【特別企画】設置の手軽さも含めて総合的にチェック
ソニーの超コンパクトなサウンドバー「HT-MT300」の実力は? 「ソファモード」からスマホ音楽まで幅広く試す
一方、HT-MT300のサブウーファーはというと、ワイヤレスである事はもちろん、縦置き・横置きの両方に対応。縦置きの状態で幅9.5センチ、高さ38.3センチ、奥行き36.5センチという、かなりスリムでコンパクトなサイズ。それゆえにソファーの下にも設置ができるので、部屋をすっきり保つことができる。そしてソファーの下に設置をした際のユニークな機能として、ソファーの下に設置する事に最適化された「ソファモード」という機能まで搭載されている。
手に持ってみても、スリムかつコンパクトであることを実感できた。テレビラックの横に立ててみたり、裏側の空いたスペースに置いたり、ラックの棚に押し込めたりと、これだけ小さければ目立たないし、どこでも置けるだろう、というのが率直な感想だ。
ただ小さいだけでなく、とにかく目立たず、必要以上に存在感を主張しない。HT-MT300は、そんなチャレンジをした製品なのだ。
なお、設置は付属の光デジタルケーブルでテレビと接続するだけというシンプルな構成なので、迷う心配もナシ。背面の光デジタル端子が斜めに取り付けられているのも、設置のしやすさを考えた心憎い配慮だ。
また、ワイヤレスサブウーファーはすでにバースピーカー本体とのペアリングが済んだ状態で出荷される。そのため、購入したらコンセントに差し込むだけで使い始めることができる。
■圧倒的なスケール感と迫力の重低音
HT-MT300の魅力は、コンパクトさや設置性の良さだけではない。もちろんサウンドバーとして“音”もソニー流だ。
サウンド周りのスペックは、バースピーカー部に40mm×100mmのアコースティックサスペンション型フルレンジスピーカーをステレオで内蔵。実用最大出力はフロントが25W+25W、サブウーファーが50Wの合計100Wという構成。サラウンド技術にはソニーの開発した「S-Force Pro Front Surround」を搭載している。
まず、映画タイトルから『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』を再生すると、HT-MT300の見た目以上のサウランド空間に圧倒された。