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ノートPCやPS3にもマッチするポータブルHDD

イメーション“Apollo(TM)”シリーズを折原一也氏がレビュー

公開日 2008/10/20 17:19 折原一也
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“Apollo(TM)”シリーズ「PHDD-160/250/320」

■スリム&コンパクトでスタイリッシュなポータブルHDD“ApolloTM

今回取り上げるイメーションの新製品“ApolloTMシリーズ”は、同社にとって国内第2弾目のモデルとなるポータブルHDDだ。ラインナップはHDDの容量別に「PHDD-160(160GB)」「PHDD-250(250GB)」「PHDD-320(320GB)」の3モデルが揃う。今回の製品は「米国での開発リソースをベースに、日本地域でのリサーチの結果を採り入れながら開発した製品です」と語るのは、本シリーズのマーケティングに携わったイメーション(株)コンシューマ商品 マーケティング本部 プロダクトマネジメント部 ペリフェラルグループ マネージャーの三田健語氏だ。

イメーション(株)三田健語氏

「目指したコンセプトは“スリム&コンパクト”です。今発売されているポータブルHDD製品の中では、最も筐体がスリムな製品でもあります」と三田氏が自信を持って語る製品の本体は、最大320GBの2.5インチHDDを内蔵したボディで、17.2mmと驚きの薄さを実現している。ヘアライン仕上げを施したブラックの筐体はとてもスタイリッシュで贅沢な仕上がりだ。

1本のケーブルからデータ用と電源用に2つの端子が分岐するスマートなUSBケーブルを採用する

スタイリッシュなデザインとコンパクトなサイズが特徴

USBケーブルにもひと工夫が盛り込まれている。2.5インチHDDの省電力性能を活かして、本体はUSBバスパワーによる電源供給に対応する。ポータブルHDDの場合、一部ノートPCなどUSBバスパワーで電力不足となる場合は、データ読み取り用のケーブルの他に、電源供給用のUSBケーブルをもう1本付属するケースが一般的だが、“ApolloTM”シリーズ同梱のケーブルは、1本のケーブルからPC側二股に分岐し、見た目にもスッキリとした接続が可能なデザインが優れものだ。

ポータブルHDDの使用目的は大容量データの受け渡しやPCデータのバックアップなど幅広いが、“ApolloTM”では特にPCデータのバックアップに使うユーザーを意識しているという。確かに本機であれば、「バックアップ用途にHDDが必要だが、PCまわりはスッキリ見せたい」というユーザーニーズにマッチするだろう。特に日本はノートPCのユーザーが多いこともあり、本体と並べてもスタイリッシュなポータブルHDDにもっと選択肢があっても良いのではと、筆者も日頃から感じていた。なお、本体にはWin/Mac両対応を実現したデータバックアップソフト「Total Media Backup」が付属し、スケジューリングによるバックアップ管理も可能になっている。

イメーション(株)小澤貴志氏

イメーション(株)コンシューマ商品 マーケティング本部 プロダクトマネジメント部 ペリフェラルグループ リーダー ペリフェラル商品技術担当の小澤貴志氏によれば、今後同ブランドでは、USB接続タイプの“ApolloTM”シリーズを皮切りに、本機の次世代モデルとして、縦置き設置にも対応する“ApolloTM Expert”シリーズをはじめ、来年にはワイヤレスUSB接続に対応する“ApolloTM WX”シリーズの発売も計画しているという。ユーザーの幅広い利用スタイルに対応するポータブルHDD製品として、今後の同シリーズの動向にも注目したい。

“Apollo(TM)Expert”シリーズ

次ページ次ページではいよいよApollo(TM)をハンドリング!

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