【特別企画】鴻池賢三がテスト
4K AQUOS「UD20ライン」実力検証 − 4K放送もVODも見られる“4Kフル対応”機
■サウンドバースタイル採用で高音質化を徹底
4Kテレビで画面が精細化したら、音にもこだわりたいもの。UD20ラインはサウンドクオリティの向上にも力を注いだ。見た目からしてそのこだわりは伝わってくる。何と、スピーカーボックスを独立させたサウンドバースタイルを採用したのだ。
音質のベースとなるスピーカーボックスの容量が「UD1」比で約20%も増し、低域の再現能力が増した。低振動で豊かな低域が好評のサブウーファー「DuoBass」も引き続き採用。2.1ch構成の3ウェイスピーカーシステムは、合計8個のドライバーを5つの独立したアンプで駆動するマルチアンプ方式で、最大出力65Wものハイパワーを誇る。
また音質の要となるミッドレンジスピーカーには、業界初となる「インテリジェントドライブ」音声回路を搭載。ドライバーユニットの性能限界をあらかじめ解析しておき、状況に応じて適切に駆動することで、最大入力レベルでの安定した駆動と大出力を両立するなど、ドライバーユニットの能力を最大限に引き出す。
■テレビをもっと便利に使う工夫を満載した
使い勝手の面でも抜かりない。番組情報とネット情報を同一画面上に表示する「ビジュアル モーションガイド」を採用。例えばテレビの視聴を中断することなく、見たい番組や利用したいネットコンテンツを探すことができる。テレビとネットの垣根を取り払い、ストレス無く両方にアクセスできるスマートな機能だ。
また「新・裏番組表」は、視聴中番組を小画面で表示しつつ、他のチャンネルの番組情報を静止画付きで表示でき、直感的に裏番組を把握できる。
「スマートサーチ機能」は、テレビから簡単にキーワードで番組表、外付けHDDに録画した番組、Webサイト、VODサービスなど、メディアを問わず横断的に検索することができ、少ない手順で多くのコンテンツに触れる機会を提供してくれる。さらにWi-Fi機能も内蔵し、DLNAによるホームAVネットワーク機能はもちろん、離れて暮らす家族をサポートする「見守りサービス」など、シャープならではのユニークな機能も特筆に値する。