今からの最速導入方法はこれだ
ワールドカップ観戦にもまだ間に合う − ケースイの「特急 スカパー!HD導入ナビ」
サッカー日本代表チームの善戦により、サッカーのワールドカップ人気が急速に過熱中だ。筆者は4年に1度のにわかサッカーファンなので、いつものことながら1試合見だすと面白くてやめられなくなる。全試合とは言わないまでも、できれば気になった国の試合はフォローしたい。そんなときに便利なのが「スカパー!」だ。ワールドカップ全64試合を生放送している。さらにハイビジョン放送の「スカパー!HD」なら、高画質での視聴も可能だ。
現在、スカパー!HDの加入窓口は混雑しており、電話が繋がらないケースも増えてきたようだ。すでにスカパー!HDチューナーを2台導入して日々録画にいそしんでいる筆者としては、黙っていられずスカパー!HD導入のための緊急ガイドをお届けする事にした。スカパー!HDは素晴らしいサービスなのだが、実は実際に使ってみると、案外と「?」な部分が出てくるので、筆者のように「こんなはずじゃなかった〜」と頭を抱える人もいると思う。導入のためにはそれなりの“覚悟”が必要だということも、知っておいていただきたい。
■6月30日まで実施中の「スカパー!アンテナサポートプログラム」がお得
では「急いでスカパー!HDを導入したい!」、といった場合にはどうしたら良いのだろうか。筆者が調べたところ、下記に電話してアンテナ工事とチューナーレンタルを申し込むのがベストだという結論に達した。
◆スカパー!アンテナサポートプログラム
スカパー!アンテナ取付サポートセンター
電話番号:0570-054-194
受付時間:10時〜20時(年中無休)
ここへ電話すれば申し込みから3〜4日程度で工事が完了し、視聴が開始できる。もしも本当に急いでいるなら、レポートのこの先は読まずに、すぐに電話したほうがいいだろう。今ならスカパー!HDに新規加入すれば、スカパー!対応アンテナと標準取り付け工事のサービスが5,000円で受けられるプログラムも実施されている。なお、このお得なプログラムは2010年6月30日で終了してしまうので、アンテナ工事がまだの人は、急いだほうがよさそうだ。
◆スカパー!アンテナサポートプログラムの詳細はこちら
http://www.skyperfectv.co.jp/campaign/
3日も待てない!1日も早く導入したいというなら、チューナーとアンテナをショップで購入し、自分で取り付けるという方法がある。この場合まずは自宅などでスカパー!HDが視聴できるか確認したい。アンテナを設置するベランダが開けているかなどが確認項目になる。内容についてはこのページが参考になる。
◆スカパーアンテナ方向チェック
http://map.skyperfectv.co.jp/
■チューナーは「購入」or「レンタル」?
次に受信機材を揃える。筆者が調べたところ、店頭でスカパー!HDチューナーと対応するアンテナを購入して、自分で工事するのが最速だ。店頭で購入できるチューナーは、ソニー製の「DST-HD1」(実売想定価格1万9,800円前後)、アンテナにはDXアンテナ製の「CSA-453W4」(実売想定価格9,800円)」などがある。こちらを購入して、自分でアンテナを取り付けて受信設定を行い、加入手続きを済ませれば最短で当日中に視聴が可能になる。取り付け方法などは、筆者執筆の過去記事を参照していただきたい。
上記の方法は最速で設置できるのは良いのだが、筆者は現時点でスカパー!HDチューナーを購入することはお勧めしない。スカパー!HDチューナーは、現在スカパー!ブランドで販売されているヒューマックス製のチューナー「SP-HR200H」と、ソニー製の「DST-HD1」がある。筆者はこの両製品を同時に使用して使い比べたが、ソニー製は番組の検索機能が付いていないため、使いづらくオススメできない。
DST-HD1はなぜチューナー機能の肝と言える検索機能を搭載していないのだろうか。同社のBDレコーダーなどでは、便利な検索機能を満載するソニーの製品とは思えない不親切な仕上がりだ。筆者はガマンできずに、DST-HD1の開発担当者を訪ね、本製品の開発背景やコンセプトを訊ねた。ソニーの説明内容をまとめるとこうなる。
・DST-HD1はSDスカパー!チューナーのアップグレード版なので、検索機能は備えていない。
・検索機能は今後の課題だと考えているが、バージョンアップで対応するかは今のところ未定。
