ストリーミング再生可能なプリメイン
Amazonから本気の “オーディオ製品” 登場!「Echo Link Amp」を早速聴いた
本日4月10日、アマゾンジャパンが「Echo Link」および「Echo Link Amp」の国内発売を開始した(関連ニュース)。
この2モデルは、Amazon純正のAlexa対応スマートスピーカー「Echoシリーズ」のラインながら、 “アンプ” を内蔵するオーディオ機器として活用できるモデルだ。Echo LinkはAlexa対応プリアンプ、Echo Link AmpはAlexa対応プリメインアンプ、と呼ぶこともできるだろう。
ともにストリーミング再生が可能なため、Amazon MusicやSpotifyなどを聴くためのシステムを構築するにあたり、「すでにパワーアンプを持っている、もしくはアクティブスピーカーを利用している」ユーザーはEcho Linkが、「パッシブスピーカーを使っている、またはイチから安価なシステムを構築したい」といったユーザーはEcho Link Ampが選択肢になるわけだ。
本記事では2機種のうち「Echo Link Amp」にスポットを当てて、その実力をチェックしたい。
■Echoシリーズと連携するネットワーク機能内蔵プリメインアンプ
まず、Echo Link Ampの基本的な仕様を確認したい。本体サイズは217x242x86mmとコンパクトで、デスクトップなどでも利用できる。カラーはブラックで、天板はパンチングメタル風(素材はプラスチック)に仕上げられている。ボリュームノブをセンターに配したデザインは、Hi-Fiオーディオ的なルックスといえる。
オーディオ機器として見ると、先述の通りAmazon Echoシリーズと連携するネットワーク機能内蔵のプリメインアンプということになる。内蔵アンプは60W×2チャンネルのClass Dデジタルアンプで、ステレオのスピーカー出力を搭載(8Ω)。アンプの仕様などはAmazonの販売サイトに詳細スペックが公開されている。
ホームオーディオとの接続については、RCAアナログ入出力、光/同軸デジタル入出力をそれぞれ1系統搭載しており、CDプレーヤーなども接続可能。さらにサブウーファー出力、3.5mmヘッドホン出力(アンプはTPA6120A2を内蔵)まで用意する。ネットワークとの接続は内蔵Wi-Fiに加え、LAN端子経由で有線でも行える。
一般的なオーディオ機器にあって、Echo Link Ampにないものもある。ボリュームノブと背面のSETUPボタンのほかには、電源を含めたボタン類がなく、電源コードを繋ぐと、常に電源オンの待機中の状態になる。ディスプレイも非搭載で、入力切り替えボタンも搭載していない。さらにはリモコンさえ付属していないのだ。動作を確認してみたところ、常時外部入力はアクティブになっており、同時に再生を行うとネットワーク再生が優先される形のようだ。
また勘違いしやすいことだが、Echo Link Ampはマイクを内蔵しておらず、Alexaによる音声操作を受け付ける機能はない。音声操作は「Echo Dot」など外部機器と連携して行う。そういった意味でも、本機はEchoシリーズと連携した “コンパニオンデバイス” という位置づけなのだ。
■Echoと同じように「Alexa」アプリからセットアップ
Echo Link Ampのセットアップの流れも紹介しよう。iOS/Androidの「Alexa」アプリから “デバイスの追加” を選び、 “Amazon Echo” のグループから “Echo Link Amp” を選択。Echo Link Ampの電源を入れるとセットアップモードになるので、あとはBluetooh経由で検出して、Wi-Fi登録やグループ設定を実行し、メインスピーカーに指定すれば完了。このように、基本的にはEchoスピーカーのセットアップと同じなので、迷うことなく進められるだろう。
Echo Dotと連携させる場合は、Echo Dotと同じグループに設定すればいい。Echo Dotに「Alexa、○○(曲名、アーティスト、アルバム等)を再生して」などと声をかけると、Echo Dotの音声応答と同時にEcho Link Ampから再生がスタートする(つまり音声応答が曲の頭に被るが、それはご愛嬌)。
似たような構成は、例えば「Echo Input」とプリメインアンプを組み合わせることでも実現できるが、これだとプリメインアンプ側の入力は常にEcho Inputに合わせておかないといけない。Echo Link Ampによって、Alexaシステムの幅はさらに広がるといえる。
