【使ってみた】JVCのアクションカム“ADIXXION”「GC-XA2」
アクション系カメラに人気が集まる中、JVCは昨年、防水/防塵などの“4つのタフネス性能"を単体で備えた新シリーズ「ADIXXION」を登場させた。本機はその第二弾で、基本コンセプトを引き継ぎながら画質向上と撮影機能などを強化しているのが最大のポイントとなる。
“4つのタフネス性能"とは、水深5mまでの防水性能、高さ2mからの耐落下性能、防塵性能、-10度までの耐低温性能の4つ。これをJVCでは「QUAD-PROOF」と呼んでいる。本機ではこれをハウジングなしで実現しており、操作性を落とすこととなく、一定水準のタフネス性能を確保しているのだ。また、本体に1.5型モニターを備えたことも見逃せないポイントで、撮影内容のプレビューだけでなく、撮影時のアングル決めにも役立つ。最近はWi-Fiによるスマホ連携などでモニタリングできるが、一度本機のモニターを使ってしまうとその便利さは格別。しかも、モニターの画素数は前モデル比でほぼ倍増!モニターが録画スタート5秒後に切れるようになったのも朗報だ。
さて、画質向上のポイントはカメラとレンズ性能を高めたことにある。撮像素子には新たに1/3.2型799万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用し、レンズもF2.4の明るさを確保。さらに最大対角を152度まで大幅に拡大し、5倍までのデジタルズームも備えた。裏面照射型CMOSセンサーは、とくに暗所撮影での能力を高めており、これにより前モデルで不満だったカメラ機能はほぼ解決されたと言ってイイだろう。
撮影して見ると解像度は明らかに高くなった。緻密さが増し、一段と広くなった風景を鮮明に捉えている。映像に艶やかさ、奥行き感が若干不足気味とは感じるが、ワイドな映像が高い臨場感を伝えてくるのは前モデルとの大きな違いだ。特筆すべきはCMOSセンサーで発生しがちなローリングシャッター歪みを抑える回路を搭載したことで、激しい振動下での撮影では大きな効果を発揮。電子式とはいえ手ブレ補正まで備えており、車両に取り付けて走行しても微振動はしっかりと吸収されていた。
記録モードは新たに1920×1080ドットのフルHD/60pモードを用意し、全6モードでの撮影が可能になった。ファイル形式は従来機と同様、MP4形式を採用。記録はSDカードに行う。見逃せないのは、1秒間・120フレームで撮影することでスローモーション再生が楽しめる「ハイスピードREC」機能を搭載したことだ。記録は1280×720ドットとなってしまうが、一応“ハイビジョン画質"でもあり、とくに激しい動きで撮影してみると意外性のある映像が撮れる。その他、タイムラプスは、動画なら0.2/1/5/10/30/60秒間隔で、静止画撮影時には2/5/10/30/60秒間隔で撮影を可能となっている。
使い勝手を高めているのが無線LAN機能の搭載だ。専用アプリをスマホにインストールすることで、スマホ側で撮影内容のモニタリングができ、録画のON/OFF、電子ズーム操作にも対応。撮影などの各種設定もスマホ側から行える。また、YouTubeやUstreamにもPCなしで直接Wi-Fiストリーミングすることも可能。1度に4台のカメラの映像を確認できる「クアッドビュー」に対応した点も見逃せない。
周辺アクセサリーの少なさを本機の弱点とする向きもあるが、単体でかなりの機能をカバーしており、個人的には活用範囲はかなり広くなったように思う。若干、画質面で物足りないけれど、使いこなせるだけの力量を着実につけてきた本機の今後の広がりに期待したい。
“4つのタフネス性能"とは、水深5mまでの防水性能、高さ2mからの耐落下性能、防塵性能、-10度までの耐低温性能の4つ。これをJVCでは「QUAD-PROOF」と呼んでいる。本機ではこれをハウジングなしで実現しており、操作性を落とすこととなく、一定水準のタフネス性能を確保しているのだ。また、本体に1.5型モニターを備えたことも見逃せないポイントで、撮影内容のプレビューだけでなく、撮影時のアングル決めにも役立つ。最近はWi-Fiによるスマホ連携などでモニタリングできるが、一度本機のモニターを使ってしまうとその便利さは格別。しかも、モニターの画素数は前モデル比でほぼ倍増!モニターが録画スタート5秒後に切れるようになったのも朗報だ。
さて、画質向上のポイントはカメラとレンズ性能を高めたことにある。撮像素子には新たに1/3.2型799万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用し、レンズもF2.4の明るさを確保。さらに最大対角を152度まで大幅に拡大し、5倍までのデジタルズームも備えた。裏面照射型CMOSセンサーは、とくに暗所撮影での能力を高めており、これにより前モデルで不満だったカメラ機能はほぼ解決されたと言ってイイだろう。
撮影して見ると解像度は明らかに高くなった。緻密さが増し、一段と広くなった風景を鮮明に捉えている。映像に艶やかさ、奥行き感が若干不足気味とは感じるが、ワイドな映像が高い臨場感を伝えてくるのは前モデルとの大きな違いだ。特筆すべきはCMOSセンサーで発生しがちなローリングシャッター歪みを抑える回路を搭載したことで、激しい振動下での撮影では大きな効果を発揮。電子式とはいえ手ブレ補正まで備えており、車両に取り付けて走行しても微振動はしっかりと吸収されていた。
記録モードは新たに1920×1080ドットのフルHD/60pモードを用意し、全6モードでの撮影が可能になった。ファイル形式は従来機と同様、MP4形式を採用。記録はSDカードに行う。見逃せないのは、1秒間・120フレームで撮影することでスローモーション再生が楽しめる「ハイスピードREC」機能を搭載したことだ。記録は1280×720ドットとなってしまうが、一応“ハイビジョン画質"でもあり、とくに激しい動きで撮影してみると意外性のある映像が撮れる。その他、タイムラプスは、動画なら0.2/1/5/10/30/60秒間隔で、静止画撮影時には2/5/10/30/60秒間隔で撮影を可能となっている。
使い勝手を高めているのが無線LAN機能の搭載だ。専用アプリをスマホにインストールすることで、スマホ側で撮影内容のモニタリングができ、録画のON/OFF、電子ズーム操作にも対応。撮影などの各種設定もスマホ側から行える。また、YouTubeやUstreamにもPCなしで直接Wi-Fiストリーミングすることも可能。1度に4台のカメラの映像を確認できる「クアッドビュー」に対応した点も見逃せない。
周辺アクセサリーの少なさを本機の弱点とする向きもあるが、単体でかなりの機能をカバーしており、個人的には活用範囲はかなり広くなったように思う。若干、画質面で物足りないけれど、使いこなせるだけの力量を着実につけてきた本機の今後の広がりに期待したい。