【PR】イオナイザー搭載でホコリも静電気も除去
アナログファン待望の新除電ブラシ「ASB-2 ion」レビュー。静電気が98%以上消え去った効果を体感
アナログ再生を楽しむオーディオファンなら必携のアイテムとして人気を集める除電ブラシ「ASB-1」。ブラッシングでのゴミ取りだけでなく、除電も可能という画期的なアイテムだが、この度、その効果をさらに高めた新作「ASB-2 ion」が登場した。“イオナイザー”の搭載により、驚異的な除電効果を獲得したASB-2 ionを、炭山アキラがレポートする。
■令和になって品位が上ったアナログ再生
アナログレコードの世界は、1980年代の終わり頃にCDへ覇権を譲り渡してから、一度は進歩・向上の勢いがほとんど停まってしまった。機器やソフトの売れ行きが急激に下がってしまったのだから、開発の資金や人員をそう潤沢に投入する訳にいかないのは致し方ないし、ひっくり返して言えば、来るべきCD時代へ向けて最高のリソースを割くことは、各社とも当然の判断だったことでもあろう。
しかしアナログは、21世紀に華麗なる復活を遂げる。それも、単にレトロスペクティブな視点で語られるのではなく、CDを凌駕する高音質音源として、である。今なお非マニア層には信じてもらえないところがあるのだが、アナログの再生音は全盛期よりもこの令和時代の方が、ずっと品位が上がってるのだ。
それは、例えばアナログ全盛時には存在していなかったハイμコアの採用による超高品位カートリッジの開発によるものでも、同じくハイテク素材や、また往時には望めない超高精度金属加工によるプレーヤー、アームなどの開発がもたらしたものでもあろう。しかし、個人的には「ひょっとしてそれらの影響を超えるものがあるんじゃないか?」と睨んでいる項目がある。ほかでもない、盤の扱い方である。
特に重要なのがレコードクリーニングと静電気除去だが、この両方を手軽に行えることで人気を博しているのがユキム・スーパーオーディオ・アクセサリーの除電ブラシ「ASB-1」だ。そしてこのたび、そんなASB-1の柄にイオン除電器が仕込まれた格好の新製品「ASB-2 ion」が登場した。
■レコードクリーニングと静電気除去を手軽に実現「ASB-2 ion」
皆が皆そんな状況ではなかったろうが、アナログ全盛期のレコードの扱いといえば、独特の匂いがするレコードスプレーをかけてベルベットのブラシで埃を払う、といったくらいしか一般的なレコードのクリーニング法はなかったのではないか。
もちろん訳の分かったマニアは、当時からキースモンクスを筆頭とするレコードクリーニング・マシンを使われていたわけだが、それはとてつもなく高価な製品で、また大変な場所塞ぎでもあった。それで、首都圏のレコードマニアは、確か1枚100円くらいだったかで、秋葉原の石丸電気へ愛聴盤を持ち込み、キースモンクスのクリーニングを受けていたものである。
翻って昨今、レコードクリーニングの方法論は劇的な進歩を遂げた。マシンはごく気軽な大きさと価格の製品がいくつもあるし、手磨きでも優れた薬剤とクロス、ブラシ類がいくらもある。いい世の中になったものである。
アナログの扱いに関してはもう一つ、見逃すことのできない項目がある。「レコードの静電気をどう養生するか」である。アナログ全盛期から静電気の害に関してはいろいろ言われてきたし、いろいろな除電グッズも存在した。
しかし、往時の「静電気の害」というと、レコードへ埃を吸い寄せる働きとパチパチノイズの元凶として、そしてあまり大量に蓄電すると時にカートリッジのカンチレバーなどへ “落雷” することなどが中心だったと記憶する。確かに、カンチレバーへ落雷した痕跡の写真を見たことがあるが、マイクロサイズの穴があいていてゾッとしたものだ。
だが、それらが「静電気の害」としてあるのは大前提としつつ、実はもっと大きな問題があることに、私自身を含めた大半のオーディオマニアはごく最近まで気づいていなかったのではないか。ほかでもない。「静電気が音質へ与える悪影響」だ。
静電気は目に見えず、また除去しても「樹脂製の内スリーブが盤にくっつかずに収めやすくなる」くらいしか違いが分かりにくいものだから、致し方なかったところはあるが、実際に有効な除電グッズを用いてみると、その極端な音質向上ぶりに「一体今まで俺は何をやってきたんだ!」と頭を抱えたくなるものである。いや、何のことはない。私自身の初体験がそうだったのだ。
