新装着スタイル・先進機能を備えた革新的モデル
【レビュー】オーディオテクニカのネックバンド型BT/NCイヤホン「ATH-BT08NC」
オーディオテクニカのノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothイヤホンの新モデル「ATH-BT08NC」は、同一カテゴリの他製品とは違うポイントが随所に見られる、実にユニークな製品だ。
まず、装着方法だ。「ウェアラブルネックバンドデザイン」とネーミングされたそのスタイルは、丁度ヘッドホンを首にかけるように、緩やかなカーブのネックバンドを首元に載せるかたち。ネックバンドの両端にあるBluetooth送受信部/電源部から左右のイヤホンが伸びる。
左手側には電源ボタンや音量調整、NC機能のON/OFFスイッチなどが設けられており、首にかけたままスッと操作しやすい配置。ハンズフリー通話利用でも首もとにマイクがあり音声を拾いやすく、よく考えられた構造であると分かる。また、iPhone 6とペアリングしてみると、画面上に本機のバッテリー残量がアイコンで表示されるのも使いやすい。
BluetoothはA2DP/AVRCP/HFP/HSPプロファイル、コーデックはSBCの他に、高音質な伝送ができるAACやaptXに対応、SCMS-T対応でスマホのワンセグ音声も伝送可能だ。
ケーブルも付属しており、バッテリーがなくなっても通常のイヤホンとして使うことが可能だ。充電はマイクロUSB端子で内蔵バッテリーに行う方式で、Bluetooth機能・ノイズキャンセリング機能を併用しても8時間連続使用できる。
そしてATH-BT08NCは、イヤホンでは珍しいノイズキャンセリング対応モデルでもある。マイクは左右イヤホンのハウジングに内蔵。ハウジング外側に集音マイクを配置するフィードフォワード方式を採用しており、騒音カット率は90%にものぼるという。航空機用変換アダプターも付属するので、出張時などにも活躍してくれるだろう。
イヤホン部は口径13.5mmのダイナミックドライバーを搭載。さらに密閉性を高めるセパレーター機構を採用しており、ノイズキャンセル時でも引き締まった低音を再現するという。再生周波数帯域は20Hz〜24kHzとなっている。
■オーディオテクニカらしいナチュラルなサウンド
NC機能使用時も音質差は極めて小さい
iPhone 6とペアリングしてBluetoothのワイヤレス接続で試聴してみた。ダイナミックドライバーの特性を活かしたスタンダードな高音質。空気感を持たせて響かせる豊かな低音に、高域までしなやかに伸びるナチュラル志向のサウンドで、例えば宇多田ヒカルの『Automatic』では空間のスケールを出しながら重低音の量感を出しつつダイナミックに鳴らす。楽器やボーカルのアタックの優しさは実にオーディオテクニカらしく、アニソンやJ-POPは男性/女性ボーカルとも癖なくフラット。繊細な音再現性も持ち合わせるため、クラシックやジャズは大得意だ。
そして、ノイズキャンセル機能をONにしても、OFFの状態と比べて音質差が極めて小さいのは本機の美点だ。
実際に電車に持ち出して使ってみた。走行時に響く重低音の騒音をカットし、静寂空間を作り出す効果は十分。音楽リスニングはもちろん、スマートフォンで映画やアニメを見るのにも、セリフが聞き取りやすくなりオススメだ。
自宅で使用する場合にも、ファン音や屋外の自動車走行音などをカットしてくれる。屋外/屋内使用問わずいいイヤホンが欲しい!というニーズにも、この音質なら応えてくれるだろう。
ワイヤレスイヤホンとして、そして未だ少数派のインナーイヤー型ノイズキャンセル対応モデルとして、装着スタイルからして新しい「ATH-BT08NC」は一目置かれる存在になるに違いない。
まず、装着方法だ。「ウェアラブルネックバンドデザイン」とネーミングされたそのスタイルは、丁度ヘッドホンを首にかけるように、緩やかなカーブのネックバンドを首元に載せるかたち。ネックバンドの両端にあるBluetooth送受信部/電源部から左右のイヤホンが伸びる。
左手側には電源ボタンや音量調整、NC機能のON/OFFスイッチなどが設けられており、首にかけたままスッと操作しやすい配置。ハンズフリー通話利用でも首もとにマイクがあり音声を拾いやすく、よく考えられた構造であると分かる。また、iPhone 6とペアリングしてみると、画面上に本機のバッテリー残量がアイコンで表示されるのも使いやすい。
BluetoothはA2DP/AVRCP/HFP/HSPプロファイル、コーデックはSBCの他に、高音質な伝送ができるAACやaptXに対応、SCMS-T対応でスマホのワンセグ音声も伝送可能だ。
ケーブルも付属しており、バッテリーがなくなっても通常のイヤホンとして使うことが可能だ。充電はマイクロUSB端子で内蔵バッテリーに行う方式で、Bluetooth機能・ノイズキャンセリング機能を併用しても8時間連続使用できる。
そしてATH-BT08NCは、イヤホンでは珍しいノイズキャンセリング対応モデルでもある。マイクは左右イヤホンのハウジングに内蔵。ハウジング外側に集音マイクを配置するフィードフォワード方式を採用しており、騒音カット率は90%にものぼるという。航空機用変換アダプターも付属するので、出張時などにも活躍してくれるだろう。
イヤホン部は口径13.5mmのダイナミックドライバーを搭載。さらに密閉性を高めるセパレーター機構を採用しており、ノイズキャンセル時でも引き締まった低音を再現するという。再生周波数帯域は20Hz〜24kHzとなっている。
■オーディオテクニカらしいナチュラルなサウンド
NC機能使用時も音質差は極めて小さい
iPhone 6とペアリングしてBluetoothのワイヤレス接続で試聴してみた。ダイナミックドライバーの特性を活かしたスタンダードな高音質。空気感を持たせて響かせる豊かな低音に、高域までしなやかに伸びるナチュラル志向のサウンドで、例えば宇多田ヒカルの『Automatic』では空間のスケールを出しながら重低音の量感を出しつつダイナミックに鳴らす。楽器やボーカルのアタックの優しさは実にオーディオテクニカらしく、アニソンやJ-POPは男性/女性ボーカルとも癖なくフラット。繊細な音再現性も持ち合わせるため、クラシックやジャズは大得意だ。
そして、ノイズキャンセル機能をONにしても、OFFの状態と比べて音質差が極めて小さいのは本機の美点だ。
実際に電車に持ち出して使ってみた。走行時に響く重低音の騒音をカットし、静寂空間を作り出す効果は十分。音楽リスニングはもちろん、スマートフォンで映画やアニメを見るのにも、セリフが聞き取りやすくなりオススメだ。
自宅で使用する場合にも、ファン音や屋外の自動車走行音などをカットしてくれる。屋外/屋内使用問わずいいイヤホンが欲しい!というニーズにも、この音質なら応えてくれるだろう。
ワイヤレスイヤホンとして、そして未だ少数派のインナーイヤー型ノイズキャンセル対応モデルとして、装着スタイルからして新しい「ATH-BT08NC」は一目置かれる存在になるに違いない。