DP-X1A譲りの充実したオーディオ機能
こんなハイレゾスマホを待っていた!オンキヨー“GRANBEAT”「DP-CMX1」速報レビュー
CESで本格的なお披露目となったオンキヨーのスマートフォン「DP-CMX1」が、国内でSIMフリースマートフォンとして発売されることが決まった。愛称は“GRANBEAT(グランビート)”。Android搭載のハイレゾプレーヤーにこだわり続けたオンキヨーだからこそ実現できた、“最強のハイレゾスマホ”のファーストインプレッションをお届けする。
■DP-X1A譲りの充実したオーディオ機能
発表された型番やデザインからもわかるとおり、本機はオンキヨーのハイレゾDAP「DP-X1A」をベースに進化を遂げたスマートフォンだ。OSはAndroid 6.0。筐体内部は、CPU回路とオーディオ回路を完全分離した設計とした。さらにDP-X1Aよりもオーディオ側の基板をコンパクトに設計できたことから、結果としてノイズの干渉を受ける範囲が狭くなり、高音質化にも結びついているという。
DACはESS Technologyの「ES9018C2M」、ヘッドホンアンプは同社「ES9601K」で、いずれもDP-X1Aと同じく2基ずつ搭載。バランス駆動に対応する4チャンネル分の回路をシンメトリーにレイアウトした。
イヤホンジャックとUSBからのハイレゾオーディオ出力ができる“ハイレゾ対応スマホ”はAndroid系を中心に数多く発売されてきたが、バランス接続にも対応するスマホはおそらく世界初だろう。本体のトップに2.5mm 4極のバランス接続端子と3.5mmのアンバランス接続端子を並べて配置する。バランス端子への接続時にはBTL駆動とACG(アクティブコントロールグラウンド)駆動が選べるのはDP-X1Aと同じ。出力の切替はノーティフィケーショントレイから設定メニューを呼び出す方法か、ウィジェットからでも簡単に呼び出せる。
なお、DP-X1Aでは3.5mmジャックのみイヤホンが引き抜かれたときに音楽再生をストップする自動検知機能が付いていたが、DP-CMX1は2.5mmジャックの方もこれに対応した。
DACのパフォーマンスはPCMが最大384kHz/24bit、DSDは11.2MHzまで対応しており、USBオーディオ出力であればネイティブ再生ができるところもDP-X1Aと同じ。イヤホン出力の場合は最大192kHz/24bitのリニアPCM変換になる。PCMのファイル形式は多くのハイレゾ対応スマホが再生できるWAV/FLACのほか、ALACやAIFFもサポートする骨太仕様だ。
Bluetoothは最大48kHz/24bitをハイレゾ相当のクオリティーでワイヤレス再生するaptX HDをサポート。ダウンロードしたMQAファイルの再生も対応している。
音楽ファイル再生時のジッターノイズを軽減する「ロックレンジアジャスト」は、DP-X1Aから進化。DP-CMX1では、再生する音源の周波数帯域に合わせて最適な値を自動で微調整してくれる機能が加わった。デジタルフィルターは「SHARP/SLOW/SHORT」の3種類、アップサンプリング機能はオン・オフが選べる。
一般的にスマホで音楽を聴く時には、「音質」以前に、出力のパワー不足による「聴こえづらさ」に不満を感じることが多い。DP-CMX1は4段階のゲイン切り替えと61ステップで調節できるボリュームを搭載している。
ボリュームダイアルはDP-X1Aと同じく本体の左側に配置。右側面に電源と音楽再生のコントロールボタンがある。ふだんiPhoneやXperiaを使っているので、最初はDP-CMX1のコントロールボタンをボリュームと勘違いして曲送りを連打してしまった。ボリュームダイアルの周辺は指がかかりやすいよう、シャーシが緩やかにカーブをつけてカットされている。右側面には誤操作を防止するためのホールドスイッチも設けているので、うっかりと大音量にしてしまう心配がない。
