“モバイルのため”に生まれたブランドの実力とは
VGPダブル金賞! GLIDiC「SE-5000HR」「WS-7000NC」と人気高音質スマホの相性チェック
●音楽再生も映像鑑賞も、ゲームアプリも高音質で楽しめる
WS-7000NCは音楽再生も実力派だ。ノイズキャンセリングをオンにし、iPhone 7とペアリングした状態でRADWIMPSの『前前前世 (movie ver.) 』を聴く。J-POPのボーカルとエレキギターという中域の厚みを押さえたエネルギッシュなサウンド。
ベースの低音も情報量たっぷりで聴けるのは、ノイズキャンセリングで静寂を作り出す効果が効いているからだ。『ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック』も音楽のメロディと共に楽曲の鳴る空間のスケール感も現れ、ワイヤレスとしては十分過ぎる高音質で鳴らす。
Androidのスマホユーザーが通勤・通学中に騒音をカットして快適に音楽を聴くイヤホンとして導入するのも十分考えられる。高音質スマホとして紹介したONKYOの“GRANBEAT”「DP-CMX1」とペアリングして音楽を聴いてみると、aptXコーデック対応らしい高品位なサウンド。RADWIMPS『前前前世 (movie ver.) 』では特にボーカルとエレキギターがクリアに際立つし、ベースの低音もさらに締まりと質感が伝わるレベルに引き上げて鳴らす事ができた。
『ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック』では楽曲の個々の楽器がクリアに響くだけでなく、シンバルの高域の音のセパレーション、そして低音のリズム感もクリアに鳴らすワンランク上のサウンドを聴かせてくれた。
ワイヤレスでスマホとペアリングして持ち歩けるのだから、音楽だけでなくアプリの音声も高音質ですぐ聴ける事もWS-7000NCを使い倒したくなるポイントだ。iPhone 7とペアリングした状態で映像配信「Netflix」のアプリを使い『進撃の巨人』のアニメを見ても、台詞の声がクリアに聴き取れるし、BGMのスケール感も伝わる。
スマホアプリのゲームをプレイしても声優のボイスやBGMへの没入感は圧倒的だ。音の良さのおかげだけでなく、ここでもノイズキャンセリングが効果的に機能している。通勤・通学の電車で映像配信、アプリといったエンタメアプリを使い倒すスマホユーザーにとってもWS-7000NCは最適なイヤホンなのだ。
GLIDiCブランドが展開するハイレゾ対応の有線イヤホンSE-5000HR、ワイヤレス+ノイズキャンセリングのWS-7000NCの2モデルは、高音質、そして機能性でも完成度が高い。トレンドを押さえたハイコスパな製品を次々に送り出すGLIDiCのイヤホンは、機種を問わずスマートフォンユーザー全員にオススメしたい鉄板モデルだ。
(折原一也)