本体は防水仕様。AAC/aptXにも対応
ヤマハの高音質技術を詰め込んだ小さなBTスピーカー「NX-P100」レビュー
■コンパクトなボディに高音質技術を詰め込んだBluetoothスピーカー
ヤマハ「NX-P100」は、眼鏡ケースほどの大きさのコンパクトなBluetoothスピーカー(関連ニュース)。多少なら濡れても大丈夫な防滴仕様とメタルフレーム&シリコンの頑丈さも備えている。
このコンパクトなボディには、ヤマハの高音質技術が詰め込まれている。パッシブラジエーターで低音を増強する「SR-BassTM」、AACやMP3の圧縮音源で損なわれがちな低音域の量感と高音域の伸びを改善する音響処理技術「ミュージック・エンハンサー」、デジタル処理で音場の広がりを生み出す「Extended stereo」。小型スピーカーの弱点を技術でカバーすることで、使い勝手と高音質の両立を図っていることが特徴だ。
Bluetoothの伝送コーデックは、より高音質なAACとaptXにも対応。NFCにも対応しており、対応機器との接続も簡単に行える。またPCとはUSBでも接続でき、その際には96kHz/24bitのいわゆるハイレゾのスペックにまで対応する。
カラーはカジュアルグリーン、リフレッシュホワイト、スマートブラック。いずれも清潔感のある色合いが印象的だ。重さは500gでほどよい重量感があり設置時の安定性も確保。他、本機の内蔵バッテリーからスマートフォンへの充電機能やハンズフリー通話機能も備えている。
音質面は、やや硬質でロックの荒っぽさも表現する、迫力のある音調が印象的だ。スネアドラムやシンバルなどのバシンバシャンという音色の濁点がほどよく強めに出され、ダイナミックな表現。ドラムスやベースの低音は、特別に厚く太いということはないが、サイズからすれば十分に確保しているといえる。
…と言っても迫力一辺倒ではない。ボーカル入りの曲では、演奏のダイナミックさ負けず、そのボーカルが主役としてしっかり前に出てくるし、そのボーカルは聴き取りやすく表現力もある。総じて小型ワイヤレススピーカーとしては納得のレベルだ。
PCとのUSB接続しての再生は、ハイレゾらしい空気感や細やかさを感じ取れるというまでのことはさすがにない。ただ音楽を再生しながらUSB充電できるので、利用スタイルの中にうまく組み込めば便利だろう。シンプルなスタイリッシュさとその機能で、日々の様々な場面にすっとなじんでくれそうなスピーカーだ。
◆高橋敦 プロフィール
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。
ヤマハ「NX-P100」は、眼鏡ケースほどの大きさのコンパクトなBluetoothスピーカー(関連ニュース)。多少なら濡れても大丈夫な防滴仕様とメタルフレーム&シリコンの頑丈さも備えている。
このコンパクトなボディには、ヤマハの高音質技術が詰め込まれている。パッシブラジエーターで低音を増強する「SR-BassTM」、AACやMP3の圧縮音源で損なわれがちな低音域の量感と高音域の伸びを改善する音響処理技術「ミュージック・エンハンサー」、デジタル処理で音場の広がりを生み出す「Extended stereo」。小型スピーカーの弱点を技術でカバーすることで、使い勝手と高音質の両立を図っていることが特徴だ。
Bluetoothの伝送コーデックは、より高音質なAACとaptXにも対応。NFCにも対応しており、対応機器との接続も簡単に行える。またPCとはUSBでも接続でき、その際には96kHz/24bitのいわゆるハイレゾのスペックにまで対応する。
カラーはカジュアルグリーン、リフレッシュホワイト、スマートブラック。いずれも清潔感のある色合いが印象的だ。重さは500gでほどよい重量感があり設置時の安定性も確保。他、本機の内蔵バッテリーからスマートフォンへの充電機能やハンズフリー通話機能も備えている。
音質面は、やや硬質でロックの荒っぽさも表現する、迫力のある音調が印象的だ。スネアドラムやシンバルなどのバシンバシャンという音色の濁点がほどよく強めに出され、ダイナミックな表現。ドラムスやベースの低音は、特別に厚く太いということはないが、サイズからすれば十分に確保しているといえる。
…と言っても迫力一辺倒ではない。ボーカル入りの曲では、演奏のダイナミックさ負けず、そのボーカルが主役としてしっかり前に出てくるし、そのボーカルは聴き取りやすく表現力もある。総じて小型ワイヤレススピーカーとしては納得のレベルだ。
PCとのUSB接続しての再生は、ハイレゾらしい空気感や細やかさを感じ取れるというまでのことはさすがにない。ただ音楽を再生しながらUSB充電できるので、利用スタイルの中にうまく組み込めば便利だろう。シンプルなスタイリッシュさとその機能で、日々の様々な場面にすっとなじんでくれそうなスピーカーだ。
◆高橋敦 プロフィール
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。