【特別企画】Dirac技術が没入感あるサウンドを実現
小さいのにすごい臨場感の『スモールシアター』って? VECLOSがワイヤレスポータブルスピーカー「SPW-500WP」で新提案
「VECLOS」(ヴェクロス)はサーモスの魔法びんに使われている真空技術を応用して、独自のサウンドを追求するオーディオブランドだ。 “真空エンクロージャー” 採用のイヤホン・ヘッドホンなどの充実したラインナップを揃えて、その名前を多くの音楽ファンに知らしめた。
そのVECLOSが、『スモールシアター』をテーマに掲げるワイヤレスポータブルスピーカー「SPW-500WP」を発表した。本機には、ブランドの特徴である “真空エンクロージャー”のメリットを、さらに増幅させる技術が採用されているという。その実力に迫ってみたい。
■Bluetoothスピーカーに求められる基本性能を全部のせ
まず円筒形のエンクロージャーを並べて水平に置いたようなデザインに目を奪われる。横幅のサイズは約261mm。ノートPCなどの背面に隠すように置いて、デスクの空きスペースを活用しながら『スモールシアター』を実現できるサイズ感だ。一方、質感のある見た目に反して、質量は約1.1kgと片手で軽々とハンドリングができるレベルに抑えられている。
本体左右にスピーカーの開口部があり、筐体の中には40mm口径のフルレンジスピーカーを1基ずつ配置する。スピーカーボックスは左右のチャンネルごとに独立した構造になっていて、さらに低域を強化するためにパッシブラジエーターを設けた。
ベースユニットには実用最大出力8W×2chのアンプやDAC、Bluetoothレシーバーなどエレクトロニクス部を内蔵する。内蔵バッテリーはフル充電から約11時間の連続駆動に対応。microUSBケーブルによる給電に対応しているので、ノートPCに接続してバッテリーを充電しながらでも使える。
BluetoothのオーディオコーデックはAACとSBCのほか、低遅延を特徴とするaptXをサポートした。本体にはマイクも内蔵するため、ハンズフリー通話が楽しめる。さらにIPX5相当の防滴仕様でもあるため、水しぶきがかかることが想定されるキッチンやアウトドアに持ち出してもいい。
ソース機器とつなぐ方法についてはBluetoothによる無線接続以外にも、3.5mmアナログオーディオ入力を使うか、またはUSBオーディオ機器としてPCにも接続できる。このようにBluetoothスピーカーとしてヒットするモデルの “売れる要素” を基本性能として備えているのが魅力だ。
また特徴として外せないのが、VECLOSならではの独自のステンレス製 “真空エンクロージャー”。真空技術の活用で、厚みを薄くしながら高い剛性を確保し、音響面でも不要な共振を抑えたクリアで歪みのないサウンドが得られるのがこのエンクロージャーの強みだ。
細長い筒状をした “真空エンクロージャー”の先端は、フロントバッフルをコンパクトな形にすることで回折現象の影響を低減して、立体的で鮮鋭度の高い空間描写を実現した。
さらに、このスピーカーデザインによる独自のリスニング感をさらに引き立てるため、Dirac Research(ディラックリサーチ)社の立体音響技術を組み合わせた。これこそが、本機最大のポイントとなる。
そのVECLOSが、『スモールシアター』をテーマに掲げるワイヤレスポータブルスピーカー「SPW-500WP」を発表した。本機には、ブランドの特徴である “真空エンクロージャー”のメリットを、さらに増幅させる技術が採用されているという。その実力に迫ってみたい。
■Bluetoothスピーカーに求められる基本性能を全部のせ
まず円筒形のエンクロージャーを並べて水平に置いたようなデザインに目を奪われる。横幅のサイズは約261mm。ノートPCなどの背面に隠すように置いて、デスクの空きスペースを活用しながら『スモールシアター』を実現できるサイズ感だ。一方、質感のある見た目に反して、質量は約1.1kgと片手で軽々とハンドリングができるレベルに抑えられている。
本体左右にスピーカーの開口部があり、筐体の中には40mm口径のフルレンジスピーカーを1基ずつ配置する。スピーカーボックスは左右のチャンネルごとに独立した構造になっていて、さらに低域を強化するためにパッシブラジエーターを設けた。
ベースユニットには実用最大出力8W×2chのアンプやDAC、Bluetoothレシーバーなどエレクトロニクス部を内蔵する。内蔵バッテリーはフル充電から約11時間の連続駆動に対応。microUSBケーブルによる給電に対応しているので、ノートPCに接続してバッテリーを充電しながらでも使える。
BluetoothのオーディオコーデックはAACとSBCのほか、低遅延を特徴とするaptXをサポートした。本体にはマイクも内蔵するため、ハンズフリー通話が楽しめる。さらにIPX5相当の防滴仕様でもあるため、水しぶきがかかることが想定されるキッチンやアウトドアに持ち出してもいい。
ソース機器とつなぐ方法についてはBluetoothによる無線接続以外にも、3.5mmアナログオーディオ入力を使うか、またはUSBオーディオ機器としてPCにも接続できる。このようにBluetoothスピーカーとしてヒットするモデルの “売れる要素” を基本性能として備えているのが魅力だ。
また特徴として外せないのが、VECLOSならではの独自のステンレス製 “真空エンクロージャー”。真空技術の活用で、厚みを薄くしながら高い剛性を確保し、音響面でも不要な共振を抑えたクリアで歪みのないサウンドが得られるのがこのエンクロージャーの強みだ。
細長い筒状をした “真空エンクロージャー”の先端は、フロントバッフルをコンパクトな形にすることで回折現象の影響を低減して、立体的で鮮鋭度の高い空間描写を実現した。
さらに、このスピーカーデザインによる独自のリスニング感をさらに引き立てるため、Dirac Research(ディラックリサーチ)社の立体音響技術を組み合わせた。これこそが、本機最大のポイントとなる。
次ページ手前に画面があっても没入感あるシアターサウンドを実現