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操作感向上にも配慮

JVC、ムービーカメラ「GC-P100」− 36Mbps/60pや高速/低速撮影に対応

公開日 2013/05/16 11:00 ファイル・ウェブ編集部
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JVCケンウッドは、JVCブランドより、ハイビジョンメモリームービーカメラ「GC-P100」を5月下旬から発売する。価格はオープンだが、13万円前後での販売が予想される。

GC-P100

GC-P100を背面から見たところ


GC-P100を上から見たところ

本体右側はしっかりグリップできるつくり
主にハイアマチュアを狙った製品で、“Everio”シリーズとは違ったこだわりを搭載したモデル。多くのユーザーに求められる「使いやすさ」と、「高画質」「手ブレ補正」「ワイド画角撮影」、そしてハイアマチュアユーザーにとって「試してみたくなる機能/操作感」「プレミアム感あるデザインと仕上げ」を有するのが特徴だという。以下に詳細を見ていこう。

GC-P100のスペックサマリー

36Mbps/60p撮影や600fpsのハイスピード撮影などに対応。F1.2の明るいレンズも搭載する

本体は操作性にこだわり、右手でホールドするビデオカメラの撮影スタイルを継承しながら、マニュアルフォーカスやズームなども的確に行えるつくりとした。本体上部にはシーソータイプのズームレバーを用意し、右手人差し指で操作可能。決まったビューアングルにさっと動かして撮影できる「ズーム・ポジション・メモリー」機能も用意する。

操作系の詳細


右手でホールドするビデオカメラの撮影スタイルを継承しながら、マニュアルフォーカスやズームなども的確に行えるつくりとした

シーソータイプのズームレバーやモードダイヤルを用意


決まったビューアングルにさっと動かして撮影できる「ズーム・ポジション・メモリー」機能も用意
本体左側にはモードダイヤルを用意。後述の「タイム・コントロール」機能を操作できるボタンや、メニューをセレクトできるダイヤルボタンも近いところに配置した。レンズにはマニュアルフォーカスリングを用意している。


ディスプレイはチルト式でタッチ操作にも対応
3型 46万画素のディスプレイはチルト式。タッチ操作にも対応する。付属品としてモニターフードや電子ビューファインダーも用意している。また、バッテリーやSDカードスロットは液晶モニターの裏側に収納。三脚に取り付けたままでも交換ができるよう配慮されている。

付属品としてモニターフードや電子ビューファインダーも用意

バッテリーやSDカードスロットは、三脚に取り付けたままでも交換ができるよう液晶モニターの裏側に収納

レンズはF1.2〜F2.8、焦点距離29.5〜476mm(動画撮影時)/29.8〜298mm(静止画撮影時)。明るくワイド画角で、光学10倍/デジタル64倍ズームに対応する。超低分散ガラスと複数の非球面レンズで構成されており、繊細な画像再現を実現するという。

撮像素子には1/2.3型 1,276万画素 裏面照射型CMOSセンサーを搭載。「ビデオカメラ向けとしては大型で、解像度も高い」(同社説明員)という。これにセンサーシフトタイプの光学手ブレ補正機能を搭載。複数の画像安定化技術を組み合わせることにより、手ブレを効果的に補正するとのこと。

動画の記録は、MOV(映像H.264/音声LPCM 2ch)/MP4(映像H.264/音声AAC 2ch)、もしくはAVCHD(映像H.264/音声ドルビーデジタル 2ch)で行える。ビットレートは36Mbps、フレームレートは60pに対応。スロー再生時も高画質なまま楽しめるという。

スロー再生時も高画質なまま楽しめるという

また、ハイスピード撮影/タイムラプス撮影なども可能な「タイム・コントロール」機能も搭載している。

ハイスピード撮影/タイムラプス撮影なども可能な「タイム・コントロール」機能も搭載

「ハイ・スピード撮影機能」は5段階から選ぶことができる

スポーツなどを撮影する際便利な「ハイ・スピード撮影機能」は最大600fpsまでに対応。120fps/240fps/300fps(いずれも映像サイズ640×360)、そして420fps/600fps(いずれも映像サイズ320×176)の5段階から選ぶことができる。前述のとおりF1.2の明るいレンズを搭載しているため、ハイスピード撮影でも明るい撮影が可能とのことだ。

「タイム・コントロール」機能は、本体左側にあるボタンを押し、ダイヤルで選択するだけで素早く設定可能だ。ただし1ファイル撮影中に切り換えは行えない。なお、「タイム・コントロール」機能を使った場合の動画記録形式はMP4のみの対応となる。

タイム・コントロールボタン(写真中央)を押し、ダイヤルを回して撮影設定を行う


ゆっくりと変化していく長時間のシーンを圧縮記録して、短時間で再生するタイムラプス撮影機能で夜の道路を撮影したところ
そのほか、動画から連続9枚の写真切り出しにも対応。動画上の切り出したい任意のポイントでシャッターを押して切り出せる。キャプチャーするフレーム間隔は選択可能。最大32Mbps/60p動画からの切り出しにも対応している。切り出し画像サイズのベースは2M。「プログレッシブ撮影なので、切り出してもくっきりした画像が得られる。2Mはハガキサイズなら十分使えるサイズ」(同社説明員)。出力の形態は、フルサイズ画像と9枚インデックス画像の2種類から選ぶことができる。

動画から連続9枚の写真切り出しにも対応


切り出しタイプは3つから選べる

キャプチャーするフレーム間隔は選択可能


こちらは「9マルチ」で切り出したもの

こちらは「9コマ連続」で切り出したもの
また、撮影時にタグ情報を付加することで、見たい場所を簡単に探したり、見たいシーンだけを集めたダイジェスト再生ができる「インデックス・マーキング(タギング)」機能も搭載。1ファイル中に999個までのインデックスを付与することができる。

「インデックス・マーキング(タギング)」機能も搭載

撮影した動画/静止画はSDXC/SDHC/SDカードに記録可能。内蔵メモリは搭載していない。

付属ソフトとして、動画編集用の「MediaBrowser SE for JVC」を用意。ただしこちらはWindows 7/Vista/XPのみの対応で、Macには非対応となる。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルメモリームービー
  • ブランドJVC
  • 型番GC-P100
  • 発売日2013年5月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
【SPEC】●撮像素子:1/2.3型 1276万画素 裏面照射型CMOSセンサー ●レンズ:F1.2〜F2.8/ f=3.76〜37.6mm ●ズーム:動画撮影時 光学10倍、ダイナミックズーム 16/19倍 デジタルズーム 64倍 ●最低照度:1ルクス(シャッタースピード:1/30) ●液晶画面:3型ワイド、46万画素タッチパネル ●静止画記録方式:JPEG ●動画記録方式:MPEG-4 AVC/H.264、AVCHD ●記録メディア:SDXC/SDHC/SDメモリーカード ●消費電力:4.4W ●外形寸法:110W×76H×183Dmm ●質量:約575g(撮影時)