【特別企画】使い勝手も音質も間違いのない完成度
ワイヤレスイヤホンの超有力選択肢! GLIDiCの完全ワイヤレス「TW-7000」/ネックバンド型「WS-5100」レビュー
完成度の高い完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5000」をいち早く投入し、ワイヤレスイヤホン分野での確固たる定評を築いたGLIDiC(グライディック)。
そのブランドがこの秋冬に投入してきたのが、さらなる高みを目指した完全ワイヤレスハイエンド「Sound Air TW-7000」、そして様々な工夫で使いやすさを追求したカジュアルなネックバンド型「Sound Air WS-5100」だ。
「完全ワイヤレスの身軽さは圧倒的だし、音切れもぐっと起きにくくなってる。でもネックバンドならではの扱いやすさを高めたこっちのモデルの方が、装着も接続も安心かな?」 と、別タイプではあるが、というより別タイプであるからこそ、どちらを選んだらよいか悩んでしまうほど、どちらも魅力的なモデルに仕上げられている。そんな2モデルを、それぞれ詳細にレビューしていきたい。
■完全ワイヤレスイヤホンの超有力選択肢となる完成度「TW-7000」
まずは完全ワイヤレス「TW-7000」から紹介していこう。完全ワイヤレスイヤホンとしての、この製品ならではの最大のポイントとして「耳へのフィット感を大幅に向上させた新形状筐体」を最初に挙げたい。
個人の耳の形に合わせて制作するカスタムイヤホンを手掛け、そこで得たノウハウを生かしたユニバーサルイヤホンでも耳に吸い付くようなフィット感で高い評価を得ているブランド「カナルワークス」。その監修を受けて完成したこのモデルは、ウイングチップなどの追加パーツなしで、イヤホン本体が耳にピタリと、しかし圧迫感なく収まる。その装着感は安定していて、しかも快適。耳を隙間なく塞ぐので遮音性も上々だ。
そしてその快適な装着感があってこそ、「イヤホン本体のみでのバッテリー駆動9時間!」というスペックも生きてくる。バッテリーだけでなく装着感も良好でないと、長時間の連続使用は現実的な意味を持たないのだ。
バッテリー周りではほかに、「充電ケースも合わせれば最大25時間」「10分充電で約2時間再生のFast Charge」もチェックポイント。そして完全ワイヤレスの使い勝手においてこちらも大切な、充電ケースの完成度も高い。スティック型にも近いようなスリムさのおかげで、カバンやポケットの中での収まりが良い。
蓋の開閉、イヤホンのケース内への固定は共にマグネット式。開け閉めも出し入れしやすい。イヤホンの形がつまみやすく、ケース側の受けも本体をつまんで出しやすいように仕上げてあるので、指先が滑って落としてしまう不安も少ない。
そのほか、華美な装飾は施さず上質な仕上げで落ち着いた存在感にまとめられたデザイン、SBCとAACに対応と必要十分のコーデック仕様、ケースからの出し入れに電源オンオフやペアリングモードが連動する使いやすさなど、押さえるべきところはすべて押さえた出来映えとなっている。
接続安定性については、今回は新宿駅周辺の、
●新宿駅周辺休日夕 新南口の東急ハンズから東口のアルタ前を通過して歌舞伎町の新宿ロフトプラスワンまでの歩行約15分
●新宿駅周辺休日夜 歌舞伎町から東口まで約7分
●新宿駅中央線ホームから中央線車内数駅
という時間と場所にてチェックしたが、左右の音切れとスマホとの間での音切れのいずれも、筆者が気付くほど明らかな音切れは発生しなかった。よほどの悪条件でなければ問題なさそうだ。
音質についても納得のハイレベル。まずポイントをまとめると、「適度な湿度感/しっとり感を見せる優しいクリアさの高域」「ゴリっとした迫力は出しつつ存在感を主張しすぎないバランス重視の低域」そして「スッとした広がりで余裕のある空間表現」といったところか。
例えば相対性理論「ウルトラソーダ」冒頭。ギター、シンセ、ハイハットシンバルの音がまさに「ソーダのシュワシュワ感」を表現する場面では、そのシュワシュワが弾ける雰囲気を刺激的すぎないクリアさで届けてくれる。そしてそのシュワシュワの広がり感は「完全ワイヤレスとしては」という注釈は不要で普通に良好だ。左右の音の揃い方が綺麗なのだろう。
ベースなど低音楽器はアタックの帯域に良い具合の硬さや速さがあり、リズムをくっきりと感じさせてくれる。低音の量感や深さは欲張っていないタイプ。だが実際に外出時に使ってみると、遮音性の高さのおかげで音楽の低音が周りの騒音に邪魔されないという強みを実感。遮音性の低いイヤホンだと低音は騒音にマスキングされてしまいがちだが、このイヤホンではその影響が少なく、外でもしっかりベースラインを楽しめる。
