【特別企画】プロジェクター2機種を徹底分析
100インチはこんなに手軽だった! LGのプロジェクター「Minibeam」で大画面を味わう
プロジェクターとしての仕様にも触れておこう。本機はDLPパネルによる1920×1080画素のフルHD解像度を採用し、ブルーレイに収録された高画質な映像をそのまま投写することができる。光源となるバックライトにはRGB方式のLEDを採用し、明るさは1000ルーメンを確保する。
映像入力にはHDMI端子を2つ搭載。HDMIはMHLに準拠していて、対応するスマートフォンを接続して、その画面をそのまま表示することができる。本体には3W+3Wのステレオスピーカーも内蔵しており、プレーヤーを繋ぐだけで音と一緒に映像が楽しめる。
その他、アナログの映像/音声入力を搭載。音声出力はS/PDIFも備えているので、手持ちのDACやAVアンプへ音声を出力することもできる。ヘッドホン出力を搭載しているのもうれしいポイントだ。さらにはBluetoothも内蔵していて、外部のワイヤレススピーカーから音声を再生することもできる。
USBメモリーを直接接続したり、ワイヤレス接続したパソコンやスマートフォンの映像を投写したりすることも行える。こうした豊富な機能により、DVDやブルーレイはもちろん、スマートフォンやタブレット、パソコンで再生するYouTubeなどのネット動画、撮影した写真なども大画面で楽しむことができる。DLP Link式の3D視聴にも対応している。
■ここまで簡単に100インチが。画質も素直で没入感がしっかり味わえる
編集部の試聴室にPF1000UGを設置してみると、普段からプロジェクターを見慣れている人ほど驚くのではないかという省スペースぶりだ。
PF1000UGの設置のために必要なのは、投写するスクリーン(あるいは壁面)に面したわずかなスペースのみ。もちろん、スクリーンを使うにしろ、壁面投写をするにしろ、壁側に相応の面積は必要になるとは言え、ごくわずかな空間で100インチクラスの大画面が完結してしまうのである。これなら、例えば縦長の間取りのワンルームマンションの長辺側の壁に投写することも可能だろう。
さらに本機が素晴らしいのは、この投写距離でフルHD解像度を確保している点だ。では、画質はどうだろうか。チェックしてみると、有機ELテレビも手がけるメーカーらしく、しっかりと画作りの要所を押さえていることがわかる。
『スターウォーズ/フォースの覚醒』のBDを100インチのスクリーンに投写して視聴したが、フルHDパネル搭載のプロジェクターとして十分な解像感を出している上に、映像モードを「シネマ」に切り替えると映画らしい、色温度を押さえたナチュラルトーンも見せてくれる。コントラスト比はスペック値で15万対1とのことだが実際の見栄えも良く、部屋を暗くすれば、没入感を味わいたい映画も十分楽しめる。
プロジェクターは投写面に対して角度がわずかについてしまったり、設置面が平行でなかったりすると、画面が台形に歪んでしまうもの。限られたスペースに設置するとなるとこの歪みがシビアになるのだが、PF1000UGはこの歪みを補正するキーストーン機能も備えているので安心してほしい。
一点注意してほしいのは、超短焦点プロジェクターという特性上、投写先の凹凸がはっきりと現れる点だ。例えば、スクリーンの凹凸などはどうしても気になりやすくなる。だからこそ、完全にフラットを確保できる白色やそれに近い色の壁をスクリーン代わりにする投写する方法をむしろオススメしたい。
■Screen Share機能でスマホやパソコンの画面を簡単に大画面表示
PF1000UGの多彩な機能の中でも活用したいのが、「Screen Share」機能によるワイヤレス映像入力だ。この機能を使えば、Windows10搭載のパソコンやAndroidスマートフォンの映像を、ワイヤレスでプロジェクターから投写することができる。接続方法も簡単。PF1000UGの入力は「Screen Share」を選択しておき、パソコンの場合は「システム」→「ディスプレイ」から接続先として自動表示される「PF1000UG」を選ぶだけ。映像配信や写真を大画面で表示したい用途にピッタリだ。
本格的なシアタールームは用意できなくても、壁前とその直下のわずかなスペースを確保すれば、100インチの大画面が楽しめる。PF1000UGは、家族の集うリビングはもちろん、一人暮らしの部屋で壁に投写して大画面を独り占めするような贅沢な使い方にもぜひチャレンジしてほしくなる、フリースタイルなフルHDプロジェクターだ。
