大反響企画 後編： ダイソーでオーディオの音を最も良くするグッズはコレ！ − コスパ賞大発表 −

■絶対効果部門

まず絶対効果部門、3位にはガラスのぐい呑みを推したい。アンプ類なら432円（4個）、スピーカーでも864円（8個）あれば、非常に音の通りが良く輝かしい音質を得ることができる。選ぶ際には、できるだけ厚手のガラスを持つものを探すことを薦める。

2位は剣山を挙げる。スパイクの旨味をこの価格で味わえるのだから、こんなにありがたいものもそうはない。ただし、できるだけ硬い面で先端を受けてやらないと、この切れ味鋭く伸びやかな音質を得るのは難しい。意外と上級者向けのグッズともいえるだろう。

1位は文句なし、ステンレスのタッパーにパーライトを流し込み、小皿を敷いた自作インシュレーターだ。この音はとても972円（タッパー×4、小皿×4、パーライト×1）で手に入るものとは思えない。というか、これだけの効果を持つインシュレーターは、メーカー製でもかなり高度な製品でないと難しい、というのが正直なところだ。ルックスはまぁちょっと笑ってしまうようなものだし、砂がこぼれやすくて部屋を汚しがちだったりと、難点もある脚だが、特にアクセサリー・ビギナーの皆さんには、ぜひ効果を確かめてもらいたいと切に願うものである。

■コスパ部門

続いて「コスパ部門」。第3位は木製のサイコロを推そう。4個入り108円だから、スピーカー用でも216円で済み、なかなかシャッキリと明るく快活なサウンドを聴かせてくれる。結構硬く、寸法精度が比較的そろっているのがポイントと見た。

第2位は、ここでも例の砂入りインシュレーターを挙げざるを得ない。今回実験した中では972円と最も金のかかる実験だったが、効果もちょっと飛び離れたものがあるからだ。

栄えあるコスパ部門第1位は文句なし、2cm角のガラスタイルに輝いた。24個も入っていて108円だから、スピーカー1セットとアンプやソース機器など4台に使えるという、もう信じられないほどのコスパにして、その音質もしっかりと身が締まり、輝かしくさわやかなガラスの美点をしっかりと感じさせてくれる。こんなに手軽で音質を向上させてくれるグッズはとても他に思いつかない。大きな店でないとなかなか売っているのを確認できない製品だが、見つけたら即ゲットを強くお薦めする次第だ。

（炭山アキラ）