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308パック/508パックをそれぞれ試聴

ECLIPSEが作ったオーディオシステム「CDR1パック」を聴く。シンプルに「正確な音」を楽しめる

公開日 2017/06/08 12:20 編集部:小澤貴信
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ダイアナ・クラールでは、サウンドステージはさらに広がり、そこに密度感も加わる。エンクロージャーのサイズとユニット口径のアップはそのまま低域の再現力の向上につながり、打ち込み系サウンドでは音のレイヤーに加えて、ベースとドラムの絡みを精密に再現することで生まれるグルーヴも聴きどころだ。

CDR1 508パックは、ハイコンポと呼ぶにふさわしい本格的なHi-Fiサウンドを備えている。スピーカーのサイズも大きいとはいえ、スタンドが一体型になっているため設置も比較的容易だ。Hi-Fiオーディオに関心がある方には、ぜひこちらの組み合わせも聴いていただきたい。



「正確な音」というと堅苦しく感じる方がいるかもしれないが、要は「音楽に対していかに忠実であるか」ということだ。CDに含まれた音楽を余すことなく(そして余計なものを足すこともなく)味わいつくしたいという想いは、どんな音楽ジャンルを好きな方でも共通するはずだ。そしてECLIPSEはそういう方にこそおすすめしたいスピーカーである。

外部入力も充実しているので、写真のようにUSB-DACと組み合わせたり、フォノイコ内蔵レコードプレーヤーと組み合わせることも可能。拡張性も備えている

ただ、ECLIPSEのスピーカーには扱いが難しいところもあって、セッティングやアンプ選び次第では本来の音が出しにくいという側面もあった。その点でCDR1 パックでは、ECLIPSEが狙った音がはじめから担保されている。あとはセッティングに少しだけ気を遣いさえすればいい。

音楽にだけ集中したい。だからオーディオコンポーネントの選定にも、複雑な操作や設定にも煩わされたくない。そんな方にこそ、このCDR1 パックをぜひおすすめしたい。

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