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折原一也が指南!

ブルーレイレコーダーを購入する際にチェックすべき10のポイント

公開日 2011/07/19 14:50 折原一也
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■【ポイント3】番組推薦・自動録画・素早い検索…録画機能は千差万別

さて、チューナー数とHDD容量を選んだところで、次に気になるのは機能面だ。どの機種でも録画予約操作は簡単にできるよう工夫しているが、長く使う製品だけに、より便利な、一歩進んだ機能にも注目してみよう。

例えば、パナソニック製品はGガイドの「注目番組」に対応しており、番組推薦機能も備えている。また、ソニー製品は「おまかせ・まる録」を搭載し、設定したキーワードが含まれる番組を自動録画してくれる。

ソニーの「おまかせ・まる録」は設定したキーワードに関連する番組を自動で録画する機能

シャープ製品は「特徴検索」という機能を備え、「ドラマ(90分以上)」などジャンルだけでは指定できないひねりの効いた条件で録画番組を検索できる。そして東芝製品は「お気に入り番組リスト」「シリーズ録画リスト」による自動録画機能など、非常にマニアックな使い方ができる。

「特徴検索」では予めプリセットで用意された検索を実行。ドラマ、アニメ、ニュースなどのジャンルと時間の組み合わせた条件はユニークだ

このように、録画機能ひとつをとってみても得手不得意があるのだ。チューナー数とHDD容量以外にも、色々と検討すべきポイントがあることがお分かり頂けるだろう。

■【ポイント4】再生機能は「3D対応」と「ダイジェスト再生」がポイント

再生機能のチェックポイントは2点ある。ひとつは「Blu-ray 3Dソフト再生への対応」だ。正直に言ってBlu-ray 3Dの数はまだまだ少ないが、映画館での3D作品が増えていることから、今後はどんどんBDソフトも3Dのものが増えてくるだろう。

当然ながら3D対応レコーダーは通常の2Dソフトも再生できるので、今後のことを考えるのであれば、最近のスタンダートクラスのモデルではほとんど標準対応と言ってもよい3D対応機を購入しておくのが無難と言える。

もうひとつは、「ダイジェスト再生」機能の有無だ。スポーツの得点シーンなど盛り上がってる箇所を機械が自動で判別して再生するという機能で、ソニーと三菱の製品が搭載している。「とりあえず見所だけチェックできればいい」とか「忙しくて録画した番組を消化しきれない!」というような人は、こうした機能が搭載されているモデルを選んでみてはどうだろうか。

ソニー製品の「ダイジェスト」では、録画番組を解析し、スポーツの盛り上がってるシーンや音楽番組の歌唱シーンなど、重要と判断した部分だけを再生する

なお、再生画面の見やすさなど再生機能においては各社がそれぞれに様々な工夫を凝らしているので、カタログやウェブサイトなどを見比べて、上記以外の点についても自分なりのこだわりを見つけてみてほしい。

■【ポイント5】テレビとの電源連動など“外部機器連携”能力にもこだわるべし

BDレコーダーには、外部機器と連携する機能も多く搭載されている。

そのうち、最も注目なのはリンク機能だ。テレビとレコーダーをHDMIケーブルで接続していれば、片方の電源を切ればもう片方も連動して電源オフになるという機能が一番メジャーだろうか。実はこれらのリンク機能は、他社製品同士でも利用できる場合が多いが、同じメーカー同士で組み合わせると、より細かく連動機能が使えるなどのメリットがある。特別な事情がなければ、テレビとレコーダーは同じメーカーのものを選んだ方が便利に使えるだろう。

外部機器との連携では、各社とも録画した番組を携帯電話に持ち出す機能を備えている。それに加えて、ソニーはPSPやウォークマン、パナソニックのDIGAはAndroid搭載のポータブルメディアプレーヤー「SV-MV100」への持ち出しなどが行える。家で録画した番組を電車の中などで見ることができるのだが、どの端末にコンテンツを持ち出したいかによって、BDレコーダーの選択肢も変わってくることに注意したい。

パナソニック「SV-MV100」。ポータブル機器へ録画番組を移動すれば外出先で番組チェックが可能になる

また、ビデオカメラやデジカメとの連携も重要だ。撮影した動画や静止画を、かんたんに取り込み、ディスク化して保存するのに、BDレコーダーは大きな力を発揮する。ソニーなどは取り込んだ動画や静止画を、自動的に編集し、ディスク化するアプリがあらかじめプリインストールされているので、取り込み機能の有無だけでなく、こういった付加機能にも注目したいところだ。

携帯電話、ビデオカメラ、デジカメ、その他のゲーム機器やポータブル機器など手持ちの機器との連携は、レコーダーを使いこなす上でぜひチェックしたいポイントだ。

■【ポイント6】リビングで録画した番組を寝室で見る − DLNA対応も重要

DLNAへ対応しているかどうかも注目だ。同機能に対応していれば、BDレコーダーのHDDに録画した番組を、別の部屋のDLNA対応テレビやPS3などへ配信することができる。パナソニックが「お部屋ジャンプリンク」と言っていたり、ソニーは「ソニールームリンク」と呼んでいたりと、各社がそれぞれ異なった名称で訴求している。

現在、BDレコーダーではすでにDLNA対応が主流になっているが、購入の際には念のため確認すべきだ。

最近では録画機能を内蔵したテレビも増えつつあるが、東芝とパナソニックの一部製品では、録画テレビのHDDに保存した番組を、ネットワーク経由でBDレコーダーに送り、BDディスクへ保存するといった使い方もできる。

次ページスマホ/タブレットとの連携にも各社ごとに違いが

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