィンドウ表示をサポートした。ゲームを遊びながら攻略法などを閲覧する際に、パフォーマンスや通知の最適化を行う「ゲームエンハンサー」も広い画面表示を活かせる新機能だ。
フロントガラスは最新の強化ガラスCorning Gorilla Glass 6とし、IP65/IP68相当の防水防塵性能に対応した。XZ3/XZ2が背面に備えていた指紋認証センサーは再び側面フレーム右側の位置に変更されている。さらに背面パネルはフラットなデザインとして、メインのマテリアルには光沢感を持たせたカラーガラスを採用している。
SoCにはクアルコムが昨年12月に発表した最新の「Qualcomm Snapdragon 855 Mobile Platform」を採用する。LTEの通信速度も気になるところだが、対応するクアルコムのBluetoothオーディオ用SoCを搭載した完全ワイヤレスイヤホンとの組み合わせで接続安定性の向上や低遅延などを実現する「Qualcomm TWS Stereo Plus」に標準対応できるICチップであることにも注目したい。アナログイヤホン端子の有無については実機の展示を確かめて報告したい。
なおブースではミリ波の5Gによる高速通信に対応する端末の参考展示が別途行われる。Xperia 1が今年から5Gのローンチを予定する世界各地域で5G通信に対応する端末なのかについてもまた取材後にレポートする。
カラーバリエーションにはブラック/ホワイト/グレー/パープルの4色が揃う。
本機にはスマホとして世界初となる解像度3,840×1,644画素の4K有機ELディスプレイが搭載された。サイズは約6.5インチ。質量は約180g、本体の厚みは約8.2mmとし、スムーズな片手持ち操作を実現する。
画面のアスペクト比は21対9。BT.2020の色域をカバーするHDR対応のディスプレイは10btiカラー相当の階調表現力も備える。ソニーが液晶テレビ“ブラビア”の開発から培った高画質化技術「X1 for mobile」により、SDRの映像コンテンツをHDR相当の画質にエンハンスして表示する「HDRリマスター」も搭載する。現行モデルのXperia XZ3にもHDRアップコンバートとして搭載されていた機能を、最新モデルの仕様に合わせてまた強化したものと思われる。詳細についてはMWC開催期間中に追加取材をしたい。
ディスプレイ関連の新機能としては、映像制作のリファレンスとして使用されるマスターモニターの色設定を再現する「クリエイターモード」を初搭載した。こちらのマスターモニターについても、おそらくはソニーのブラビアの開発チームも画づくりに使用するBVMシリーズのことを指しているはずだ。
フロントパネルは4K有機ELディスプレイがほぼ全域を占めるフル画面デザインをXperiaシリーズとして初めて実現している。ただ、フロントカメラとスピーカーユニットを配置するためのベゼル領域をトップの位置に残している。流行のフル画面デザインのスマホのようにカメラ部分のノッチ(切り欠き)を設けなかったところにXperiaシリーズならではのこだわりが感じられる。
同社はワイドなディスプレイを活かした没入感あふれるコンテンツ体験を実現する技術を「CinemaWide」と名付けている。構成要素についても後ほど取材したい。本体幅は約72mmとして手に馴染む操作感も合わせて追求した。内蔵スピーカーによる音声再生はXperiaシリーズとして初めてドルビーアトモス対応としている。
リアパネルには3つのカメラユニットを1列に並べて配置した。有効画素数は約1,200万画素。35mm換算で焦点距離26mm(F1.6)/52mm(F2.4)/16mm(F2.4)のスペックを持つレンズを自在に切り替えて撮影するトリプルレンズカメラとし、光学2倍ズームや背景にボケ味を加えたポートレート撮影、超広角撮影などが可能。
デュアルフォトダイオード(受光素子)を搭載するイメージセンサーにより、暗い場所でもフォーカスの精彩感と明るさ、自然な色合いを確保する新開発の画像処理エンジン「BIONZ X for mobile」を搭載。画像を圧縮記録する前にノイズ低減処理をかけることによって画質向上を図った。
さらに人物撮影の際には瞳を検出して自動的に合焦する「瞳AF」をスマホとして世界初搭載。AFと追従AE(自動露出)の追従機能を持つ10コマ/秒の高速連写機能によって、動く被写体に対する連写時のフォーカス合わせも精度を高めた。
動画は21対9の4K/HDR/24fps撮影を可能にする新機能「Cinema Pro」に要注目だ。プロフェッショナルが映像製作の現場に導入するソニーの業務用CineAltaカメラ「Venice」の担当部門が画づくり、およびユーザーインターフェースを監修している。新機能「Look」からプリセットの色相選択が設定できるようになった。
ワイド画面の特徴を活かすために2画面同時表示を搭載。動画を見ながらSNSのチェックなどができるマルチウィンドウ表示をサポートした。ゲームを遊びながら攻略法などを閲覧する際に、パフォーマンスや通知の最適化を行う「ゲームエンハンサー」も広い画面表示を活かせる新機能だ。
フロントガラスは最新の強化ガラスCorning Gorilla Glass 6とし、IP65/IP68相当の防水防塵性能に対応した。XZ3/XZ2が背面に備えていた指紋認証センサーは再び側面フレーム右側の位置に変更されている。さらに背面パネルはフラットなデザインとして、メインのマテリアルには光沢感を持たせたカラーガラスを採用している。
SoCにはクアルコムが昨年12月に発表した最新の「Qualcomm Snapdragon 855 Mobile Platform」を採用する。LTEの通信速度も気になるところだが、対応するクアルコムのBluetoothオーディオ用SoCを搭載した完全ワイヤレスイヤホンとの組み合わせで接続安定性の向上や低遅延などを実現する「Qualcomm TWS Stereo Plus」に標準対応できるICチップであることにも注目したい。アナログイヤホン端子の有無については実機の展示を確かめて報告したい。
なおブースではミリ波の5Gによる高速通信に対応する端末の参考展示が別途行われる。Xperia 1が今年から5Gのローンチを予定する世界各地域で5G通信に対応する端末なのかについてもまた取材後にレポートする。