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【特別企画】全録機能と組み合わせチェック

レグザ「みるコレ」で評論家・海上忍氏のテレビ生活が激変。じっくり使ってわかった魅力

公開日 2019/11/29 07:00 海上 忍
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しかもこの機能、製品発売後も進化を続けることに注目したい。たとえば、11月上旬のアップデートではAIレコメンド機能(みるコレの中核ともいえる人工知能による番組推奨機能)がアップデート、放送から一定期間経過したニュース番組が推薦されないようになった。もちろんアップデートはクラウド側で行われるため、ユーザーは何も作業する必要はない。このあたり、クラウドベースのサービスならではといえるだろう。

■印象激変、「みるコレぐらし」の前と後

検証に利用したテレビは「55Z730X」、タイムシフトマシン4K液晶REGZAの55インチモデルだ。外付けUSBハードディスクを接続すれば、いわゆる“全録”が可能になり、放置しておくだけで指定したチャンネル(地上波最大6局)を録りまくってくれる。今回はセットアップ画面の指示に従い、平日19:00 - 25:00、土日8:00 - 25:00というパターンで設定することにした。

レグザに外付けHDDをタイムシフトマシン機能を設定

「みるコレ」機能を利用するには、リモコンの中央付近にある青いボタンを押す。するとコンテンツのサムネイルが並ぶ画面に遷移するので、「あなたにおすすめ」や「新着録画」の中から再生対象を選べばいい。

リモコンの中央に「みるコレ」専用ボタンを装備

この画面の内容は、どのような番組を見たかによって変化するが、視聴直後の情報がそのまま反映されるわけではない。録画済番組は過去6ヶ月間が対象という程度で、詳細な運用ルールは明かされていないが、そこは「みるコレ」運営側のノウハウなのだろう。

たとえば、「天皇陛下ご即位をお祝いする国民祭典」を見てから1週間ほど経過したタイミングで、「"天皇陛下ご即位をお祝いする国民祭典"を見た方におすすめ」というコーナーが現れた。確かに、タイムシフトマシンで録画された番組を見ているので、私の視聴履歴を参考にしていることは間違いないが、直前に見ていたニュース番組(生放送)で大嘗宮の一般公開が始まったことを伝えていたから、クラウドからのタイムリーな指示があったのかもしれない。

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