約3年ぶりのモデルチェンジ完了
普遍的な魅力がさらに研ぎ澄まされた − ゼンハイザーの最新イヤーモニター「IE 80」「IE 60」を聴く
ゼンハイザーのイヤーモニターのラインナップが、2008年の「IE 8」の登場から約3年の時を経てモデルチェンジされた。新製品の「IE 80」「IE 60」では、どんなところが進化を遂げているのだろうか。早速紹介していこう。
ゼンハイザーのイヤーモニターが鮮やかなモデルチェンジを遂げた
使いやすさはそのままに音質のグレードアップを実現
まずは「IE 60」から紹介していこう。一目見て分かるように、前モデルの「IE 6」とはハウジングが別物である。「IE 6」のハウジングはカタツムリのような形状とメタルフィニッシュだったのに対して、「IE 60」のハウジングはよりシンプルな形状で仕上げも落ち着いている。見た目には全く新しいモデルだ。軽量で装着感も悪くない。
「IE 60」の技術面については「IE 6」からの正常進化版と考えてよさそうだ。感度や周波数特性などの公称値に変更はない。しかし微妙にチューニングは変えてきているだろうし、ハウジングの素材は別物なので、当然音質への影響はあるだろう。
「IE 80」の方は一目で分かるように、「IE 8」とハウジングの形状ほ大きく変わらない。相違点は耳の外側に向く面に、トップ材としてメタル素材が加えられたことだ。音響的な狙いもあるのだろうが、ルックスの新鮮さもポイントになるだろう。
ハウジングの形状は角張っているので、着けてみるまでは装着感を無視しているように思っていたが、実際には耳に接する側が曲面で構成されているので、僕個人の感触としては、装着感はとても良好だと感じた。
技術的な側面では、「IE 80」についても諸特性は「IE 8」から大きな変化はない。「IE 8」の段階で既に完成度が高いため、ドライバーの大幅なリニューアルなども行われていないと見てよいだろう。
「IE 80」には、「IE 8」で好評を博したベースチューニングの機能も踏襲されている。ハウジング外側にある小さなトリマーダイヤルを回すことで、低音の具合を調整できるシステムが搭載されている。その効果に変化があるのか?これは後ほど確認しよう。
着脱式ケーブルも「IE 8」から引き継いでいる。故障時の交換が容易なほか、「IE 8」向けのアップグレード品もそのまま利用できるだろう。着脱式ケーブルの端子部分の形状は他にあまり見かけないものだが、抜き挿しした感触では固定力に全く不安はない。
それでは、両モデルのサウンドを確認していこう。
ゼンハイザーのイヤーモニターが鮮やかなモデルチェンジを遂げた
使いやすさはそのままに音質のグレードアップを実現
まずは「IE 60」から紹介していこう。一目見て分かるように、前モデルの「IE 6」とはハウジングが別物である。「IE 6」のハウジングはカタツムリのような形状とメタルフィニッシュだったのに対して、「IE 60」のハウジングはよりシンプルな形状で仕上げも落ち着いている。見た目には全く新しいモデルだ。軽量で装着感も悪くない。
「IE 60」の技術面については「IE 6」からの正常進化版と考えてよさそうだ。感度や周波数特性などの公称値に変更はない。しかし微妙にチューニングは変えてきているだろうし、ハウジングの素材は別物なので、当然音質への影響はあるだろう。
「IE 80」の方は一目で分かるように、「IE 8」とハウジングの形状ほ大きく変わらない。相違点は耳の外側に向く面に、トップ材としてメタル素材が加えられたことだ。音響的な狙いもあるのだろうが、ルックスの新鮮さもポイントになるだろう。
ハウジングの形状は角張っているので、着けてみるまでは装着感を無視しているように思っていたが、実際には耳に接する側が曲面で構成されているので、僕個人の感触としては、装着感はとても良好だと感じた。
技術的な側面では、「IE 80」についても諸特性は「IE 8」から大きな変化はない。「IE 8」の段階で既に完成度が高いため、ドライバーの大幅なリニューアルなども行われていないと見てよいだろう。
「IE 80」には、「IE 8」で好評を博したベースチューニングの機能も踏襲されている。ハウジング外側にある小さなトリマーダイヤルを回すことで、低音の具合を調整できるシステムが搭載されている。その効果に変化があるのか?これは後ほど確認しよう。
着脱式ケーブルも「IE 8」から引き継いでいる。故障時の交換が容易なほか、「IE 8」向けのアップグレード品もそのまま利用できるだろう。着脱式ケーブルの端子部分の形状は他にあまり見かけないものだが、抜き挿しした感触では固定力に全く不安はない。
それでは、両モデルのサウンドを確認していこう。
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