“最大20Mbps"AVC映像の実力は?
本日スタート「アクトビラ ビデオ ダウンロード」の画質、使い勝手を速攻チェック
●購入した作品はダウンロード中の追っかけ再生に対応
「アクトビラ」の画面を通して購入・ダウンロードの手続きを完了したら、ここから先の機能はダウンロードに用いる機種固有のGUIを使うことになる。今回は日立のUT770シリーズを使ってテストしているので、「録画番組」のリストからアクセスしていこう。
これで再生までの流れは完了だ。再生中の画面をお見せすることはできないが、早送りや巻き戻し、スキップはもちろん、30秒スキップといったUT770の再生機能もしっかり働き、放送を録画したものと操作感は同じ。ダウンロード中でも、再生箇所がダウンロード中の部分に追いつかなければ不自由なく操作できる。さらに、ストリーミングでは再生中の早送り・巻き戻しもできなかっただけに、これができるようになっただけでも十分便利に感じた。
気になる画質は、「LOST シーズン3 エピソード1」をストリーミング版、ダウンロードの両方で見比べてみたところ、ストリーミング版と比べて画質は若干精細感を増したという印象。AVC圧縮の甘さの残る部分もあり、BD並みの映像という程ではない。もっとも、ストリーミング版でも作品ごとに画質のバラツキがあるだけに、画質の最終的な判断は改めていくつかの作品をチェックしてから下したい。
●iVDR-Sへのエクスポートに対応。ダビングは実時間がかかる
日立のUT770シリーズは、「セルスルー」で購入した番組を、iVDR-Sのメディアに「エクスポート」できる。250GBのiVDR-Sメディアを用意できたので、購入した番組をバックアップしてみよう。
これで、「アクトビラビデオ ダウンロード型サービス」の購入、再生、エクスポートまでの流れを一通り紹介できた。従来、すべてブラウザ上で操作を行っていた「アクトビラ ビデオ・フル」サービスに対して、「アクトビラビデオ ダウンロード型サービス」は一度ダウンロードするという操作性の違いこそあるものの、購入までの流れに迷うポイントはない。
サービス価格も含めて考えてみると、「セルスルー」はBDソフトより若干安い程度の価格設定なので、やや割高という印象だが、「ダウンロード レンタル」は「アクトビラ ビデオ・フル」と比較して100円の差額であれば、高画質で便利なダウンロードを選ぶ利点は十分にあると言えるだろう。