この2モデルは、Amazon純正のAlexa対応スマートスピーカー「Echoシリーズ」のラインながら、 “アンプ” を内蔵するオーディオ機器として活用できるモデルだ。Echo LinkはAlexa対応プリアンプ、Echo Link AmpはAlexa対応プリメインアンプ、と呼ぶこともできるだろう。
ともにストリーミング再生が可能なため、Amazon MusicやSpotifyなどを聴くためのシステムを構築するにあたり、「すでにパワーアンプを持っている、もしくはアクティブスピーカーを利用している」ユーザーはEcho Linkが、「パッシブスピーカーを使っている、またはイチから安価なシステムを構築したい」といったユーザーはEcho Link Ampが選択肢になるわけだ。
本記事では2機種のうち「Echo Link Amp」にスポットを当てて、その実力をチェックしたい。
■Echoシリーズと連携するネットワーク機能内蔵プリメインアンプ
まず、Echo Link Ampの基本的な仕様を確認したい。本体サイズは217x242x86mmとコンパクトで、デスクトップなどでも利用できる。カラーはブラックで、天板はパンチングメタル風(素材はプラスチック)に仕上げられている。ボリュームノブをセンターに配したデザインは、Hi-Fiオーディオ的なルックスといえる。
オーディオ機器として見ると、先述の通りAmazon Echoシリーズと連携するネットワーク機能内蔵のプリメインアンプということになる。内蔵アンプは60W×2チャンネルのClass Dデジタルアンプで、ステレオのスピーカー出力を搭載(8Ω)。アンプの仕様などはAmazonの販売サイトに詳細スペックが公開されている。
ホームオーディオとの接続については、RCAアナログ入出力、光/同軸デジタル入出力をそれぞれ1系統搭載しており、CDプレーヤーなども接続可能。さらにサブウーファー出力、3.5mmヘッドホン出力(アンプはTPA6120A2を内蔵)まで用意する。ネットワークとの接続は内蔵Wi-Fiに加え、LAN端子経由で有線でも行える。
一般的なオーディオ機器にあって、Echo Link Ampにないものもある。ボリュームノブと背面のSETUPボタンのほかには、電源を含めたボタン類がなく、電源コードを繋ぐと、常に電源オンの待機中の状態になる。ディスプレイも非搭載で、入力切り替えボタンも搭載していない。さらにはリモコンさえ付属していないのだ。動作を確認してみたところ、常時外部入力はアクティブになっており、同時に再生を行うとネットワーク再生が優先される形のようだ。
また勘違いしやすいことだが、Echo Link Ampはマイクを内蔵しておらず、Alexaによる音声操作を受け付ける機能はない。音声操作は「Echo Dot」など外部機器と連携して行う。そういった意味でも、本機はEchoシリーズと連携した “コンパニオンデバイス” という位置づけなのだ。
■Echoと同じように「Alexa」アプリからセットアップ
Echo Link Ampのセットアップの流れも紹介しよう。iOS/Androidの「Alexa」アプリから “デバイスの追加” を選び、 “Amazon Echo” のグループから “Echo Link Amp” を選択。Echo Link Ampの電源を入れるとセットアップモードになるので、あとはBluetooh経由で検出して、Wi-Fi登録やグループ設定を実行し、メインスピーカーに指定すれば完了。このように、基本的にはEchoスピーカーのセットアップと同じなので、迷うことなく進められるだろう。
Echo Dotと連携させる場合は、Echo Dotと同じグループに設定すればいい。Echo Dotに「Alexa、○○(曲名、アーティスト、アルバム等)を再生して」などと声をかけると、Echo Dotの音声応答と同時にEcho Link Ampから再生がスタートする(つまり音声応答が曲の頭に被るが、それはご愛嬌)。
似たような構成は、例えば「Echo Input」とプリメインアンプを組み合わせることでも実現できるが、これだとプリメインアンプ側の入力は常にEcho Inputに合わせておかないといけない。Echo Link Ampによって、Alexaシステムの幅はさらに広がるといえる。