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【特別企画】開発者インタビューも!

米V-MODAのイヤホン「FORZA」を試す。ワイヤレス&スポーツという新たな挑戦の成果とは?

公開日 2017/05/02 19:22 折原一也(メール取材:SP DIVISION)
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■評論家・折原一也が音質と使い勝手をレビュー

最後に、これまで数多くのオーディオ製品に触れてきた評論家・折原一也氏に「FORZA」シリーズ3モデルを試していただき、その音質と使い勝手をレビューしていただいた。

▼「FORZA METALLO WIRELESS」

FORZA METALLO WIRELESSは首の後ろにケーブルをかけて装着するトレンドのネックバンドスタイルで、重さは22.5gと軽量。まるで身体の一部になったかのような着け心地だ。それもそのはず。人間工学に基づいた設計がされており、チタニウム製「TrapLock」ネックバンドが肩にフィット。激しい運動時でも外れにくいという。操作系はケーブル部分にある3ボタンリモコン部にまとめられており、スマホの通話、音量調節、曲のコントロールが行える。着信時には、本体に搭載されたバイブレーションで知らせてくれるギミックも備えている。

FORZA METALLO WIRELESSのネックバンドにはTitanium TrapLockという独自技術を採用。体をどのように動かしても受信部が肩にとどまるように設計されている

実際のサウンドは、EDMはもちろん、さまざまなジャンルをこなす実力派。ロックを聴いても、エレキギターのキレとともに男性ボーカルがクリアに引き立つ。ジャズはピアノのクリアさ、空間再現のスケール感を見事に再現した。
 
▼「FORZA」

ハイレゾ対応スポーツイヤホンの弟分が「FORZA」だ。小口径の5.8mmネオマグネシウムドライバーとポリマー筐体を採用。40,000Hzまでのハイレゾ周波数帯域をカバーする。耳孔に余裕で収まる六角形の小型筐体を採用し、非常に軽く、女性でも取り回しやすい。3サイズ付属するActiveFlexスポーツ・フィンは柔らかなラバー状で、非常に扱いやすく、耳にフィットしやすい。さらにケーブルを収めつつ耳掛けできるActiveFlexスポーツイヤー・フックを装着すれば、激しい運動時でもずれにくくなるだろう。

4サイズのイヤーチップのほか、耳のくぼみに引っ掛けて使うActiveFlexスポーツ・フィンを3サイズ、耳掛けして装着の安定度を高めるActiveFlexスポーツ・イヤー・フックを1ペア付属する

ActiveFlexスポーツ・イヤー・フックを付ければ、耳掛け装着することができ、装着の安定度を高めることができる

RADWIMPSの『前前前世(movie ver.)』(48.0kHz/24bit)を聴くと、エレキギターの豊かな情報量とともに、リズム感をテンポよく引き出す低音が抜群に心地よい。ボーカルは演奏とともに引き立ち、シンバルの金属音の表現も自然で、音の粒立ちまでも伝わってくる。『ラ・ラ・ランド オリジナル・サウンドトラック』の『アナザー・デイ・オブ・サン』でも、ピアノの質感、ジャズ演奏のダイレクトな音場感が伝わり、楽器の前後の位置関係や高さなどの見通しもよく、オールマイティなイヤホンだ。

▼「FORZA METALLO」
 
ハイレゾ対応イヤホンの兄貴分がFORZA METALOだ。5.8mmネオマグネシウムドライバーに、航空機でも採用されている軽量アルミニウムを筐体に採用。ActiveFlexスポーツ・フィンやActiveFlexイヤー・フックといった豊富な付属品は「FORZA」と共通だ。

「FORZA METALLO」(ローズ・ゴールド)。ケブラーを採用した耐久性の高いケーブルには、「Diamond Shape」と呼ばれる菱形のモチーフが採用されている

RADWIMPSの『前前前世(movie ver.)』 を試してみると、ギターの音の質感とドラムの低音の存在感が増し、『アナザー・デイ・オブ・サン』も音の見通しが一段と向上。普段使いからスポーツまで通用する実力機だ。

「FORZA」シリーズは、音質、デザイン、快適性、そのすべてを兼ね備えたスポーツイヤホンだ。他人とは違う、こだわりのモノをお探しなら、ぜひ選択肢に加えてほしい。

(特別企画 協力:ローランド)

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