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コンパクトかつスタイリッシュ

定番モデルに仲間入り? オーディオテクニカ “SOLID BASS” 初のBluetoothスピーカーをテスト

公開日 2018/08/08 06:00 海上 忍
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AT-SBS70BTの音の印象は、一言でいえば「快活」。音の輪郭がはっきりしているうえに音離れがよく、スネアはキレがありシンバルアタックも曇らない。中域のヌケのよさは秀逸で、女性ボーカルの透明感が際立つ。SOLID BASSシリーズを名乗るだけあって低域には余裕があり、スピード感が心地いい。φ53mmのフルレンジユニットを2基搭載することもあり、音場の広がりとボーカルの位置関係もはっきりわかる。ロック/J-POPにちょうどいいサウンドキャラクターだが、各音域のバランスが自然なため、小音量でゆったり聞き流す用途にも好適だ。

一言でいえば「快活」なサウンドのAT-SBS70BT

AT-SBS50BTは横置きにすると音場が広がる

一方のAT-SBS50BTはといえば、「機転」という言葉が似合う。フルレンジユニット1基構成のためステレオ感という点では兄貴分のAT-SBS70BTに譲るが、横置きにすると一気に音場が広がる。スピーディーでありつつも量感ある低域にヌケのいい中域というサウンドキャラクターは、AT-SBS70BTに通じるものがあり、SOLID BASSシリーズのアイデンティティを感じてしまうところだ。

このように、SOLID BASSシリーズ初のワイヤレス/Bluetoothスピーカーは質実剛健、コンパクトさと音の量感・広がりを兼ね備えた仕上がりとなっている。店頭予想価格はAT-SBS70BTが1万7千円前後、AT-SBS50BTが1万円前後とリーズナブルなこともあり、定番Bluetoothスピーカーの座を窺う存在になりそうだ。

(海上 忍)

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