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【PR】プロのため、音質を妥協せずに開発

1DD×2BAハイブリッドでも2万円切り!注目完全ワイヤレスSTATUS「Between Pro」実力チェック!

公開日 2021/06/25 06:30 岩井 喬
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一線を画したスクエアのデザイン

3Dエルゴノミックデザインを取り入れつつ、他の製品とは一線を画したスクエアな意匠のボディを採用することで、唯一といえる個性を獲得した。イヤホン本体の防滴性能はIPX5。筐体は比較的大きく感じるが、前述したウイングチップも取り入れた装着性の高さと、片側あたり6.8gという軽量なつくりが、エルゴノミックデザインと相まってフィット感の高さをもたらしている。

スクエアな意匠のボディを採用する

さらに、スクエア部上側に設けられた物理ボタンによる操作系も、実に使い勝手が良い。本体をホールドしながらボタン操作を行うので、イヤホン保持の点でも優位に働くし、タッチセンサーによる誤動作に悩まされることなく、快適に音楽を楽しめる。スクエア部下側はガンメタリック調のアルミパーツが用いられ、本体のブラック色と好対照のカラーリングとなっている。

ガンメタリックとブラックが好対照のカラーリングだ

アルミパーツを下側に用いることで、重量バランスを整え装着時の安定感にも繋がっているのだろう。そしてサウンドと同じく不要な脚色を省いたシンプルなデザインのパッケージもBetween Proのスタンスの在り様を映し出しているといえる。

パッケージもシンプルなデザインだ

ニュートラルなサウンドと「絶妙なさじ加減の音調」

サウンドについては、Astell&KernのDAP「A&ultima SP1000M」とaptXコーデックで接続して確かめた。まず感じるのはIEMを目指したという狙いどおり、ニュートラルなサウンドバランス。ハイブリッド構成ならではの精細感のある高解像度な中高域と、サブウーファーのように安定感よくサウンド全体を支える高密度な低域が融合した、絶妙なさじ加減の音調だ。

装着イメージ。絶妙なさじ加減の音調だ

現在のライブ用PAスピーカーの主流である、ラインアレイ方式+サブウーファー構成を彷彿とさせるキレの良い、はつらつとしたサウンドでもあり、リズム隊の躍動感を滲みなく再現。ボーカルのヌケの良さ、輪郭感もBA型ドライバーならではの明瞭さが際立ち、ピアノやシンバルなど、高域にかけての倍音も煌きよく爽やかに描き出す。

オーケストラは管弦楽器のきめ細やかさ、分離の良さが音場のクリアさをさらに印象付けてくれる。ローエンドは伸びよく包み込むイメージで、太鼓系の響きもキレがよい。ジャズベースは胴鳴りを弾力良く響かせ、弦のしなりも艶良く滑らかに張り出し、耳当たり良いグルーヴを聴かせてくれる。

ピアノやシンバルのアタックはレスポンス良くシャープで、ブライトに響くものの硬すぎずスッキリと表現。ピアノの低域弦は素直に伸び、ナチュラルで存在感あるタッチである。ホーンセクションの響きも透明度が高くメリハリ良い。

ロック音源のリズム隊は密度良く締まり、グリップ良く繰り出される。ディストーションギターのリフは小気味よく軽快で、わずかにかけられたリヴァーブのニュアンスも明瞭につかみ取れた。

AAC対応なのでiPhoneと組み合わせて楽しめる

そして、ボーカルはハスキーな質感をハリ良く引き出すが、倍音で輪郭を引き立てるのではなく、ボディ感も丁寧に描き、ピーキーさを感じさせない。コーラスワークとの分離も良く、全体的にナチュラルな声のトーンを味わえた。ドラムセットの響きも自然で、ライドシンバルの響きも丁寧で余韻の階調性もスムーズだ。

さらにYouTubeなどの映像コンテンツも確認してみたが、比較的遮音性も高く、セリフやボーカルもBA型ドライバーによる明瞭なサウンドによって、街中でもしっかりと内容が聴き取れる。

気をつけたいのが、BA型ドライバーの正確なサウンド性も相まって、SBCやaptXコーデックでは映像と音声のずれが目立ってしまうこと。口元の動きがはっきりと音に出てくるようなコンテンツでは、この遅延が気になるかもしれない。その場合はAACコーデックで接続すれば、リップシンクのずれを気にせず作品に集中できるだろう。



スムーズな音の繋がりを見せる魅力的なモデルだ

Between Proは、TWSイヤホンで増えてきた、1ダイナミック+2BAのハイブリッド3ドライバー構成モデルの中で、高域から低域までバランスよく、スムーズな音の繋がりをみせる魅力的なモデルだ。IEMほどストイックなバランスではなく、ニュートラル基調の耳当たり良い絶妙なサウンド傾向となっており、脚色も少なくストレートに音源の良さを楽しめるイヤホンとなっている。

しかも、音質的に満足できるハイブリッド3ドライバー構成モデルの中で、2万円を切るプライスという点は “決定打” ともいえる優良ポイント。完成まで2年以上かけたというだけあって、ハイブリッド構成モデルの中でも屈指のバランスのよさ、実直なサウンド性をもっており、特に音質にこだわるリスナーには選択肢に加えていただきたい製品だ。

>STATUS「Between Pro」のプロジェクトページはこちら<

(提供:モダニティ株式会社)

■試聴音源

・レヴァイン指揮/シカゴ交響楽団『惑星』〜木星
(CDリッピング:44.1kHz/16bit・WAV)
・オスカー・ピーターソン・トリオ『プリーズ・リクエスト』〜ユー・ルック・グッド・トゥ・ミー
(CDリッピング:44.1kHz/16bit・WAV)
・デイヴ・メニケッティ『メニケッティ』〜メッシン・ウィズ・ミスター・ビッグ
(CDリッピング:44.1kHz/16bit・WAV)
・『Pure2 〜Ultimate Cool Japan Jazz〜』〜届かない恋
(2.8MHz・DSD)

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