【特別企画】フルHD×4画面としても活用できる
LGの42.5インチ4Kモニターを仕事場で使ってみたらかなり快適だった件
■4Kパネルを21.5インチフルHDモニター×4として活用
「43UD79-B」は、PC用モニターとして相当に多機能なモニターだ。
本体機能面での操作性は、本体中央下の「LG」ロゴ下の正面から見えない位置にあるジョイスティックを使い、本体のみで各種GUI操作ができるのはPCモニターとして使い勝手が良い。
もう一つ注目したいのは「43UD79-B」本体の付属のリモコンだ。内蔵スピーカーのボリューム、輝度、そしてピクチャーモードの変更までダイレクトボタンが用意されているので非常に実用度が高い。
PC用ソフト「OnScreen Control」も用意。「Screen Split」を呼び出したり、アプリケーションに連動してピクチャーモードを切り替える仕組みだ。
「43UD79-B」で最も特徴的な機能が「PBP/PIP」と「Screen Split」だ。この2つは42.5インチの画面を4分割し、 21.5インチフルHD×4のモニターにする目的こそ似ているが、動作としては全く別のものだ。
「PBP/PIP」はモニターとしての2画面、4画面、そして小窓の表示による「PIP」の機能で、本体のジョイスティックとリモコンから操作が可能。「DisplayPort」(PC)、HDMI1〜4と複数入力を分割して最大4画面の表示に対応する。
「43UD79-B」で実際に使ってみると、物理的に画面サイズが大きく、4Kから4分割してもフルHDの解像度をキープできるだけに、PC画面は1/4に縮小してBDプレイヤーで映画を流したり、STBを接続したり、PS4などゲーム機のプレイ画面などを流して状況を横目で見ながら作業する、という利用スタイルも可能だ。
「Screen Split」は、PC用ソフトの「OnScreen Control」でコントロールできる、いわばウィンドウ自動並び替えの機能だ。
並び替えのパターンは全画面、2分割が3パターン、3分割が5パターン、そして4分割という形で切り替えられ、ウィンドウ毎にピクチャーモードの設定も可能。
実際に使ってみると、例えばPCブラウザで「Netflix」を流しつつ、PDFの資料を見つつ、テキストエディタで編集をしているような際に、ワンボタンでウィンドウを整理してくれる「Screen Split」が意外としっくり来る。もともと1/4のウィンドウサイズでも1,920×1,080ドットの解像度があるだけに、単純にウィンドウを整列してくれるだけでも画面全体の表示領域を有効活用できるのだ。
次ページPC用、ゲーマー用、映像用に映像モードの調整機能も豊富