・チャンネル別の番組表示ができるので、これを使うと目当ての番組を探しやすい。
とのことだった。DST-HD1は発売から数年が経過しており、機能的にも限界が来ているように筆者は感じている。もし後継機を作るならスカパー!HDチューナー搭載のBDレコーダーを開発すべきだと筆者は感じている。チューナーを内蔵すれば、ソニーお得意の「x-おまかせ・まる録」などの自動録画も可能だし、面倒な設定も不要だ。スカパー!HDチューナー搭載のBDZシリーズが登場することを筆者は切に希望する。
こうなるとスカパー!ブランドのSP-HR200Hがもう一つの選択肢として残るが、こちらも検索機能は付いているものの、一般のデジタルレコーダーに比べると、かなり使いづらい。文字変換で誤変換が多く、一度検索したキーワードをプリセットできないのだ。筆者はキーワードによる検索はあきらめ、大ざっぱなジャンル別検索表を使って番組探しをしている。
スカパー!HDは80ch近いチャンネルを受信できるが、そこから好みの番組を検索機能無しで探すのは至難の業だ。しっかりした検索機能がついていないチューナーを選ぶと、せっかく受信契約をしてもほとんど使わなくなりそうだ。今後バージョンアップにより改善される可能性があるということなので、購入はそれまで待った方がいいだろう。
ここまで読んでいただくとわかるとおり、現在スカパー!HDを導入するなら、焦らずチューナーのレンタルコースから始めるのが得策だ。以前の記事で紹介したが、スカパー!HDの工事プログラムで格安購入できるアンテナはスカパー!2系統だけでなく、BSデジタル、110度CSも受信できる高性能なアンテナだ。ベランダに何枚もディッシュ型アンテナを設置したくない、という人にオススメできる。まだワールドカップの終了まで時間がある。名試合の数々を見逃さないために、スカパー!HDの導入を検討してみてはいかがだろう。
◆筆者プロフィール 鈴木桂水
元産業用ロボットメーカーの開発、設計担当を経て、現在はAV機器とパソコン周辺機器を主に扱うフリーライター。テレビ番組表を日夜分析している自称「テレビ番組表アナリスト」でもある。ユーザーの視点と元エンジニアの直感を頼りに、使いこなし系のコラムを得意とする。そのほかAV機器の情報雑誌などで執筆中。
現在、スカパー!HDの加入窓口は混雑しており、電話が繋がらないケースも増えてきたようだ。すでにスカパー!HDチューナーを2台導入して日々録画にいそしんでいる筆者としては、黙っていられずスカパー!HD導入のための緊急ガイドをお届けする事にした。スカパー!HDは素晴らしいサービスなのだが、実は実際に使ってみると、案外と「?」な部分が出てくるので、筆者のように「こんなはずじゃなかった〜」と頭を抱える人もいると思う。導入のためにはそれなりの“覚悟”が必要だということも、知っておいていただきたい。
■6月30日まで実施中の「スカパー!アンテナサポートプログラム」がお得
では「急いでスカパー!HDを導入したい!」、といった場合にはどうしたら良いのだろうか。筆者が調べたところ、下記に電話してアンテナ工事とチューナーレンタルを申し込むのがベストだという結論に達した。
◆スカパー!アンテナサポートプログラム
スカパー!アンテナ取付サポートセンター
電話番号:0570-054-194
受付時間:10時〜20時(年中無休)
ここへ電話すれば申し込みから3〜4日程度で工事が完了し、視聴が開始できる。もしも本当に急いでいるなら、レポートのこの先は読まずに、すぐに電話したほうがいいだろう。今ならスカパー!HDに新規加入すれば、スカパー!対応アンテナと標準取り付け工事のサービスが5,000円で受けられるプログラムも実施されている。なお、このお得なプログラムは2010年6月30日で終了してしまうので、アンテナ工事がまだの人は、急いだほうがよさそうだ。
◆スカパー!アンテナサポートプログラムの詳細はこちら
http://www.skyperfectv.co.jp/campaign/
3日も待てない!1日も早く導入したいというなら、チューナーとアンテナをショップで購入し、自分で取り付けるという方法がある。この場合まずは自宅などでスカパー!HDが視聴できるか確認したい。アンテナを設置するベランダが開けているかなどが確認項目になる。内容についてはこのページが参考になる。
◆スカパーアンテナ方向チェック
http://map.skyperfectv.co.jp/
■チューナーは「購入」or「レンタル」?