といったわけで「TW-7000」は、現状ノイズキャンセリングや防水等の付加機能は必要ないというユーザーにとって、完全ワイヤレスの超有力選択肢になり得る完成度の製品だ。
そのブランドがこの秋冬に投入してきたのが、さらなる高みを目指した完全ワイヤレスハイエンド「Sound Air TW-7000」、そして様々な工夫で使いやすさを追求したカジュアルなネックバンド型「Sound Air WS-5100」だ。
「完全ワイヤレスの身軽さは圧倒的だし、音切れもぐっと起きにくくなってる。でもネックバンドならではの扱いやすさを高めたこっちのモデルの方が、装着も接続も安心かな?」 と、別タイプではあるが、というより別タイプであるからこそ、どちらを選んだらよいか悩んでしまうほど、どちらも魅力的なモデルに仕上げられている。そんな2モデルを、それぞれ詳細にレビューしていきたい。
■完全ワイヤレスイヤホンの超有力選択肢となる完成度「TW-7000」
まずは完全ワイヤレス「TW-7000」から紹介していこう。完全ワイヤレスイヤホンとしての、この製品ならではの最大のポイントとして「耳へのフィット感を大幅に向上させた新形状筐体」を最初に挙げたい。
個人の耳の形に合わせて制作するカスタムイヤホンを手掛け、そこで得たノウハウを生かしたユニバーサルイヤホンでも耳に吸い付くようなフィット感で高い評価を得ているブランド「カナルワークス」。その監修を受けて完成したこのモデルは、ウイングチップなどの追加パーツなしで、イヤホン本体が耳にピタリと、しかし圧迫感なく収まる。その装着感は安定していて、しかも快適。耳を隙間なく塞ぐので遮音性も上々だ。
そしてその快適な装着感があってこそ、「イヤホン本体のみでのバッテリー駆動9時間!」というスペックも生きてくる。バッテリーだけでなく装着感も良好でないと、長時間の連続使用は現実的な意味を持たないのだ。
バッテリー周りではほかに、「充電ケースも合わせれば最大25時間」「10分充電で約2時間再生のFast Charge」もチェックポイント。そして完全ワイヤレスの使い勝手においてこちらも大切な、充電ケースの完成度も高い。スティック型にも近いようなスリムさのおかげで、カバンやポケットの中での収まりが良い。
蓋の開閉、イヤホンのケース内への固定は共にマグネット式。開け閉めも出し入れしやすい。イヤホンの形がつまみやすく、ケース側の受けも本体をつまんで出しやすいように仕上げてあるので、指先が滑って落としてしまう不安も少ない。
そのほか、華美な装飾は施さず上質な仕上げで落ち着いた存在感にまとめられたデザイン、SBCとAACに対応と必要十分のコーデック仕様、ケースからの出し入れに電源オンオフやペアリングモードが連動する使いやすさなど、押さえるべきところはすべて押さえた出来映えとなっている。
接続安定性については、今回は新宿駅周辺の、
●新宿駅周辺休日夕 新南口の東急ハンズから東口のアルタ前を通過して歌舞伎町の新宿ロフトプラスワンまでの歩行約15分
●新宿駅周辺休日夜 歌舞伎町から東口まで約7分
●新宿駅中央線ホームから中央線車内数駅
という時間と場所にてチェックしたが、左右の音切れとスマホとの間での音切れのいずれも、筆者が気付くほど明らかな音切れは発生しなかった。よほどの悪条件でなければ問題なさそうだ。
音質についても納得のハイレベル。まずポイントをまとめると、「適度な湿度感/しっとり感を見せる優しいクリアさの高域」「ゴリっとした迫力は出しつつ存在感を主張しすぎないバランス重視の低域」そして「スッとした広がりで余裕のある空間表現」といったところか。
例えば相対性理論「ウルトラソーダ」冒頭。ギター、シンセ、ハイハットシンバルの音がまさに「ソーダのシュワシュワ感」を表現する場面では、そのシュワシュワが弾ける雰囲気を刺激的すぎないクリアさで届けてくれる。そしてそのシュワシュワの広がり感は「完全ワイヤレスとしては」という注釈は不要で普通に良好だ。左右の音の揃い方が綺麗なのだろう。
ベースなど低音楽器はアタックの帯域に良い具合の硬さや速さがあり、リズムをくっきりと感じさせてくれる。低音の量感や深さは欲張っていないタイプ。だが実際に外出時に使ってみると、遮音性の高さのおかげで音楽の低音が周りの騒音に邪魔されないという強みを実感。遮音性の低いイヤホンだと低音は騒音にマスキングされてしまいがちだが、このイヤホンではその影響が少なく、外でもしっかりベースラインを楽しめる。
といったわけで「TW-7000」は、現状ノイズキャンセリングや防水等の付加機能は必要ないというユーザーにとって、完全ワイヤレスの超有力選択肢になり得る完成度の製品だ。