4K液晶/UHD BDドライブで第9世代Hプロセッサー搭載の15型PC「VAIO S15」

VAIO（株）は、4K液晶およびUltra HD Blu-rayドライブを選択可能な15.6型ノートPC「VAIO S15」について、第9世代Hプロセッサーの搭載などでさらなる機能強化を図った新モデルを発売した。あわせて、オクタコアCore i9搭載のプレミアム機「VAIO S15 | ALL BLACK EDITION」も発売した。

直販サイト等での受注を開始した格好で、最速配送日は11月22日。価格は通常モデルが税抜の予想実売価格119,800円前後からで、オールブラックエディションが301,800円前後（いずれも最小構成時）から。なお、一部仕様をビジネス向けにした「VAIO Pro PH」としても展開する。

通常モデルは4K（3,840×2,160）液晶ディスプレイやUHD BDドライブのほか、32GBメモリーやCore i7-9750H、PCIe SSD 約1TBの搭載などが可能。フルHD/HDディスプレイやCore i5、DVDドライブなどにして価格を抑えることもできる。なお、オールブラックエディションは最上位モデルとしての位置づけのため、4KディスプレイでCore i9、UHD BDドライブのみなど選択の幅が異なっている。

2019年春モデルが第8世代のCoreプロセッサーだったのに対し、前述のように今回は第9世代プロセッサーを採用。一般的なノートPCでのi7-8565Uプロセッサーとの比較では2倍以上のパフォーマンスを実現したほか、i5-9300Hプロセッサーでもi7-8565Uプロセッサーの約1.5倍のパフォーマンスを実現したという。

ハイパフォーマンス実現のために、冷却機構など内部設計もブラッシュアップ。サーマルユニットのファンを大型化したほか、ダブルヒートパイプや大型フィンを採用した。また、オールブラックエディションではヒートパイプ/樹熱板を最大化することで熱輸送効率の最大化を図っている。

新たに顔認証機能も搭載し、指紋認証との二つの生体認証方法に対応。マスクやメガネで顔認証されにくいケースにも配慮して指紋認証とのダブル搭載にするなど、使い勝手の面でも機能向上を図っている。

オールブラックエディションは、VAIO PCとして初めてのオクタコアCore i9（8コア/16スレッド）採用モデル。通常モデルのi7-9750Hプロセッサーからさらに約30％アップのパフォーマンス性能を実現している。

また、15.6型のVAIOとして初めてのオールブラックエディションでもある。ロゴやオーメントなどを黒で統一しているほか、外箱もオールブラックの特別バージョンとなっている。