次に受信機材を揃える。筆者が調べたところ、店頭でスカパー!HDチューナーと対応するアンテナを購入して、自分で工事するのが最速だ。店頭で購入できるチューナーは、ソニー製の「DST-HD1」(実売想定価格1万9,800円前後)、アンテナにはDXアンテナ製の「CSA-453W4」(実売想定価格9,800円)」などがある。こちらを購入して、自分でアンテナを取り付けて受信設定を行い、加入手続きを済ませれば最短で当日中に視聴が可能になる。取り付け方法などは、筆者執筆の過去記事を参照していただきたい。
上記の方法は最速で設置できるのは良いのだが、筆者は現時点でスカパー!HDチューナーを購入することはお勧めしない。スカパー!HDチューナーは、現在スカパー!ブランドで販売されているヒューマックス製のチューナー「SP-HR200H」と、ソニー製の「DST-HD1」がある。筆者はこの両製品を同時に使用して使い比べたが、ソニー製は番組の検索機能が付いていないため、使いづらくオススメできない。
DST-HD1はなぜチューナー機能の肝と言える検索機能を搭載していないのだろうか。同社のBDレコーダーなどでは、便利な検索機能を満載するソニーの製品とは思えない不親切な仕上がりだ。筆者はガマンできずに、DST-HD1の開発担当者を訪ね、本製品の開発背景やコンセプトを訊ねた。ソニーの説明内容をまとめるとこうなる。
・DST-HD1はSDスカパー!チューナーのアップグレード版なので、検索機能は備えていない。
・検索機能は今後の課題だと考えているが、バージョンアップで対応するかは今のところ未定。
・チャンネル別の番組表示ができるので、これを使うと目当ての番組を探しやすい。
とのことだった。DST-HD1は発売から数年が経過しており、機能的にも限界が来ているように筆者は感じている。もし後継機を作るならスカパー!HDチューナー搭載のBDレコーダーを開発すべきだと筆者は感じている。チューナーを内蔵すれば、ソニーお得意の「x-おまかせ・まる録」などの自動録画も可能だし、面倒な設定も不要だ。スカパー!HDチューナー搭載のBDZシリーズが登場することを筆者は切に希望する。
こうなるとスカパー!ブランドのSP-HR200Hがもう一つの選択肢として残るが、こちらも検索機能は付いているものの、一般のデジタルレコーダーに比べると、かなり使いづらい。文字変換で誤変換が多く、一度検索したキーワードをプリセットできないのだ。筆者はキーワードによる検索はあきらめ、大ざっぱなジャンル別検索表を使って番組探しをしている。
スカパー!HDは80ch近いチャンネルを受信できるが、そこから好みの番組を検索機能無しで探すのは至難の業だ。しっかりした検索機能がついていないチューナーを選ぶと、せっかく受信契約をしてもほとんど使わなくなりそうだ。今後バージョンアップにより改善される可能性があるということなので、購入はそれまで待った方がいいだろう。
ここまで読んでいただくとわかるとおり、現在スカパー!HDを導入するなら、焦らずチューナーのレンタルコースから始めるのが得策だ。以前の記事で紹介したが、スカパー!HDの工事プログラムで格安購入できるアンテナはスカパー!2系統だけでなく、BSデジタル、110度CSも受信できる高性能なアンテナだ。ベランダに何枚もディッシュ型アンテナを設置したくない、という人にオススメできる。まだワールドカップの終了まで時間がある。名試合の数々を見逃さないために、スカパー!HDの導入を検討してみてはいかがだろう。
◆筆者プロフィール 鈴木桂水
元産業用ロボットメーカーの開発、設計担当を経て、現在はAV機器とパソコン周辺機器を主に扱うフリーライター。テレビ番組表を日夜分析している自称「テレビ番組表アナリスト」でもある。ユーザーの視点と元エンジニアの直感を頼りに、使いこなし系のコラムを得意とする。そのほかAV機器の情報雑誌などで執筆中。