空きコンセントに挿すだけの手軽にできるノイズ対策
フルテック「NCF Clear Line」のベストな導入法を自宅システムで検証
「NCF Clear Line」1個で納得の効果を狙うなら、この順番で使うといい
■ソースない付帯音が減少し、透明感を増して音像を明瞭にしてくれる
最初に、「NCF Clear Line」をひとつ装着するのはどこがいいか。いろいろやった結論は、CDプレーヤーの電源ケーブルの横に装着した時だ。この時の再生音は透明感が増して、程よくコントラスも強く、音像が明瞭に見えてくる。また、高周波のノイズはソフトに入っている元の音にまとわりついて、音像どうしが癒着するような悪影響を与えるが、それがかなり減少している。
さて、2番目に効果があったのはプリアンプかパワーアンプの横か悩むところだが、パワーアンプの電源プラグの横に挿した時を挙げておこう。オーディエンスの拍手の量が妙に増えて雑然と鳴っていた感じが、ずいぶん抑えられている。大きく言うと、音楽ソフトに入っていない付帯音が減少しているのだ。
音色的には雑味がなくなり、音像的にはまとまりが良くなる。S/N感が良くなるために、アンプの駆動力が増して、押し出しがいいように感じられるのもいい。ただ、空間の透明感や見通しの良さについてはCDプレーヤーの電源ケーブルの横に挿した方が良く、このあたり、いわゆる「上流がいいか下流がいいか論争」につながってくる。
ちなみにプリアンプの横に挿した時は、CDプレーヤーの横よりも、低音の音像がはっきりしたり、サウンドステージがやや手前に展開して、音楽に近い感じが出てくる。プリの役目は絵で言えばデッサンで、まさにその要素の表現力が上がっている。ただし、高域の歪みっぽさが残るし、比較するとCDプレーヤーの横の方が効果が大きい。
ハイファイ性能をさらに上げたいなら増設がお薦め
■2個目3個目と増設すると、音の純度はどんどん向上する
以上が「NCF Clear Line」をひとつだけ使った時の効果だが、できれば2つ目、3つ目を使いたいところだ。実際にやってみたが、上記の効果のある順番、つまりまずCDプレーヤーの電源ケーブルの横、2つ目をパワーアンプの横、3つ目をプリの横、というように増やしていくと、音の純度やハイファイ性能はどんどん上がっていく。
「ノイズは外部からだけでなく、それぞれのコンポーネント自身でも発生し、電源ケーブルを通して還流させる」というのが筆者の考え方だが、特に、デジタルを扱うコンポーネントや、CDプレーヤーやアナログプレーヤーのようにモーターを回転させるもの、そしてパワーアンプのように大電力を消費するものに対して「NCF Clear Line」は効果が高い。ということで、複数使用も使いこなしの案として考えてみてほしい。
【NCF Clear Line】●サイズ:約39.5W×88.4Lmm●質量:約69g(ネット)●全ての導電性パーツはロジウムメッキ+アルファプロセス処理●優れた振動減衰特性を持つマルチマテリアルハイブリッド構造