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「ゲーミングヘッドセット」をヘッドホンのプロが評価!ロジクールG&ASTROがオススメな理由は?
■高音質ゲーミングブランドASTROのエントリー機「A10」
昨今はPS4などのコンシューマゲーム、PCゲーム、スマホゲームと様々あるが、最近は複数のハードで遊べるゲームタイトルも多い。今回プレイしたのはバトルロイヤル系タイトルの『Apex Legends』と、アクションRPGの『原神』だ。
PS4でのゲームプレイに選んだヘッドセットは「ASTRO A10」。6,000円台後半で購入できる有線ヘッドセットで、クッション製のあるヘッドパッドに、口元まで伸びるマイクはフリップでミュートできる。PS4は標準のワイヤレスコントローラーにヘッドホン/マイク端子があるので有線ヘッドセットも使いやすく、すべての音をヘッドホンで聞く、チャットの音だけをヘッドホンで聞くなどの設定はPS4側で行える。
『Apex Legends』をプレイしてみる。音の位置がクリアで、足音までもとても明瞭だ。左右、ナナメと聞こえてくる方向感がリアルで、自分が走りながら視点カメラを回した場合も、音の発生源の移動が手に取るように分かる。
ASTRO A10の音質特徴は、中高域が強めで明瞭、低音は余裕こそあるが控えめで、音を聞き分けることを意識したサウンドバランスだ。センチネル(スナイパーライフル)を発射した時の「ズドン」という音が後ろに抜けていく様は素直に気持ちいい。そして重要なことだが、有線ヘッドセットなのでもちろん音の遅延の心配は不要だ。
『原神』では、音楽空間が頭のやや高めの位置に定位し、ゲームの世界観を体感できる。キャラのボイス(独り言や掛け声)はセンターに定位して、クリアに聞こえてくる。ゲーム内の雰囲気を生み出している虫の声や水音などの細かな表現もしっかり再現し、オープンワールドならではの世界の広がりを感じられるのだ。
■独自ワイヤレスでノンストレス、ロジクールG「G733」
続いて、ロジクールGのヘッドセット「G733」をPCと接続してプレイ。ワイヤレスのゲーミングヘッドセットだが、独自技術「LIGHTSPEED」の採用により低遅延でゲームを楽しめる。ちなみにPS4でも、付属のドングル(USB-A)をPS4本体のUSB端子に接続することで、LIGHTSPEEDでの低遅延通信が問題なく使える。
『Apex Legends』をプレイしてみると、フルデジタル接続らしい鳴り方で、音のステレオ感や左右の分離感が抜群。価格としても1万円後半のモデルということもあって、サウンドクオリティも高い。足音などをあえて際立たせることはせず、豊富な情報量とステレオ再生でしっかり聞き分けられるように仕上げられている。
例えば、テルミットグレネード(手榴弾)を投げた時に地面が炎上する音まで、キメ細かくリアルなのだ。遅延についても、先述の通りLIGHTSPEED技術により、まるで感じられないレベルになっている。ケーブルがプレイ時に邪魔になることは実際のところそれほどないが、ふとした時に気になることもたしか。わずかなストレスも排除できるのがG733の強みだ。
続いてPC版のアカウントで『原神』をプレイ。とても高音質で、BGMが楽器の音までリアルに再現され、曲の編成によっては画面を飛び出して耳の横近くまで広がるように感じられるため、没入感が高まる。さらに街中で遠くから聞こえる話し声まで、きちんと聞き分けられるのだ。
台詞はハッキリと厚みのある音で、明瞭に聞こえる所もいい。なお、PCでのプレイでは「BLUE VO!CE」機能でマイク音の調整もでき、さらにサラウンド効果も設定可能。サラウンドではステレオ以上に音空間が自然な広がりを感じられるだろう。ゲームの世界をエンジョイしたいユーザー向けのバランスになるので、この効果目当てにG733を選んでも良さそうだ。
ちなみに、「ゲーム以外の目的ではゲーミングヘッドセットは使えるのか?」を検証。G733で、YouTubeの『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』公開中PVを鑑賞してみた。
ナレーション音声は声のニュアンスまでしっかりと伝わってくる。主題歌の音楽やアクションの音まで、すべて分離して聞ける情報量とサウンドバランスだ。ゲーミング以外でも、かなりの実力を兼ね備えたヘッドホンとして、普段使いにも活用できるだろう。
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