実際の移行の模様をレポート
iTunesから移行するなら最有力 ー 音楽再生/ライブラリ管理ソフト「Swinsian」を試す
■シンプルでいて細やかなSwinsian
ということで、iTunesから音楽ライブラリ環境を移住するとして、その移住先に必要なものはなんだろうか? iTunesはとにかく多機能な総合音楽環境アプリなので、その中から「自分に必要な機能」を移住先に用意する必要がある。
僕の場合に音楽周りで必要な機能はざっと、
・再生(ライブラリのブラウズ&最小限の管理の機能を含む)
・ファイル管理
・CDリッピング
・タグ編集
・ダウンロード販売
・ストリーミング配信
・DAPへのファイル転送
といったあたり。ダウンロードとストリーミングも「現状のiTunesのような形で、ライブラリ再生アプリに一体化されるのは使いにくい」というだけであって、その機能そのサービス自体は僕にも必要だ。その中でも環境の中心となるのが、「再生(ライブラリのブラウズ&最小限の管理の機能を含む)」であり、それを重視した結果として今回の主役となる「Swinsian」を選んだわけだ。
インターフェースのデザインや機能性についてお伝えするのに、身も蓋もないがいちばんわかりやすい言い方は、「プレーンなiTunes」という表現だろう。音楽ファイルの再生とライブラリのブラウズ&最小限の管理機能、そのほかに装備されているものと言えば、ポッドキャストとLast.fmとかそれくらいだ。
ライブラリをカラム形式でブラウジングできて、見栄えのよいアートワークメインの表示も用意はされていて、表示要素は適度にカスタマイズできる。それだけでいいじゃない? というアプリだ。
加えて「ライブラリを管理したい凝り性なユーザー」にとって嬉しいのは、Swinsian側でそれこそiTunesのようにファイル階層などまで含めてライブラリ管理を行うこともできるほか、「Swinsianではライブラリをブラウズして再生するだけ」のような使い方とも相性が良いこと。具体的には設定の「Watched Folders」を利用する。
そこに自分自身でフォルダ分けしたりして、管理している音楽ライブラリフォルダを登録しておけば、そのフォルダに音楽ファイルが追加された際にはSwinsianがそれを自動検知し、Swinsianのライブラリの一部としてブラウジングできるようにしてくれる。
もちろん、「ライブラリのデータベースには登録するけれど、Swinsian独自のライブラリフォルダにコピーはしない」「監視フォルダから音楽ファイルが削除されたら、Swinsianのライブラリデータからも曲を削除する」といった設定も可能。このあたりのライブラリ運用のやり方への柔軟性は、「基本ぜんぶiTunes内で操作してね」スタイルを徹底するiTunesとは全く異なる部分だ。
そして、このやり方での音楽環境の構築と整理に必要な要素として、「ファイル管理」があるわけだが、ここに使うアプリは普通にmacOS標準の「Finder」でOKだ。
■なぜ僕が選んだのは「Audirvana Plus」や「Roon」ではないのか
機能的には、Swinsianにできることは例えば「Audirvana Plus」でもだいたいできる。加えてあちらには音質面でのこだわり機能も盛りだくさん。Macでのオーディオ再生の定番だ。MQAの再生への対応など、最新のトピックにも次々に対応している(関連ニュース「Mac用オーディオ再生ソフト「Audirvana Plus 3」提供開始。MQAデコード対応」)。
しかし、僕が現在のiTunesの何を嫌って移住を決意したのかというと、「音質」ではなく「使い勝手」。その使い勝手の面で僕になじんだのはこちらSwinsianだった。
ということで、iTunesから音楽ライブラリ環境を移住するとして、その移住先に必要なものはなんだろうか? iTunesはとにかく多機能な総合音楽環境アプリなので、その中から「自分に必要な機能」を移住先に用意する必要がある。
僕の場合に音楽周りで必要な機能はざっと、
・再生(ライブラリのブラウズ&最小限の管理の機能を含む)
・ファイル管理
・CDリッピング
・タグ編集
・ダウンロード販売
・ストリーミング配信
・DAPへのファイル転送
といったあたり。ダウンロードとストリーミングも「現状のiTunesのような形で、ライブラリ再生アプリに一体化されるのは使いにくい」というだけであって、その機能そのサービス自体は僕にも必要だ。その中でも環境の中心となるのが、「再生(ライブラリのブラウズ&最小限の管理の機能を含む)」であり、それを重視した結果として今回の主役となる「Swinsian」を選んだわけだ。
インターフェースのデザインや機能性についてお伝えするのに、身も蓋もないがいちばんわかりやすい言い方は、「プレーンなiTunes」という表現だろう。音楽ファイルの再生とライブラリのブラウズ&最小限の管理機能、そのほかに装備されているものと言えば、ポッドキャストとLast.fmとかそれくらいだ。
ライブラリをカラム形式でブラウジングできて、見栄えのよいアートワークメインの表示も用意はされていて、表示要素は適度にカスタマイズできる。それだけでいいじゃない? というアプリだ。
加えて「ライブラリを管理したい凝り性なユーザー」にとって嬉しいのは、Swinsian側でそれこそiTunesのようにファイル階層などまで含めてライブラリ管理を行うこともできるほか、「Swinsianではライブラリをブラウズして再生するだけ」のような使い方とも相性が良いこと。具体的には設定の「Watched Folders」を利用する。
そこに自分自身でフォルダ分けしたりして、管理している音楽ライブラリフォルダを登録しておけば、そのフォルダに音楽ファイルが追加された際にはSwinsianがそれを自動検知し、Swinsianのライブラリの一部としてブラウジングできるようにしてくれる。
もちろん、「ライブラリのデータベースには登録するけれど、Swinsian独自のライブラリフォルダにコピーはしない」「監視フォルダから音楽ファイルが削除されたら、Swinsianのライブラリデータからも曲を削除する」といった設定も可能。このあたりのライブラリ運用のやり方への柔軟性は、「基本ぜんぶiTunes内で操作してね」スタイルを徹底するiTunesとは全く異なる部分だ。
そして、このやり方での音楽環境の構築と整理に必要な要素として、「ファイル管理」があるわけだが、ここに使うアプリは普通にmacOS標準の「Finder」でOKだ。
■なぜ僕が選んだのは「Audirvana Plus」や「Roon」ではないのか
機能的には、Swinsianにできることは例えば「Audirvana Plus」でもだいたいできる。加えてあちらには音質面でのこだわり機能も盛りだくさん。Macでのオーディオ再生の定番だ。MQAの再生への対応など、最新のトピックにも次々に対応している(関連ニュース「Mac用オーディオ再生ソフト「Audirvana Plus 3」提供開始。MQAデコード対応」)。
しかし、僕が現在のiTunesの何を嫌って移住を決意したのかというと、「音質」ではなく「使い勝手」。その使い勝手の面で僕になじんだのはこちらSwinsianだった。