【PR】音質にこだわりの第2世代モデル
ゼンハイザーの完全ワイヤレスがノイキャンで進化!「MOMENTUM True Wireless 2」レビュー
■さらにグレードアップしたサウンドを体験
本機の試聴は、aptXコーデックに接続にも対応するGoogle Pixel 4 XLで、ストリーミング配信の音源をリファレンスにして実施。先に結論を述べておくと、MOMENTUM TW2のサウンドは、高評価を欲しいままにしてきた前モデルから一段とグレードアップを遂げていた。
MISIAの「アイノカタチ」は驚くほどに声の透明度が高く、ボーカリストと密着した距離感に息をのんだ。音の輪郭線をひと筆できれいに描くイヤホンだ。トランペットの高音が滑らかに艶っぽく伸びる。音の質感が柔らかく、温かみがあふれ出している。ピアノの演奏は指先のタッチがふんわりとリラックスした雰囲気に描かれ、耳馴染みがすごく良い。低音はゆったりとスケール感の大きな音像を広げるが、かといってだぶつくことはなく、立ち上がりのインパクトが歪まない。余韻の後味がとてもスッキリとしている。
toufubeatsのアルバム『TBEP』から「SOMEBODY TORE MY P」では、雄大なスケールを感じさせてくれた。広々としたキャンパスを様々な電子音が彩り、音色が混じり合うことなく写実的に演奏の風景をスケッチする。一つひとつの音の粒がピンと立体感的に立っており、視界はどこまでも良好。奥行きの見晴らしがキリッと澄んでいる。
スネアのリズムに軽やかな弾力が感じられ、思わず踊り出したくなる。バスドラムの低いキックの音色は肉厚で密度が高い。なのに立ち上がりが鋭く、楽曲に心地よいスピードと浮遊感を与えてくれる。シンセサイザーの効果音が縦横無尽に飛び交うこの楽曲のマジカルな醍醐味と、クリエイターの意図するところが余すところなく伝わってくる。ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンならではと言える魅力だ。思わず手に汗を握ってしまった。
ゼンハイザーが放つ完全ワイヤレスイヤホンの第2弾は、特に音質の完成度においては、現在発売されている完全ワイヤレスイヤホンの中で間違いなくトップクラスに立っている。ドライバーの自社開発に徹底してこだわりながら、「ゼンハイザーの音」を立ち止まることなく追求する姿勢に敬意を表したい。
MOMENTUM True Wireless 2は、完全ワイヤレスイヤホンの中では少し高価な部類だが、新機能を盛り込みながら、音質に妥協しなかった結果と言える。この気骨あふれるサウンドは、これから多くの音楽ファンのハートを貫くことになるだろう。
(協力:ゼンハイザージャパン株式会社)