NCFシェルをコネクターに採用
NCF素材採用LANケーブル、フルテック「LAN-8 NCF」の音質効果をレビュー
フルテックから、電源パーツやアクセサリーに採用することで画期的な効果を生んでいる話題の素材 “NCF” を、コネクターのシェルに調合したカテゴリー8対応8P8C S/FTP LANケーブル「LAN-8 NCF」が発売された。同ブランドの「高音質ハイエンド・グレード」に位置づけられる、このイーサネットLANケーブル。その優れた静電気と制振対策効果は、ネットワーク再生にどんな効き目を発揮するのだろうか。早速、小原由夫氏が自宅のシステムに導入して試聴レポートを実施した。
入念なマルチマテリアルハイブリッド構造を採用
■NCFを端子に初採用した、カテゴリー8LANケーブル(Text by 小原由夫)
LANケーブルの最新のハイクラス規格は、カテゴリー8。これは、最大40Gbpsの転送速度に準拠していることが認定条件のひとつだが、オーディオグレードからみれば、もちろんそれだけで音がいいかどうかは決まらない。導体や素材の工夫、シールドや絶縁材の選択も重要だ。
フルテックはここ数年強力に推し進めているオリジナル素材「NCF」を、コネクター・シェル部分に採用したLANケーブル「LAN-8 NCF」をリリースした。NCFはシェルの樹脂材に混合されており、これが静電気対策に加え、強力な制振効果を発揮。ノイズの発生を抑えることで、S/N向上とローレベルの情報量アップが期待できるわけだ。
外被は、同社のコーポレイテッドカラーである青紫色のメッシュ仕上げ。内部は「40GBASE-T」に対応した構造で、クロストークやノイズに対処した二重アルミ箔シールドとし、その上にさらにα銅導体の編組網目シールドを施した三重シールドとなっている。
肝心の信号線用の導体には、24AWG純銀メッキのα-OCC(OCC導体にマイナス196度の超低温処理+特殊電磁界処理を施したもの)を採用。これを、特殊な高密度ポリエチレン4対のツイストペアケーブルで構成し、内挿している。RJ45コネクターの端子部は、肉厚の金メッキである。
入念なマルチマテリアルハイブリッド構造を採用
■NCFを端子に初採用した、カテゴリー8LANケーブル(Text by 小原由夫)
LANケーブルの最新のハイクラス規格は、カテゴリー8。これは、最大40Gbpsの転送速度に準拠していることが認定条件のひとつだが、オーディオグレードからみれば、もちろんそれだけで音がいいかどうかは決まらない。導体や素材の工夫、シールドや絶縁材の選択も重要だ。
フルテックはここ数年強力に推し進めているオリジナル素材「NCF」を、コネクター・シェル部分に採用したLANケーブル「LAN-8 NCF」をリリースした。NCFはシェルの樹脂材に混合されており、これが静電気対策に加え、強力な制振効果を発揮。ノイズの発生を抑えることで、S/N向上とローレベルの情報量アップが期待できるわけだ。
外被は、同社のコーポレイテッドカラーである青紫色のメッシュ仕上げ。内部は「40GBASE-T」に対応した構造で、クロストークやノイズに対処した二重アルミ箔シールドとし、その上にさらにα銅導体の編組網目シールドを施した三重シールドとなっている。
肝心の信号線用の導体には、24AWG純銀メッキのα-OCC(OCC導体にマイナス196度の超低温処理+特殊電磁界処理を施したもの)を採用。これを、特殊な高密度ポリエチレン4対のツイストペアケーブルで構成し、内挿している。RJ45コネクターの端子部は、肉厚の金メッキである。