レコーダーの録画/放送番組を外出先で視聴 − KDDI「Remote TV」を試す

■セットアップはとても簡単

今回、Android版はGoogleのタブレット「NEXUS 7」、iOS版はiPod touch（5G）でテストを行った。レコーダーはソニーの「BDZ-AX2700T」。筆者はauの通信対応端末を持っていないため、今回のテスト環境がWi-Fiに限られてしまうのは残念だったが、反面au以外のキャリアユーザーでも「RemoteTV」が活用できるというオープンな姿勢には好感が持てる。

自宅の視聴環境に「Remote TV」をインストールしてみる。テレビとレコーダー間のHDMIケーブル、アナログAVケーブルの配線は至ってシンプルだ。続いて「Remote TV」をWi-Fi経由でホームネットワークにつなぐ。テストに使ったWi-FiルーターがWPSに対応していたので、ルーターのWPSボタンを長押し、続いてランプの点滅中に「Remote TV」のWi-Fiボタンを長押しする。しばらく待つとパネルのランプがオレンジから緑色に点灯して、無事にネットワーク接続が完了したことを教えてくれる。



続いてモバイル機器の側にインストールしたアプリを起動して、端末と「Remote TV」を関連づける。本体の底に記載されているシリアル番号と、ユーザー任意のパスワードを入力したら準備完了。HDMI-CEC経由でレコーダーが起動して、モバイル端末の画面にテレビ番組が表示される。あとはホームネットワーク内、あるいは外出先から自宅のレコーダーにアクセスして、レコーダーのチューナー経由でオンエア中の番組をライブ視聴したり、録画した番組を好きな時に楽しめる。


■シンプルな機能構成／CEC経由でレコーダーの操作が可能

「Remote TV」本体はレコーダーとCEC連動しているので、視聴の開始・終了と連動してレコーダーの電源がON/OFFされる。なお今回本機をテスト中、テレビの電源が入っている状態で「Remote TV」からレコーダーを起動した際、テレビの入力が勝手にレコーダーに切り替わってしまうことがあった。またあるとき外出先で「Remote TV」を起動してテレビを視聴していたら、自宅のテレビも連動して電源が入ってしまったようで、この時は驚いた家族から「一体、何が起きたんだ！？」と速攻でメールが届き、ひどく叱責された。ということで、テレビ側でレコーダーとの電源連動をONにしている場合は、あらかじめその設定をOFFにしておくと良さそうだ。