スポーツ向けモデルの装着感・音質をチェック
ボーズのワイヤレスイヤホン「SoundSport wireless」をヒップホップダンサーが踊って試した
吉町:まず驚いたのは、やっぱり音質ですよね。「Bluetoothは音が悪い」という印象を持っていたんです。完全にそれが覆されました。
自分でもハイエンドオーディオのサウンドを毎日聴いてましたし、「良い音」はたくさん聴いてきました。ふだんも、音が良いと定評のイヤホンをリケーブルして使ってます。そういう環境に慣れた耳で聴いても、遜色ないサウンドです。
ーー音質で、具体的にどんなところが気に入りましたか?
吉町:まず、変なピークやディップがないところ。フラットな特性ですよね。いろんなジャンルを聴いてみましたが、ふだん仕事で聴くヒップホップやEDMなんかはもちろん、たとえばアデルのボーカルみたいなしっとりした曲を聴いても、とても自然です。音場の拡がり感もありますよね。
低音がしっかりと出るところもいい。ベースラインがしっかり聴こえるので踊りやすいです。
細かい話をしてもいいですか? 良く聴くとキックドラムが少し潰れてしまう楽曲があるんですが、もともとそれが正しい録音なんです。このイヤホンはそこがしっかり出ているので、これはすごいな、と。ふつうは潰れているところが聴こえませんから。
ーーかなりマニアックなコメントをありがとうございます(笑)。…ところで、装着感についてはいかがでしたか?
吉町:はじめに見たときは「けっこう大きいな」と思いました。でも持ってみると軽くて、装着しても重さを感じません。あとはこのイヤーピース。これが素晴らしい!
ーー「StayHear+ Sport」という新しいチップです。このウイングみたいなデザインは以前から採用されているんですが、今回は従来の「StayHear+」チップをベースに、6種類以上のプロトタイプを開発したとのことです。
吉町:本当にフィット感がいいですよね。僕の場合、最初から付いていたMサイズがぴったりハマって、付け替える必要はなかったです。