【特別企画】スタジオレベルのマイクが使用可能
スマホで高音質な“演奏してみた”動画が作れる! ローランド「GO:MIXER PRO」がすごい
■iPhone内蔵マイクとダイナミック型マイクで録音比較
今回はペルー発祥の打楽器「カホン」のそばにマイクを設置し、
A)iPhoneの内蔵マイク
B)ダイナミック型マイク+GO:MIXER PRO
の2パターンで録音した。Aに使用したのはiPhone 7 Plusで、Bに用いたダイナミック型マイクは実売で5,000円以下の製品だ。
さてどうだろう? 安価なダイナミックマイクであっても、スマホより格段に良いサウンドで録音できている。そもそもスマホ内蔵マイクでの録音が残念な音になりがちな理由のひとつは、カメラアングルを優先してスマホの置き場所を決めると、マイク的には残念な位置になってしまうことだ。楽器などから距離が離れてしまうとノイズとなる環境音も録ってしまい、音質が良いとは言い難い仕上がりになってしまう。
しかし本製品を導入して外部マイクと組み合わせれば、スマホ本体とは別の自由な位置にマイクをセッティングできるようになり、その点からも音質的に大きなメリットを得られる。先ほどの検証動画からも分かるとおり、楽器の音だけをクリアに録音することができるのだ。つまり予算の都合で安価なマイクしか用意できなくても、本製品を使うことでスマホから大幅に録音クオリティをアップできる。
そして先述したように、録りたい音にあわせてコンデンサーマイクが選べる点も本機の魅力だ。コンデンサーマイクは感度が高くダイナミックレンジが広いことが特徴なので、ボーカルや生楽器との相性は抜群。ボーカルやアコースティックギターなどで使用すれば、録音のクオリティを一気に引き上げること間違いなしだ。
またセッティング時でのポイントとして、「GO:MIXER PROはそれ自体がスマホスタンドにもなるカタチなので、カメラ位置のセッティングにも役立つ!」というところにも触れておきたい。付属のスマホ接続ケーブルもそのセッティングにちょうどいい長さだ。そして本製品は接続したスマートフォンからの電源供給や乾電池駆動にも対応しているので、GO:MIXER PRO自体も電源ケーブル等に縛られることはない。