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遠隔録画予約や録画番組持ち出しなど

BDレコーダーの「スマホ連携」を使いこなす − 主要4社の機能を一斉比較

公開日 2011/11/08 16:27 レポート/折原一也
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■シャープ

シャープは上記2社と異なり、同社“AQUOS Phone”シリーズのAndroidスマートフォン専用機能を提供している。各機能は“AQUOS Phone”にプリインストールされているアプリ「Smart Familink」から一元的に管理できる。現時点で発売されているBDレコーダーの中では、唯一「スマートフォンで番組視聴」が行えるのがシャープの特徴だ。

シャープの“AQUOSブルーレイ”「BD-W2000」

ドコモの“AQUOS PHONE”「SH-12C」

また「録画番組の持ち出し視聴」でも、同社“AQUOSブルーレイ”と“AQUOS Phone”との組み合わせで可能(詳しくはサポートページを参照)。また、“AQUOS Phone”では、実はUSB接続で他社製BDレコーダーから録画番組持ち出しが行えるものもあり、録画番組の再生・視聴の使い勝手で一歩リードしている感がある。

スマートファミリンク機能で、スマホ内の静止画をテレビでレンダリングしたところ

AQUOSブルーレイ内の録画番組リストを表示


■東芝

東芝は昨年からスタートしたクラウド型サービス「レグザAppsコネクト」に対応する様々なアプリを提供している。「再生・リモコン操作」についてはiOS/Android対応の「RZ見るナビ」が対応しており、DLNAコントローラー機能も搭載している。また、録画番組のタグリストシェアなどが行えるアプリ「RZタグラー」もBDレコーダーやテレビのリモコン機能を備えている。

“レグザサーバー”「DBR-M190」


「レグザAppsコネクト」対応アプリ、RZプレーヤー/RZライブ/RZポーター

レグザAppsコネクト対応アプリとの連携により、レコーダーやテレビで録ったテレビ番組をタブレットに配信・持ち出しできるようになる
BDレコーダーに録画した番組の「スマートフォンで番組視聴」や「録画番組の持ち出し視聴」については、“レグザサーバー”「DMR-M190/M180」、“REGZAブルーレイ”「DBR-Z160/Z150」などの最新モデルでしっかりサポートしてきた。「スマートフォンで番組視聴」については、録画番組の配信に対応する「RZプレーヤー」、現在番組の配信が行える「RZライブ」が用意され、「録画番組の持ち出し視聴」については、ネットワーク経由で録画番組の持ち出しが行える「RZポーター」で対応する。いずれも公開当初は“REGZA Tablet”「AT700/35D」「AT3S0/35D」専用アプリとなる。“REGZA Phone”「IS11T」については「録画番組の配信」のみに対応しており、プリインストールされている「DiXiM Player」を使って再生する。「RZプレーヤー」アプリには非対応。各アプリの詳細については「レグザAppsコネクト」の公式サイトを参照してほしい。




以上、各社BDレコーダーとスマートフォンの対応状況を比較してみたが、それぞれのこだわりと使い勝手の違いをおわかりいただけだろうか。今は各社ともオリジナリティを発揮すべく開発を進めている途上、という印象を受ける。

今後、スマートフォン連携がレコーダーや録画テレビにとって非常に重要な機能に必ずなるし、そうなりつつある。またユーザーにとっても、愛用のスマートフォンを使ってより手軽に操作できるBDレコーダーであれば、そちらの製品を選ぶ意味は大いにあるだろう。これからBDレコーダーやスマートフォンを選ぶのであれば、連携機能の有無や内容が、重要な機器選択のポイントになってくるはずだ。

(折原一也)

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