【特別企画】アナログ再生システムを強化
アイテムごとに魅力的な効果を発揮!フルテックのアクセサリーで感動の音を引き出す
プレーヤーの電源ケーブルを「The Roxy」に交換した効果
■最大級の効果を得られる部分で、勢いやプレゼンスを高める
続いて、電源ケーブルを「The Roxy」に変更する。これまでの取材でも度々実感しているが、ターンテーブルの電源ケーブル交換は、プレーヤー周りのアクセサリーの中でも、最大級の効果が得られる部分だと筆者は認識している。
このケーブルは、スリムなIECコネクタと取り回しの良さを重視したケーブルで、独自の超低温処理を施したα-OFC導体に銀メッキを施した導体を採用。コネクタの電極部は、純銅に24k金メッキが施されている。
ラックスマンの純正ケーブルから交換すると、中高域のプレゼンスが高い音へと変化した。例えばピアノであれば、楽器の木質的な響きがピックアップされるような、ヴォーカルであればよりドライな歌声になるような、明るく抜けるようなサウンドが楽しめる。定位やディテールを細かく追求するというより、音楽が迫ってくるかのような勢いのある音への変化を堪能できる。
ケーブルスタビライザー「NCF Booster-Signal-L」の効果
■端子やケーブルを支持すると、S/Nが向上し低域も磐石に
最後に「NCF Booster-Signal-L」をセットしてその効果を探った。本品は、樹脂に独自素材NCFを配合した特殊素材による本体で、コネクタやケーブル部を保持することで、制振効果と静電効果を得るアクセサリーだ。
「L」という名の型番通り、低い高さで使える設計となっている。電源ケーブルのコネクタの下に、若干突っ張るように挿入すると、より鮮明かつ音の勢いが増すかのような効果を感じた。S/N感が増し、ピアノの高音域の打鍵やシンバルのアタックなどが勢いを増す。さらに、付属のゴムリングを使ってケーブルをブースターへとしっかり密着させると、低域の磐石さが大きく向上した。ベースのボトムや、スネアやタムタムに張りが出るのだ。同様に、フォノケーブルの保持にも使用したが、とりわけS/N感の向上効果が明瞭であった。
以上、アイテムごとに魅力的な効果が得られたテスト結果であった。ぜひともあなたのシステム・チューンアップにご活用頂ければ幸いだ。
【Monaco LP Stabilizer】●サイズ:高さ28.0±0.5mm×45φ●質量:210g±5g●材質:非磁性体ステンレスブロック+高性能制振シート●仕上げ:クロスカーボンファイバー
【Monza LP Stabilizer】●サイズ:高さ28.0±0.5mm×79φ●質量:350g±5g●材質:非磁性体ステンレスブロック+高性能制振シート●仕上げ:クロスカーボンファイバー
【The Roxy】●導体:銀コーティングα-OFC導体(構成→37本/0.26mmφ×2極)、α-OFC導体(構成→37本/0.26mmφ×1極)●絶縁体:オーディオグレードポリエチレン●プラグ:FI-11M-N1(G)●IECコネクタ:FI-C15(G)(高伝導素材の純銅の上に24k金メッキ処理)●長さ変更の特注対応可能
【NCF Booster-Signal-L】●クレイドル:フラットタイプ●高さ設定:基本(一番低い位置での高さ)23.8mm、延長81.4mm(オプションでさらに追加可能)●ベースユニット外部サイズ:89.8×66.0mm●外部サイズ:46W×106L×23.8Hmm●質量:基本約130.5g、延長約177.5g●付属品:エクステンションシャフトバー×2本、固定リング×2本、特殊PU滑り止め透明マット×4個