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集中連載「ハイレゾ聴き方ガイド<第1回>

ハイレゾってこんなに簡単だ! 山之内 正氏がやさしく教える基礎知識と再生方法

公開日 2015/09/15 10:00 ファイル・ウェブ編集部
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ネットワークオーディオの説明を一通り終えたあと、参加者のお一人から「ネットワークオーディオはWi-Fiで接続してもいいのですか?」という質問をいただきました。これに対して山之内氏は「安定性という意味ではもちろん有線がベストですが、難しい場合はWi-Fiで接続してもOKです」と回答。またパナソニックの企画担当である伊部氏は「SC-PMX100は2.4GHz帯だけでなく5GHz帯にも対応しているので、他機器との干渉を抑えたWi-Fi接続が行えます」と付け加えます。

ネットワークオーディオの再生の前に、まずはダウンロードした音源をNASにコピー。そしてタブレットにインストールしたアプリ「Panasonic Music Streaming」を立ち上げると、すでに来場者のみなさんがダウンロードした音源が表示されています。このあとは再生ボタンを押すだけ。無事に再生が開始されました。

「NAS」などという言葉を聞くと、それだけで難しそうと感じられるかもしれません。実際、ネットワークオーディオの黎明期にはトラブルが多かったのも事実です。しかし技術がこなれてきた現在では、しっかり順を追って接続や設定を行っていけば、ネットワークオーディオの導入はそれほど難しくありません。

また、ネットワークオーディオの大きな特徴の一つに、コントローラーとしてタブレットやスマートフォンを活用できることも挙げられます。専用アプリ「Panasonic Music Streaming」のグラフィカルな画面を見ながら、NAS内の膨大な楽曲をブラウズし、聴きたい楽曲を瞬時に探し出し、再生する。そんな一歩先行くオーディオの楽しみ方を実現できるのです。

コントローラーソフトとしても使える専用アプリ「Panasonic Music Streaming」

実際にタブレットを使って操作するデモも行われました

イベントでも実際にタブレットを使って操作するところを見て頂きましたが、「なるほど、これは便利そう」「ジャケットを大きく表示できるのはいいですね」など、操作性のよさを評価する声が多く聞かれました。

■最高級システムで最上級のハイレゾを堪能

さて、ここまでで一通りセミナーは終了。ここで最高のハイレゾの音をご体験頂こうと、テクニクスリスニングルームにて、Technics最上位「R1シリーズ」を聴いていただきました。山之内 正氏が入念にセレクトした、高クオリティの音源をハイエンドシステムでごゆっくり堪能していただきました。

テクニクスリスニングルームで山之内氏セレクトのハイレゾ音源を体感

山之内氏は「ハイレゾはCDより抜けが良いのに、やわらかい音でリラックスできます。とにかく疲れず、リラックスできるんですね。ストレスを感じず、ずっと聞いていられるのもハイレゾの特徴。実際、ハイレゾを聴くとα波が出るという研究結果も出ています」と、CDとハイレゾの違いを紹介しました。



SC-PMX100などでハイレゾを聴いた感想を、みなさんに尋ねてみました。

「いつも聴いている音と違って、空間を音が動き回っていました。なるほど、これがハイレゾかと実感しました」というご意見や、「ハイレゾといえば高域というイメージがあったのですが、実際に聴いてみると、高域はもちろんなのですが、むしろ低域のリアリティが全く違うことに驚きました」という声など、ハイレゾの特徴を実感して頂けたようです。

山之内氏やパナソニックの伊部氏・滝澤氏もまじえ、セミナーやハイレゾの率直な感想をうかがう一時も。「ハイレゾの良さがよくわかった」という声も聞かれました

「ハイレゾってなんだかわからないと思ってましたが、そんなに難しくない、意外と簡単なんだってことが、今日わかりました」。イベント終了後の帰り際、ご来場頂いた方から声をかけて頂きました。

さて、連載の第2回では、今回読者のみなさまにご体感頂いたハイレゾについて、さらに基本の部分をわかりやすく掘り下げてご紹介。ハイレゾを楽しむためのイロハをお届けします。ご期待ください!

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