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車内空間が静かになると音質もアップ!カーオーディオ・デッドニング最新事情
■貼る場所や大きさ……プロならではのノウハウがより高い効果を生む
チューニング材を貼るだけならDIYでもできるのでは?と思う方もいらっしゃるかも知れない。しかし、カーオーディオの音質向上を競うコンテストで審査員を務めている筆者的には、デッドニングはプロにお願いしたほうが良いと感じている。
というのも内装部の各パーツを外した時にプラスチックを破損したり、ケーブルの配線を切断してしまったり、外したパーツを元に戻せなくなってしまう可能性があるからだ(筆者もそんな経験をしたひとりだ)。
それに、やはりプロだからこそ持つ施工のノウハウがある。新川さん自身も「いろんな考え方があるので僕のやり方が一概に正しいとも言えませんが」と謙遜しつつ、「デッドニング材の貼り方ひとつで音質の傾向が変わるのは間違いなく、また無駄を省いた施工のノウハウがあります」と語る。
実際に施工しているところを見せてもらったが、細かな工夫や美学が随所に感じられた。車はメーカーや車種によりボディ形状やドアの作り方が違うことは言わずもがな。つまり車両によって適切なチューニング材の使用場所や量が違うのだ。これを的確に判断できるのは、多数の施工を手掛けてきたプロならではだろう。さらに施工方法にもコツがあり、場所によって平面的に貼ったり巻きつけて貼ったり等の違いや、貼り付けたものが後日剥がれないように角を切るなど多くのノウハウも見てとれた。
走行時の安全性等を担保しつつ、豊富なノウハウでより高い音質向上効果が得られるとあれば、税抜15,000円の「AT-AQ405」と前方ドア2枚分の工賃を合わせても納得、むしろこの値段で良いのか?と思ってしまうほどだ。何度も言うが、プロに施工してもらうのをおすすめしたい。
■ドアのデッドニングで効果を実感した方にはコレもおすすめ
前述のとおり、ドアのデッドニングをするとあまりの効果発揮ぶりに他の部分にも手を入れたくなってしまうものだ。そんな方に、AquieTのノイズレスラグ「AT-AQ430」とヒートシールドラグ「AT-AQ490」も紹介したい。このふたつは新川さんも「やった方がいいです!効果がすごい」と強く薦める。
ノイズレスラグ「AT-AQ430」は高い遮音効果と断熱効果を持つソフトゴムマットで、フロアの下に敷いて使用する。「運転席のマットの下に入れるだけでもすごく静かになるんです。お客様に聴いてもらったら『こんなに効果があるなら下側もやりたい』と言ってくださったこともありました」と新川さん。「こんなに大きいサイズのノイズレスラグは他になかったし、とにかく効果がすごいんです。自分もいちばん好きだし、ものすごく売れてます」と興奮気味に語っていた。
またヒートシールドラグ「AT-AQ490」は異なる素材の三層構造により遮熱・断熱性能を持ち、車内の温度変化を抑えてくれる。「主に天井に使っています。夏も冬もこれがあるだけでエアコンが効くまでの時間が全然違いますし、車内を静かにする効果もあります」と新川さん。暑くなるこれからの季節に備える意味でもおすすめだ。
「ドアのデッドニングは、カーオーディオの入口としてすごくいいと思います。一度に色々なところをやってもいいですが、一箇所ずつデッドニングしていくと、それぞれの効果が分かって楽しいと思いますよ」と新川さん。
そして、デッドニングすることで音質アップの楽しさを知ったら、スピーカーを交換したり、低域の迫力を上げるチューンナップウーファーを装着したりという更なる深掘りをしていっても良いだろう。
カーオーディオは、自分だけのパーソナルな空間で楽しめるので、家で聴くよりも大音量で楽しめるのがメリットだと筆者は考えている。音量は虫眼鏡のようなもので、上げれば上げるほどアーティストの姿を拡大し、作品に込められたメッセージに近づくことができるのだ。
オーディオテクニカ「AquieTシリーズ」は、AT-AQ405を筆頭に様々な室内環境に対応する豊富なラインナップが揃っていること、製品の品質が非常に高く施工性に優れていること、手頃な価格で導入しやすいこと、そして価格以上の効果が見込めることが大きなメリットだ(※編集部註:工賃はオートバックスの店舗ごとに異なります。詳細は施工を希望される店舗にお問い合わせください)。
オーディオテクニカのAquieTシリーズを入口に、カーオーディオの楽しみをぜひ体験してみていただきたい。
(協力:株式会社オーディオテクニカ)