映像入力にはHDMI端子を2つ搭載。HDMIはMHLに準拠していて、対応するスマートフォンを接続して、その画面をそのまま表示することができる。本体には3W+3Wのステレオスピーカーも内蔵しており、プレーヤーを繋ぐだけで音と一緒に映像が楽しめる。
その他、アナログの映像/音声入力を搭載。音声出力はS/PDIFも備えているので、手持ちのDACやAVアンプへ音声を出力することもできる。ヘッドホン出力を搭載しているのもうれしいポイントだ。さらにはBluetoothも内蔵していて、外部のワイヤレススピーカーから音声を再生することもできる。
USBメモリーを直接接続したり、ワイヤレス接続したパソコンやスマートフォンの映像を投写したりすることも行える。こうした豊富な機能により、DVDやブルーレイはもちろん、スマートフォンやタブレット、パソコンで再生するYouTubeなどのネット動画、撮影した写真なども大画面で楽しむことができる。DLP Link式の3D視聴にも対応している。
■ここまで簡単に100インチが。画質も素直で没入感がしっかり味わえる
編集部の試聴室にPF1000UGを設置してみると、普段からプロジェクターを見慣れている人ほど驚くのではないかという省スペースぶりだ。
PF1000UGの設置のために必要なのは、投写するスクリーン(あるいは壁面)に面したわずかなスペースのみ。もちろん、スクリーンを使うにしろ、壁面投写をするにしろ、壁側に相応の面積は必要になるとは言え、ごくわずかな空間で100インチクラスの大画面が完結してしまうのである。これなら、例えば縦長の間取りのワンルームマンションの長辺側の壁に投写することも可能だろう。
さらに本機が素晴らしいのは、この投写距離でフルHD解像度を確保している点だ。では、画質はどうだろうか。チェックしてみると、有機ELテレビも手がけるメーカーらしく、しっかりと画作りの要所を押さえていることがわかる。
『スターウォーズ/フォースの覚醒』のBDを100インチのスクリーンに投写して視聴したが、フルHDパネル搭載のプロジェクターとして十分な解像感を出している上に、映像モードを「シネマ」に切り替えると映画らしい、色温度を押さえたナチュラルトーンも見せてくれる。コントラスト比はスペック値で15万対1とのことだが実際の見栄えも良く、部屋を暗くすれば、没入感を味わいたい映画も十分楽しめる。
プロジェクターは投写面に対して角度がわずかについてしまったり、設置面が平行でなかったりすると、画面が台形に歪んでしまうもの。限られたスペースに設置するとなるとこの歪みがシビアになるのだが、PF1000UGはこの歪みを補正するキーストーン機能も備えているので安心してほしい。
一点注意してほしいのは、超短焦点プロジェクターという特性上、投写先の凹凸がはっきりと現れる点だ。例えば、スクリーンの凹凸などはどうしても気になりやすくなる。だからこそ、完全にフラットを確保できる白色やそれに近い色の壁をスクリーン代わりにする投写する方法をむしろオススメしたい。
■Screen Share機能でスマホやパソコンの画面を簡単に大画面表示
PF1000UGの多彩な機能の中でも活用したいのが、「Screen Share」機能によるワイヤレス映像入力だ。この機能を使えば、Windows10搭載のパソコンやAndroidスマートフォンの映像を、ワイヤレスでプロジェクターから投写することができる。接続方法も簡単。PF1000UGの入力は「Screen Share」を選択しておき、パソコンの場合は「システム」→「ディスプレイ」から接続先として自動表示される「PF1000UG」を選ぶだけ。映像配信や写真を大画面で表示したい用途にピッタリだ。
本格的なシアタールームは用意できなくても、壁前とその直下のわずかなスペースを確保すれば、100インチの大画面が楽しめる。PF1000UGは、家族の集うリビングはもちろん、一人暮らしの部屋で壁に投写して大画面を独り占めするような贅沢な使い方にもぜひチャレンジしてほしくなる、フリースタイルなフルHDプロジェクターだ。
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