DAPとしてのボタン配置は申し分ないのだが、スマホの場合はDAPよりも画面を頻繁にオンにする機会が多いので、音量コントロールと電源ボタンをサイズまたは触感で区別しやすいデザインになっていれば操作感がもっと向上しそうに感じた。
■DP-X1A譲りの充実したオーディオ機能
発表された型番やデザインからもわかるとおり、本機はオンキヨーのハイレゾDAP「DP-X1A」をベースに進化を遂げたスマートフォンだ。OSはAndroid 6.0。筐体内部は、CPU回路とオーディオ回路を完全分離した設計とした。さらにDP-X1Aよりもオーディオ側の基板をコンパクトに設計できたことから、結果としてノイズの干渉を受ける範囲が狭くなり、高音質化にも結びついているという。
DACはESS Technologyの「ES9018C2M」、ヘッドホンアンプは同社「ES9601K」で、いずれもDP-X1Aと同じく2基ずつ搭載。バランス駆動に対応する4チャンネル分の回路をシンメトリーにレイアウトした。
イヤホンジャックとUSBからのハイレゾオーディオ出力ができる“ハイレゾ対応スマホ”はAndroid系を中心に数多く発売されてきたが、バランス接続にも対応するスマホはおそらく世界初だろう。本体のトップに2.5mm 4極のバランス接続端子と3.5mmのアンバランス接続端子を並べて配置する。バランス端子への接続時にはBTL駆動とACG(アクティブコントロールグラウンド)駆動が選べるのはDP-X1Aと同じ。出力の切替はノーティフィケーショントレイから設定メニューを呼び出す方法か、ウィジェットからでも簡単に呼び出せる。
なお、DP-X1Aでは3.5mmジャックのみイヤホンが引き抜かれたときに音楽再生をストップする自動検知機能が付いていたが、DP-CMX1は2.5mmジャックの方もこれに対応した。
DACのパフォーマンスはPCMが最大384kHz/24bit、DSDは11.2MHzまで対応しており、USBオーディオ出力であればネイティブ再生ができるところもDP-X1Aと同じ。イヤホン出力の場合は最大192kHz/24bitのリニアPCM変換になる。PCMのファイル形式は多くのハイレゾ対応スマホが再生できるWAV/FLACのほか、ALACやAIFFもサポートする骨太仕様だ。
Bluetoothは最大48kHz/24bitをハイレゾ相当のクオリティーでワイヤレス再生するaptX HDをサポート。ダウンロードしたMQAファイルの再生も対応している。
音楽ファイル再生時のジッターノイズを軽減する「ロックレンジアジャスト」は、DP-X1Aから進化。DP-CMX1では、再生する音源の周波数帯域に合わせて最適な値を自動で微調整してくれる機能が加わった。デジタルフィルターは「SHARP/SLOW/SHORT」の3種類、アップサンプリング機能はオン・オフが選べる。
一般的にスマホで音楽を聴く時には、「音質」以前に、出力のパワー不足による「聴こえづらさ」に不満を感じることが多い。DP-CMX1は4段階のゲイン切り替えと61ステップで調節できるボリュームを搭載している。
ボリュームダイアルはDP-X1Aと同じく本体の左側に配置。右側面に電源と音楽再生のコントロールボタンがある。ふだんiPhoneやXperiaを使っているので、最初はDP-CMX1のコントロールボタンをボリュームと勘違いして曲送りを連打してしまった。ボリュームダイアルの周辺は指がかかりやすいよう、シャーシが緩やかにカーブをつけてカットされている。右側面には誤操作を防止するためのホールドスイッチも設けているので、うっかりと大音量にしてしまう心配がない。
DAPとしてのボタン配置は申し分ないのだが、スマホの場合はDAPよりも画面を頻繁にオンにする機会が多いので、音量コントロールと電源ボタンをサイズまたは触感で区別しやすいデザインになっていれば操作感がもっと向上しそうに感じた。