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まさにiBassoの集大成!異例のこだわりを詰め込んだ“音質最優先”のハイレゾDAP「DX220Max」レビュー
■デジタル部にも妥協なし。多彩な入出力で使いみちも豊富
一方で、デジタル部分も手抜かりはない。OSはオリジナルと変わらず、Mango OSとAndroid 8.1のデュアル構成。より高音質な音楽再生を求めるユーザーはMango OS、映像コンテンツやWiFi、Bluetooth接続などを利用したい場合はAndroid 8.1と、OSを使い分けられるようになっている。
OSを切り替えることで、Androidからストリーミング再生対応のアプリなども活用できる。残念ながらGoogle Playストアには対応していないものの、アプリストア「APKPure」が用意されている。こちらからメジャーなアプリはおおよそ入手できるので、困ることはないだろう。
入出力に関しても、DX220Maxはなかなかのこだわりぶりだ。アナログ出力は3.5mmと4.4mmに加えて、4.4mmのラインアウトも用意されている。このラインアウト端子はグラウンドにもしっかり繋がっているため、4.4mm - XLR3pin×2の変換ケーブルなどを用意すれば、ホームオーディオ機器やモニター系のパワードスピーカーなども接続できる。
屋外だけでなく、自宅でも本格的なサウンドが楽しめるのは嬉しい。DX220Maxはポータブルプレーヤーではあるが、その音質やサイズを考えると、デスクに置いての利用も活用シーンの1つといえるだろう。
■そのサウンドは「いちど聴いたら、もう元に戻れない」
さて、肝心のサウンドを確かめるべく、数10時間のエージングを行った後、いくつかのイヤホンとヘッドホンを組み合わせて様々な楽曲を聴いてみた。
サウンドは、まさにiBasso Audioの集大成といえる上質さ。音の広がり感、ディテール表現、ダイナミックレンジの幅広さ、キレの良さなど、基礎体力の高さは恐れ入るほど。付帯音をまったくといっていいほど感じさせない、とてつもなくダイレクトなサウンドだ。おかげで、ピアノの音は普段より数段ピュアで、ホールへの広がりも含めて、実体感のあるリアルな音色を堪能できた。
ボーカルも魅力的。女性ボーカルはほんの少しドライで、歯切れの良い歌声を楽しませてくれるし、男性ボーカルもハスキーで魅力的なサウンドを聴くことができる。
帯域バランスが整っており、帯域ごとの解像感も安定しているのだろう。どんな音楽ジャンルもそつなくこなす、懐の深さがある。さらに持ち前のリアリティの高さから、ライブ音源とのマッチングがよいのも確か。DAPでここまで臨場感溢れるサウンドが楽しめることは、そうそうない。
イヤホン/ヘッドホンを選ばず、どんな製品でも上手くならしてくれる点も魅力だと感じた。例えば、BA型ドライバー搭載のカナル型イヤホンでは、普段よりスピード感の高いサウンド。鳴らしにくい音質重視ヘッドホンであっても、低域までしっかり駆動できるので、圧倒的にグルーブ感の高いサウンドを味わえる。
一度この音を聴いたら、もう元に戻れない。そして「この音のためだったら、サイズや重さなどはまったく気にしない!」という気持ちにさせられてしまう、素晴らしいサウンドだ。
(企画 協力:株式会社MUSIN)