HOME > レビュー > 1位はもちろん…。「秋のヘッドフォン祭2019」高橋敦の超個人的ベスト5

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第238回】

1位はもちろん…。「秋のヘッドフォン祭2019」高橋敦の超個人的ベスト5

公開日 2019/11/07 06:30 高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

【番外編】気になったあれこれEarStudio
ここでランキングとは別に気になった製品を、写真でざざざっと!いくつか紹介させていただこう。

丸七ブランドのLightning/USB-Cからイヤホン端子への変換ケーブルは全種類7,980円!2.5/4.4mm端子もバランス駆動ではなく、スマホとDAPで同じイヤホンを使える利便性のためのアイテムとのこと

同じく丸七の4.4/3.5mm→2.5mmの超小型変換アダプター。見ての通りとにかく小さい上に精密感があってかっこいい!


ケーブルブランドLuminoxのその名も「Luminox」という新ケーブルは……

プラグ部に仕込まれた機構でケーブル内の複数の導体への接続を切り替え、同社既存好評3モデルのケーブルに近いサウンドを使い分けられるという変態ケーブル


Astell&Kernからはブランド初期を象徴する名機AK120を自ら現代的に再解釈したという「SA700」が登場!サイズ感などAK120 II的でもある

ケーブルブランドORBからG4 Audioと共同開発のシングルBAイヤホン「CF-IEM」が登場!樹脂充填シェル内に金属リングで囲った「バーチャルサウンドチャンバー」スペースを設置


Campfire Audio「C/2019 Q4」は言われてみれば同社初な3ドライバー構成。音作りも同社にしては珍しく、個性よりも素直さ重視の仕上げ。年内に5万円台で発売の予定

AIR by MPOWのネックバンド型Bluetoothイヤホン「X2.1J」とBluetoothヘッドホン「X4.0J」はそれぞれ6,500円、8,000円ほどの安さにしてちゃんと効くノイキャンを搭載!


超絶パワーでイヤホンを完璧に制御するQuestyle DAP最新モデル「QPM」は限定100台での販売となってしまった!争奪戦か!?

檜スピーカー新作「TOYONE」で水樹奈々さん「METANOIA」を響かせるAudifillブース

【第3位】コンパクト系再生アイテムに注目!

これは完全に僕の個人的な趣味なのだが、ポータブルオーディオにおいてはポータビリティを重視したい。つまり小型軽量、コンパクトな再生アイテムを歓迎したい。

というわけでまずはポータブルプレーヤー分野から、HiBy「R3Pro」とHIDIZS「AP80 Pro」に注目!

HiBy「R3Pro」は完全に掌に収まるコンパクトさで…

こちらは従来通りのバランス駆動対応


HIFIDS「AP80Pro」も完全に掌に収まるコンパクトさで…

こちらは新たにバランス駆動対応

どちらも無印の「R3」「AP80」時点で十分に魅力的な製品だったのだが、この「PRO」はその小型軽量さはそのままに全面強化されたモデルとなる。

AP80Proの方は詳しくは来年以降ということだが、R3Proは無印と同じく2万1,000円前後の価格で今年中に登場予定。無印との大きな違いはDACチップの変更なのだが、それによって連続駆動時間がシングルエンドで11時間→20時間、バランス駆動で9時間→16時間と大幅!大幅アップ!2万1,000円でこのコンパクトさでバランス駆動で長時間駆動。強い!

このタイプのモデルだと「小型軽量さのための2.5mmバランス駆動端子」という棲み分けがわかりやすいのもポイント。

ポータブル再生システムの小型軽量アイテムとしては、Bluetoothレシーバー、スマホ直結可能な小型USB-DACにも注目。特に前者はさりげなく活況で新製品も豊富だ。

FiiO「BTR5」は2.5mmバランス駆動対応Bluetoothレシーバー。スマホとのUSB-DAC接続も可能。ここでも2.5mm端子の小型さが生かされている

こちらはShanling「UP4」も2.5mmバランス駆動対応Bluetoothレシーバー。同社のクリッカブルダイヤルは手探りで操作しやすい


一方Lotoo「PAW S1」は超小型でありながら「4.4mm」バランス駆動端子搭載!なUSB-DAC

ポータブルではないが、「デスクトップ向けコンパクトDAC/アンプで4.4mm搭載」という、実はあまり見かけない仕様を備えたiFi audio「ZEN DAC」は個人的超注目製品

【第2位】ダイナミックフルレンジが大豊作だ!

これは完全に僕の個人的な趣味なのだが、“ダイナミック型ドライバーフルレンジシングルなイヤホン” が好きだ。そして今回はそれが大豊作!大豊作すぎるので残念ながら写真でざざっと形式で紹介させていただく。

本当はまだ発表する予定ではなかったというfinal「A8000」。実は事前に聴かせていただく機会があったのだが、これマジヤバイ!

Astell&Kern「AKT9iE」。個人的なダイナミック型リファレンス「AKT8iEMk2」の後継モデルなのでもちろん期待大!実際、よりスムースでバランスの良いサウンド


Meze Audio「RAI SOLO」は定評あるMezeの音作りと装着感の良さ、かつここに挙げた中では比較的お手頃な約3万円程度という価格でもあるので広くおすすめしたい



Technicsブランドからイヤホン!「EPH-TZ700」はコンパクトかつ絶妙なカットの施されたハウジングでフィット感も見事!

独特の形状で目立ちがちだが実際聴けば「これぞダイナミックの王道!」というサウンドなacoustune。僕の個人的好みな真鍮チャンバーの「HS1650CU」の「White」バージョンが登場!


JVCのウッド振動板シリーズもダイナミック型分野に欠かせない存在。最新作は「HA-FW1500」

アコースティックチャンバーを活用してダイナミック型の音作りを進化させたFAudioからは、また新たな振動板素材にチャレンジした「Minor」が登場

次ページ第1位はもちろんあの方!祭りでも無双!

前へ 1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE