通信開始までの時間も2msecに
「TransferJet X」規格化完了。13.1Gbpsで近接無線通信、4K映像も送れる
一般社団法人 TransferJet コンソーシアムは、超高速近接無線通信規格「TransferJet X」(トランスファージェット エックス)の規格化が完了したと発表した。明日5月25日から東京ビックサイトで開催される「WIRELESS JAPAN」でも披露される。
元祖「TransferJet」は、ソニーが中心になって開発し、2010年頃から同社製のPCやカメラなどに搭載されたが、普及が進まなかった。
今回のTransferJet Xは、新たに60GHz帯を採用し、通信速度は256QAMの場合で13.1Gbpsとなる。通信距離は10cm以内。
以前のTransferJetは4.48GHz帯を使用しており、通信速度は560Mbpsだったが、それに比べて大幅に速度を高めた。この速度向上によって、4K映像やVR向け映像の転送も行えると、同コンソーシアムでは説明している。
また通信する相手との接続開始時間も2msec以下と、以前の規格に比べて大幅に短縮。この特徴を使って、改札ゲートへの採用など、新たな使い方も提案するという。
TransferJet Xは以前のTransferJetと同様、1対1の通信が基本。このため無線LANやLTE/5Gと異なり、周囲の環境で通信速度が落ちることがなく、展示会やパブリックスペースで利用しても高速通信できることも利点としている。
なお、TransferJet Xに準拠したSoCについては、高速近接無線技術研究組合にて開発が完了したとのことだ。
元祖「TransferJet」は、ソニーが中心になって開発し、2010年頃から同社製のPCやカメラなどに搭載されたが、普及が進まなかった。
今回のTransferJet Xは、新たに60GHz帯を採用し、通信速度は256QAMの場合で13.1Gbpsとなる。通信距離は10cm以内。
以前のTransferJetは4.48GHz帯を使用しており、通信速度は560Mbpsだったが、それに比べて大幅に速度を高めた。この速度向上によって、4K映像やVR向け映像の転送も行えると、同コンソーシアムでは説明している。
また通信する相手との接続開始時間も2msec以下と、以前の規格に比べて大幅に短縮。この特徴を使って、改札ゲートへの採用など、新たな使い方も提案するという。
TransferJet Xは以前のTransferJetと同様、1対1の通信が基本。このため無線LANやLTE/5Gと異なり、周囲の環境で通信速度が落ちることがなく、展示会やパブリックスペースで利用しても高速通信できることも利点としている。
なお、TransferJet Xに準拠したSoCについては、高速近接無線技術研究組合にて開発が完了したとのことだ。