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【PR】評論家・野村ケンジが音質と特徴を徹底紹介

超個性派の “1台2役”イヤホン、いよいよ店頭販売へ!オウルテック「KPro01」実力チェック!

公開日 2021/01/29 13:00 野村ケンジ
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ひとことで表現するならば、なかなかに聴き心地の良いサウンド。音色は中高域の立ち上がりのスピーディーさはモニター系といえるが、いっぽうで聴き心地についてはリスニング向けといえる、絶妙なバランスのサウンドだ。

3.5mmステレオミニプラグのシルバーケーブルで音楽プレーヤーと有線接続した際の音質をチェック

アコースティック楽器との相性も良く、チェロはボーイングのタッチが普段より幾分柔らかく感じる、美しい音色を奏でている。ピアノも軽やかなタッチの、弾みの良い演奏を聴かせてくれる。さらにフルオーケストラでは、普段よりも抑揚感の高い、壮大な演奏を楽しませてくれる。

いっぽうで洋楽はというと、ロバート・グラスパー「ヒューマン」は低域の押し出しが普段よりも強め厚めだが、バランスは悪くない。アース、ウインド&ファイア「Let's Groove」も同じく低域が強めな傾向で、パワフルなグルーブを感じさせる。いっぽうで、ヴォーカルは自然、高域も刺激が少なく、全体的にはなかなかに聴きやすいサウンドといえる。

とはいえ、ベストのマッチングはやはりポップスやロック系だ。RADWIMPSも米津玄師も、パワフルでノリの良いサウンドを楽しめ、ヴォーカルもリアルさを感じる、声の特徴がしっかりと伝わる歌声を聴かせてくれる。

男性ヴォーカルと女性ヴォーカルでは、男性ヴォーカルのほうが魅力的に感じた。女性ヴォーカルもMYTH & ROIDなどはかなりヌケの良い心地よい歌声を楽しめるが、YOASOBIなど加工強めの歌声は途端にリアルさが感じ取れなくなるため、演奏との違和感が普段よりも強調されてしまう。逆にいえば、本来の声の特徴を素直に再現してくれるともいえる。

低域は聴き心地が良く、中は素直。こういったバランスのイヤホンは、そうそうお目にかかることはない。いちどハマると、替えの効かない愛機になりそうな気もする。ちなみに、「五等分の気持ち」は二乃(竹達彩奈)と 四葉(佐倉綾音)との相性がいい感じだった。

■「ひいき目に見ることなく魅力的な製品」

続いて、完全ワイヤレスイヤホンとしてBluetoothワイヤレスで「M6Pro」に接続する。ちなみにコーデックはaptXで繋がってくれた。

完全ワイヤレスイヤホンとしての装着イメージ

低域が強めのバランスはそのままに、中高域のフォーカス感がよくなって一段のキレの良い音へとシフト。

迫力も充分にあるので、MYTH & ROIDなどはグルーブ感溢れる分厚い演奏が楽しめるようになった。いっぽうで、EDM系にもマッチするイマドキのサウンドにシフトしたともいえる音色にも感じられるので、もしかすると“こちらの音のほうが聴き慣れている”という人がいるかもしれない。

最後に、「M6Pro」と専用USB Type−Cケーブルで接続してみる。こちらの音は、完全ワイヤレスイヤホンモードよりも更にウェルバランスなサウンド。個性や特徴という面はいちばんおとなしくなる印象だが、これはこれで、好みという人もいるだろう。また、遅延も少なく、映像コンテンツなども存分に楽しめた。

このように、オウルテック「KPro01」は、有線と無線を両立することで幅広い利用方法を実現した使い勝手の良い製品となっている。また、そのサウンドも特徴的で、特に有線接続では聴き心地と迫力が絶妙にバランスされた表現を楽しませてくれた。選べるガイド音声も含め、ひいき目に見ることなく魅力的な製品だと断言しよう。

(提供:オウルテック)

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