各モデルとの相性を徹底チェック
サエクのPC-Triple C採用イヤホンケーブル「SHC-120」を人気イヤホン4機種と組み合わせレビュー
サエクコマースのPC-Triple C導体を採用したイヤホン用リケーブル「SHC-120」を高橋敦氏がレポート。人気&定番のイヤホン4機種と組み合わせながら、各モデルごとのリケーブルによる音質の変化をレポートしていく。
■PC-Triple C導体を採用することでさらなる高音質を狙ったイヤホンケーブル
オーディオアクセサリー、特に電源&ケーブル周りにおいて大きな存在感を得ているメーカーのひとつがサエクだ。オーディオ用として優れた特性を備えるPCOCC-A導体を採用したケーブル製品も広く展開して好評を得ていた……のだが、だからこそサエクは、そのPCOCC-A導体の生産販売停止の影響を大きく受けるメーカーでもあった。
しかしだからこそ、対応も早かった。「PC-Triple C(Pure Copper-Continuous Crystal Constructions(連結結晶高純度無酸素銅)」。一定の角度と方向から小圧力で数万回の連続鍛造(叩き上げ)をすることで結晶同士を連続化して導通特性を向上させるという、その新素材にいち早くコミット。様々なタイプの電源&ケーブル製品への採用を着々と進めている。
そして今回紹介する「SHC-120FS/FF」はイヤホン向けのリケーブル製品だ。アンプ/プレイヤー側は普通の3.5mm、イヤホン側は末尾FSはMMCX端子、末尾FFはFitEar用端子となっている。
基本的には、PCOCC-A導体採用の定番モデル「SHC-100」シリーズのコンセプトを継承しつつ導体素材をPC-Triple Cに置き換えたモデルと理解してよさそうだ。絹糸介在の左右独立ツイストペアケーブル構造でノイズの抑制と左右セパレーションの向上を図っていることが特徴で、絶縁体には比誘電率の低いフッ素樹脂、シース(外皮)にはオレフィン系樹脂を採用。音質に影響する静電容量の抑制や、柔軟性および耐久性の確保を行っている。
実際ケーブルは左右が分かれている平行型だが十分にしなやか。アンプ側のプラグ部分も樹脂モールドのシンプルな構造で、コンパクトながらも丈夫そうな感触だ。
ではその実力を、以下のイヤホンでの純正標準ケーブルとの比較試聴で確認していこう。
<今回組み合わせたイヤホン>
・SHURE「SE535LTD」 ¥OPEN(市場想定価格59,800円前後)
・SHURE「SE846」 ¥OPEN(市場想定価格109,800円前後)
・Ultimate Ears「UE900s」 ¥OPEN(市場想定価格37,000円前後)
・Westone「W40」 ¥OPEN(市場想定価格59,800円前後)
いずれもMMCXプラグを採用したイヤホンで、MMCX仕様の「SHC-120FS」の1.2mタイプを組み合わせて比較試聴をおこなった。
■PC-Triple C導体を採用することでさらなる高音質を狙ったイヤホンケーブル
オーディオアクセサリー、特に電源&ケーブル周りにおいて大きな存在感を得ているメーカーのひとつがサエクだ。オーディオ用として優れた特性を備えるPCOCC-A導体を採用したケーブル製品も広く展開して好評を得ていた……のだが、だからこそサエクは、そのPCOCC-A導体の生産販売停止の影響を大きく受けるメーカーでもあった。
しかしだからこそ、対応も早かった。「PC-Triple C(Pure Copper-Continuous Crystal Constructions(連結結晶高純度無酸素銅)」。一定の角度と方向から小圧力で数万回の連続鍛造(叩き上げ)をすることで結晶同士を連続化して導通特性を向上させるという、その新素材にいち早くコミット。様々なタイプの電源&ケーブル製品への採用を着々と進めている。
そして今回紹介する「SHC-120FS/FF」はイヤホン向けのリケーブル製品だ。アンプ/プレイヤー側は普通の3.5mm、イヤホン側は末尾FSはMMCX端子、末尾FFはFitEar用端子となっている。
基本的には、PCOCC-A導体採用の定番モデル「SHC-100」シリーズのコンセプトを継承しつつ導体素材をPC-Triple Cに置き換えたモデルと理解してよさそうだ。絹糸介在の左右独立ツイストペアケーブル構造でノイズの抑制と左右セパレーションの向上を図っていることが特徴で、絶縁体には比誘電率の低いフッ素樹脂、シース(外皮)にはオレフィン系樹脂を採用。音質に影響する静電容量の抑制や、柔軟性および耐久性の確保を行っている。
実際ケーブルは左右が分かれている平行型だが十分にしなやか。アンプ側のプラグ部分も樹脂モールドのシンプルな構造で、コンパクトながらも丈夫そうな感触だ。
ではその実力を、以下のイヤホンでの純正標準ケーブルとの比較試聴で確認していこう。
<今回組み合わせたイヤホン>
・SHURE「SE535LTD」 ¥OPEN(市場想定価格59,800円前後)
・SHURE「SE846」 ¥OPEN(市場想定価格109,800円前後)
・Ultimate Ears「UE900s」 ¥OPEN(市場想定価格37,000円前後)
・Westone「W40」 ¥OPEN(市場想定価格59,800円前後)
いずれもMMCXプラグを採用したイヤホンで、MMCX仕様の「SHC-120FS」の1.2mタイプを組み合わせて比較試聴をおこなった。