【特別企画】全録機能と組み合わせチェック
レグザ「みるコレ」で評論家・海上忍氏のテレビ生活が激変。じっくり使ってわかった魅力
受信可能でさえあれば、録画されていない番組・全録対象外のチャンネルでも推薦対象になる。実際、「鉄道が好き! パック」を眺めていたところ、全録対象ではないNHK BSプレミアムの鉄道関連番組(放送中)が推薦されていた。タイムシフトマシンは衛星放送を対象に含めていないが、この機能を使えば見逃し/録画し損じをかなり防げそうだ。
■AIレコメンド機能で“宝の持ち腐れ”を防げる
その「○○パック」だが、前述したとおりバリエーションはかなり豊富。画面左上の虫眼鏡ボタンをクリックして検索画面に入り、適当なキーワードを入力(音声入力できるのでリモコン操作の苦労はない)すると現れる候補をクリック、内容をチェックして「お気に入り」に追加すれば、以降はラクに使える。
自分の関心がある「○○パック」があるかどうかは、それほど心配しなくていい。「ラグビー」で検索してみると、期待どおり「ラグビー パック」が表示されるのみならず、「ラグビー ドキュメンタリー パック」や「ラグビー ニュース パック」、さらには地上波のラグビー番組に頻繁に登場していたお笑いタレントのパックまで候補に登場していた。
悪ノリして「ピンク・フロイド」で検索してみたところ、さすがに録画済番組はなかったが、ちゃんと「ピンク・フロイド パック」が存在していて、未来番組としてCSで放送予定のデビッド・ギルモア(ピンク・フロイドのギタリスト)のライブ番組が推薦された。スピッツやMr.チルドレン(検索は「ミスチル」でOK)といったJ-POP勢はもっとたくさん表示されたので、音楽系コンテンツも任せてよさそうだ。
なお、「みるコレ」で推薦された番組は、おまかせ録画(好みのテーマ/ジャンルの番組を自動録画する機能)することも可能だ。BS・110度CSの番組も、BS/CS 4Kも、スカパー! プレミアムを除けばどしどし録画できてしまう。タイムシフトマシンとは別のUSBハードディスクが必要になるが、「みるコレ」を使いこなすためには欠かせない投資だろう。
「みるコレ」を軸にタイムシフトマシン4K液晶REGZAと暮らしてみたが、2週間経過したところで、当初違和感があったリモコンのボタン配置がすっと腑に落ちた。位置はド真ん中で周囲のボタンと色分けされるほど強調されているが、正直そこまで使うかな...という最初の印象はあっさり崩壊。テレビを起動してすぐ押すボタンへと、いつの間にか昇格していたからだ。
タイムシフトマシンは地デジ番組をどんどん録り貯めてくれるパワフルな機能だが、仕事が忙しいとどのような番組が録画されているかチェックし切れないし、結局見ないまま削除されてしまうこともあった。しかし、「みるコレ」のAIレコメンド機能の助けを借りれば“宝の持ち腐れ”をある程度は防げる。REGZAオーナーであれば、ぜひ使いこなしてほしい。