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映像と音にこだわったハイコスパ 10型タブレット。HUAWEI「MediaPad M3 Lite 10」実力チェック
画面回りのスペックをよりマニアックに見ていくと、液晶パネルのコントラストは1,000対1だが、バックライトを高精度に制御するアルゴリズムが組み込まれていることがポイントだ。
ファーウェイ独自の「ClariVu」技術も搭載されている。これは環境光センサーによる自動画質モード調整で、映像や写真では鮮やかに、白バックの電子ブックリーダーでは目の疲れないブルーカット、屋外ではハイコントラストに最適化する仕組みだ。
今回はLTE版を使ったので、実際に晴天の公園に持ち出してみた。すると画面の視認性は良いし、見やすい輝度に調整され実用性十分。屋内に戻ればすぐに問題なく落ち着いたトーンになり、手動で明るさを調整する手間いらずだ。
なお、ブルーカットモードは設定内の「視力保護」から手動で有効にできるが、当然ながらブルーをカットするので画面は黄色っぽくなるのが一般的。しかし、「M3 Lite 10」には更に「色温度」の設定項目があり”寒色”側にスライダーを動かせば、色変化も細かく調整できるので、画質にこだわる方はぜひ使ってみよう。
■縦横問わず迫力のステレオ再生、クアッドスピーカーを搭載
ところで「M3 Lite 10」のサウンド技術は、かなりハイレベルだ。
まずタブレットのスピーカーとしては珍しい4(クアッド)スピーカー搭載で、横向きの状態に上2箇所、下2箇所にスピーカーを搭載。オーディオ的にはステレオが普通なのになぜ4箇所? と思う人もいるかもしれないが、タブレットはスマホと同じく縦持ちすることもある。持つ向きを問わずに正しくステレオ再生ができるのは大きなメリットだ。
サウンドチューニングはHarman Kardonの”ゴールデンイヤー”によるもので、「オーディオ的に良い音」という志向も貫かれている。サウンドには”臨場感を醸成する”というファーウェイ独自のサラウンドシステム「SWS3.0」、パワフルながら音割れせず、深みある音を生むという「SMART PA」によるチューニングがなされている。
サウンドの実力をくわしく紹介する前に、「M3 Lite 10」の音楽再生関連アプリを見てみよう。標準でプリインストールされているのはGoogle「Google PlayMusic」とファーウェイ純正の「音楽」、また定額制音楽配信「AWA」アプリも標準でインストール済み。もちろんAndroidなのでGooglePlayを使えば「HF Player」でも「Spotify」「Amazon Music」なども導入可能だ。
まずは普段聴いている音源を聞こうと、PCからハイレゾ音源を本体にコピー。すると「M3 Lite 10」はハイレゾ対応スペックを備えていないが、「PlayMusic」「音楽」ともに、ハイレゾ音源を再生すること自体は可能だった。
RADWIMPSの『前前前世(movie ver.)』を聴いてみると、タブレットながらエレキギターの張り出しと、音のライブ感を引き出せ、また大音量で聴いても全く音割れがない事は評価したいポイント。「ラ・ラ・ランド オリジナル・サウンドトラック」のアルバムを一通り流してみても、特にピアノの音色や女性ボーカルの歯切れよさ、そしてステレオ再生らしいライブ感と、音楽再生機として十分通用する。スピーカーの出力が大きく、10畳程度の部屋ならBGMとしても流せるほどだ。
「Amazonミュージック」の音源でジャミロクワイの『ヴァーチャル・インサニティ』を聴いても、ボーカルのクリアさ、ビートの刻みを感じさせる音の厚みと、内蔵スピーカーとしては十分高水準。ベストの視聴位置はスマホのように手で持つ距離ではなく、テーブルの上に置いて視聴するスタイルだ。