ユニークな形と機能。だけど音は本格派
モノラルでハイレゾ? エレコムの新発想スピーカー “pianissimo” を聴く
エレコムの“pianissimo”「LBT-SPHR02AVBK」は、高域40kHzまでをカバーする「ハイレゾ仕様」のBluetooth対応スピーカー。低域も100Hzまでと、このサイズのスピーカーとしては十分なスペックを確保している。価格はオープンで、実売は15,800円との想定。ハイレゾ対応とはいえモノラルであったりなど、ユニークな仕様を備えた製品だ。
なお本機は、Bluetooth接続時はハイレゾ帯域は再生できない。そのため本機にはしっかりとアナログ入力も用意されており、ケーブルも付属する。バッテリーも内蔵し、本体だけで5時間の連続再生が可能だ。
■コンパクトなので置き場所を決めずに持ち歩ける
本体の外形寸法は幅107×高さ80×奥行96mm、質量は250gなのだが、オーディオ機器として見慣れない形なので、写真や数値を見ても実際のサイズ感を想像しにくいのではないかと思う。
そこで身近な(?)鳥類に例えると、スズメとハトの中間くらいのサイズ感を想像していただければ、だいたいそんな感じだ。両手で包み込むように持てばそこにすっぽり収まり、片手に乗せることもできる。また重量もさほどない。このあたりはモノラルと割り切ったおかげだろう。
ということで、設置や移動の自由度は高い。場所をしっかりと決めて据え置きで使うだけでなく、室内でもその時々において、あちらこちらに持ち歩きながら使う、そういった便利な使い方ができるワイヤレススピーカーだ。
■現代アートのようなユニークなフォルム
次にやはり気になるのは、この形だろう。現代アートのオブジェのような形状だが、もちろん音響的な理由があってこうなっている。
基盤となるドライバー構成は「フルレンジ50mmドライバー」「トゥイータードライバー」という表記。独立各5Wのアンプでバイアンプ駆動される。
それらが配置されているフロントバッフルは真正面から見ると、ドライバー同士の中間地点が絞り込まれたひょうたん型。ここはバッフル面積を最小にすることで音の反射の影響を低減し、音の乱れを少なくする狙いだ。
そしてその「ひょうたん」をぐいっと「捻って」、フルレンジとトゥイーターにはリスナーに向けてそれぞれ異なる角度が付けられている。エレコムはこれを「Dual face system」と呼称しており、こちらの狙いは音の指向性の最適化だ。
なお各ドライバーについては、トゥイーターは素直な特性の「シルクドーム振動板」、フルレンジは「コアキシャルドライバー」とのこと。フルレンジ+トゥイーターという構成表記は珍しいが、実際に聴いてみてもたしかにそういう構成のようだ。
フルレンジ側の「コアキシャル」は「同軸」の意味だが、ウーファーの中央に別ドライバーのトゥ イーターを組み込んだタイプではない。これはフルレンジドライバーと低音増強用のパッシブラジ エターを組み合わせた、いわゆるメカニカルタイプのコアキシャルだ。フルレンジのドライバー自 体がパッシブラジエターの働きもするというユニークなものだ。
操作性については、本機側には電源と入力切替を兼ねたスイッチ、ペアリングと再生・停止のマルチファンクションボタンを用意。音量調整は接続した再生機器に任せる形にしてある。
なお本機は、Bluetooth接続時はハイレゾ帯域は再生できない。そのため本機にはしっかりとアナログ入力も用意されており、ケーブルも付属する。バッテリーも内蔵し、本体だけで5時間の連続再生が可能だ。
■コンパクトなので置き場所を決めずに持ち歩ける
本体の外形寸法は幅107×高さ80×奥行96mm、質量は250gなのだが、オーディオ機器として見慣れない形なので、写真や数値を見ても実際のサイズ感を想像しにくいのではないかと思う。
そこで身近な(?)鳥類に例えると、スズメとハトの中間くらいのサイズ感を想像していただければ、だいたいそんな感じだ。両手で包み込むように持てばそこにすっぽり収まり、片手に乗せることもできる。また重量もさほどない。このあたりはモノラルと割り切ったおかげだろう。
ということで、設置や移動の自由度は高い。場所をしっかりと決めて据え置きで使うだけでなく、室内でもその時々において、あちらこちらに持ち歩きながら使う、そういった便利な使い方ができるワイヤレススピーカーだ。
■現代アートのようなユニークなフォルム
次にやはり気になるのは、この形だろう。現代アートのオブジェのような形状だが、もちろん音響的な理由があってこうなっている。
基盤となるドライバー構成は「フルレンジ50mmドライバー」「トゥイータードライバー」という表記。独立各5Wのアンプでバイアンプ駆動される。
それらが配置されているフロントバッフルは真正面から見ると、ドライバー同士の中間地点が絞り込まれたひょうたん型。ここはバッフル面積を最小にすることで音の反射の影響を低減し、音の乱れを少なくする狙いだ。
そしてその「ひょうたん」をぐいっと「捻って」、フルレンジとトゥイーターにはリスナーに向けてそれぞれ異なる角度が付けられている。エレコムはこれを「Dual face system」と呼称しており、こちらの狙いは音の指向性の最適化だ。
なお各ドライバーについては、トゥイーターは素直な特性の「シルクドーム振動板」、フルレンジは「コアキシャルドライバー」とのこと。フルレンジ+トゥイーターという構成表記は珍しいが、実際に聴いてみてもたしかにそういう構成のようだ。
フルレンジ側の「コアキシャル」は「同軸」の意味だが、ウーファーの中央に別ドライバーのトゥ イーターを組み込んだタイプではない。これはフルレンジドライバーと低音増強用のパッシブラジ エターを組み合わせた、いわゆるメカニカルタイプのコアキシャルだ。フルレンジのドライバー自 体がパッシブラジエターの働きもするというユニークなものだ。
操作性については、本機側には電源と入力切替を兼ねたスイッチ、ペアリングと再生・停止のマルチファンクションボタンを用意。音量調整は接続した再生機器に任せる形にしてある。