【特別企画】キーボードも打ちやすく快適な使用感
進化した薄型/軽量ノートPC「LG gram」レビュー。タフ性能・27時間駆動がビジネスシーンで活躍
■新バッテリーの搭載で最大連続駆動27時間の安心感
薄型・スリムノートとして分類されるLG gramだが、13.3型モデルで965gという質量を見て、PCの購入を検討中の方の中には「薄型スリムでも、重量はギリギリ1kg以下程度か…」と、質量の数値に若干の物足りなさを感じた人もいるかもしれない。実を言うと2018年モデルの重量は、2017年の13.3型と比較して125g重くなっている。
だが、ちょっと待って欲しい。若干質量が増えたのはたしかだが、その代わりLG gramの2018年モデルは「最大連続駆動時間27時間」という、モバイルノートとして他に例を見ない圧倒的なバッテリー性能を手に入れた。2017年モデルが10時間だったから、125gウェイトアップしたものの、バッテリー駆動時間は実に2.7倍になったのだ(なお、公称の駆動時間はJEITAバッテリ動作時間測定法 (Ver.2.0) に基づいて測定した結果)。
薄型スリムノートの軽量化競争は別として、重量が965gと840gでは、実際に手に持った際の重量感、ビジネスバッグに入れた際の負担においても、明確な差はほとんど感じられないというのは、ノートPCを持ち歩いた経験があれば想像が付くだろう。だが、ノートPCとしてのバッテリー駆動時間が10時間と27時間では、丸一日ACアダプターを持ち出さずに使えるという安心感が加わるので、体験としては全く別次元といえる。
特別な省電力向け設定をせず、外に1日持ち出して使ってみても、Windowsの画面を見ると、バッテリー残量90%で残り20時間となっている。このバッテリー残量の数字を見ると、これはACアダプタを持ち歩く必要はない、と判断できる。ビジネスシーンでは出先で連絡を受け、電源を確保する間もなくカフェで対応したり、直接仕事先を訪問することも多いだろう。そんな機会でも、連続駆動27時間のLG gramなら余裕で対応できる。
出張の多いビジネスマンにとっては、東京 - 大阪の一泊二日程度の出張ならバッテリー充電なしでも出かけられるし、海外出張の長距離フライトであっても、ニューヨークやロンドンといった飛行時間12時間を超える場合にもバッテリーを切らさず仕事し続けることも可能だ。なお、LG gramの他サイズでも、14型モデルで最大26時間、15.6型モデルでは23時間を確保しており、丸一日は安心して使うことができる。
さらにバッテリー充電についても、急速充電に対応しており、約20分の充電で約2時間の駆動が可能だ。外に持ち出した際の連続駆動時間、そして急速充電性能まで、LG gramはバッテリー性能で選ぶノートPCとしても最上級のモデルなのだ。
LG gramの第一印象は「ファッショナブルなデザインの薄型・スリムモバイルノート」だが、実際の作り込みの良さはそれ以上といえる。特にMIL規格を確保したタフネス性能、最大連続駆動27時間のロングバッテリーは、どちらか一つでもトップクラス。それを両立しているのだからすごい。いまビジネスに持つ出すノートPCを選ぶなら、LG gramは最有力候補となる一台だ。
(特別企画 協力:LGエレクトロニクス・ジャパン)