新しく発売するASB-2 ionは、髪の毛よりもずっと細い導電性のブラシで、人体へ静電気を逃がしながら繊細な音溝の中まで毛足が優しく入り込み、静電気で吸着されたマイクロダストを掃き出してくれるASB-1と、コンパクトなイオン除電器をひとつにまとめた製品。果たしてどのような効果をもたらしてくれるのか紹介していこう。
■令和になって品位が上ったアナログ再生
アナログレコードの世界は、1980年代の終わり頃にCDへ覇権を譲り渡してから、一度は進歩・向上の勢いがほとんど停まってしまった。機器やソフトの売れ行きが急激に下がってしまったのだから、開発の資金や人員をそう潤沢に投入する訳にいかないのは致し方ないし、ひっくり返して言えば、来るべきCD時代へ向けて最高のリソースを割くことは、各社とも当然の判断だったことでもあろう。
しかしアナログは、21世紀に華麗なる復活を遂げる。それも、単にレトロスペクティブな視点で語られるのではなく、CDを凌駕する高音質音源として、である。今なお非マニア層には信じてもらえないところがあるのだが、アナログの再生音は全盛期よりもこの令和時代の方が、ずっと品位が上がってるのだ。
それは、例えばアナログ全盛時には存在していなかったハイμコアの採用による超高品位カートリッジの開発によるものでも、同じくハイテク素材や、また往時には望めない超高精度金属加工によるプレーヤー、アームなどの開発がもたらしたものでもあろう。しかし、個人的には「ひょっとしてそれらの影響を超えるものがあるんじゃないか?」と睨んでいる項目がある。ほかでもない、盤の扱い方である。
特に重要なのがレコードクリーニングと静電気除去だが、この両方を手軽に行えることで人気を博しているのがユキム・スーパーオーディオ・アクセサリーの除電ブラシ「ASB-1」だ。そしてこのたび、そんなASB-1の柄にイオン除電器が仕込まれた格好の新製品「ASB-2 ion」が登場した。
■レコードクリーニングと静電気除去を手軽に実現「ASB-2 ion」
皆が皆そんな状況ではなかったろうが、アナログ全盛期のレコードの扱いといえば、独特の匂いがするレコードスプレーをかけてベルベットのブラシで埃を払う、といったくらいしか一般的なレコードのクリーニング法はなかったのではないか。
もちろん訳の分かったマニアは、当時からキースモンクスを筆頭とするレコードクリーニング・マシンを使われていたわけだが、それはとてつもなく高価な製品で、また大変な場所塞ぎでもあった。それで、首都圏のレコードマニアは、確か1枚100円くらいだったかで、秋葉原の石丸電気へ愛聴盤を持ち込み、キースモンクスのクリーニングを受けていたものである。
翻って昨今、レコードクリーニングの方法論は劇的な進歩を遂げた。マシンはごく気軽な大きさと価格の製品がいくつもあるし、手磨きでも優れた薬剤とクロス、ブラシ類がいくらもある。いい世の中になったものである。
アナログの扱いに関してはもう一つ、見逃すことのできない項目がある。「レコードの静電気をどう養生するか」である。アナログ全盛期から静電気の害に関してはいろいろ言われてきたし、いろいろな除電グッズも存在した。
しかし、往時の「静電気の害」というと、レコードへ埃を吸い寄せる働きとパチパチノイズの元凶として、そしてあまり大量に蓄電すると時にカートリッジのカンチレバーなどへ “落雷” することなどが中心だったと記憶する。確かに、カンチレバーへ落雷した痕跡の写真を見たことがあるが、マイクロサイズの穴があいていてゾッとしたものだ。
だが、それらが「静電気の害」としてあるのは大前提としつつ、実はもっと大きな問題があることに、私自身を含めた大半のオーディオマニアはごく最近まで気づいていなかったのではないか。ほかでもない。「静電気が音質へ与える悪影響」だ。
静電気は目に見えず、また除去しても「樹脂製の内スリーブが盤にくっつかずに収めやすくなる」くらいしか違いが分かりにくいものだから、致し方なかったところはあるが、実際に有効な除電グッズを用いてみると、その極端な音質向上ぶりに「一体今まで俺は何をやってきたんだ!」と頭を抱えたくなるものである。いや、何のことはない。私自身の初体験がそうだったのだ。
新しく発売するASB-2 ionは、髪の毛よりもずっと細い導電性のブラシで、人体へ静電気を逃がしながら繊細な音溝の中まで毛足が優しく入り込み、静電気で吸着されたマイクロダストを掃き出してくれるASB-1と、コンパクトなイオン除電器をひとつにまとめた製品。果たしてどのような効果をもたらしてくれるのか紹介していこう。